新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A
NO.424 何かおもしろくなる方法を教えてください
投稿者 マグロさん 拡張員 投稿日時 2007.7. 4 PM 3:10
ここ2年ほど契約がなかなかとれず楽しさを感じられないのです。どうせ駄目だからと思い、訪問件数が減っています。
何かおもしろくなる方法を教えてください。よろしくお願いします。
回答者 ゲン
『何かおもしろくなる方法を教えてください』ということやが、あんたにとって何が面白いのかというのは、ワシでは分からんから難しい質問やと思う。
面白さの基準は人によってそれぞれ違うからな。ワシが面白いと思うことでも、あんたにとっては、それほどでもないということもあるやろうし、その逆もある。
ただ、『ここ2年ほど契約がなかなかとれず楽しさを感じられないのです』ということで、契約を上げることが、その楽しさにつながるというのなら方法はある。
ベテランが、こういう状況に陥るのは、たいていはマンネリ状態になるためや。いつも同じことを繰り返しとるように思うてしまう。
マンネリになると新鮮さというのがなくなるから、面白さにも欠けるようになる。面白くなくなると意欲も削がれる。
意欲が削がれると叩く(訪問)件数が減る。叩く件数が減ると契約はさらに上がらんようになる。契約が上がらんと面白くなくなるから、さらにやる気も失せる。
人は一度、こういう悪循環に陥ると、何かのきっかけを見つけん限りはそこから抜け出すのはなかなか難しいもんなんや。それには相当な精神力を要する。
しかも、これは多分にその人の性格的なものにも左右するから、簡単に解決する問題でもない。
ワシの場合は、根が単純なせいか、あまり物事を深刻に考えることが少ないから、そういう事態にならずに救われとるがな。
そら、ワシかて人間やから、たまにはどうにもならんほど落ち込むこともあるが、そういうのは長続きはせん。
たいていは、すぐ開き直る。「考えてもしゃあない。なるようにしかならんわい」とな。
人間開き直ると、結構、何とかなるもんや。少なくとも、ワシは今までがそうやった。
あんたの場合は、マンネリにより成績が落ち込んどるようやから、今までとは違う営業スタイルで拡張するのも効果があるのやないかな。
その参考として『ゲンさんの勧誘・拡張営業講座 第2章 新聞営業の実践についての考え方 拡張トーク編』および『ゲンさんの勧誘・拡張営業講座 第2章 新聞営業の実践についての考え方 拡張タイプ編』 が役に立つのやないかと思う。
ここには、いろんなパターンのトークやスタイルを紹介しとるから、自分がええなという方法が何か見つかるかも知れん。
人間、あかんと思うたら、何をしても上手くはいかん。これについては、あんたは、現在、身をもって体験しとるから良う分かるはずや。
逆に、できると思い込めば、不思議とできるもんなんや。これは、そう思い込むことで、何とかその方法を考え出そうとするからやと思う。
そんなに簡単にできたら世話ないと言うかも知れんが、これは、考えとるほど難しいことでもない。
イメージトレーニングで、ある程度、それは可能になる。
あんたにも、この仕事が面白くて調子の良かったときがあったはずや。そのときのことを思い浮かべるんや。初めて契約を上げたときの喜びを思い出してみるのもええ。
日々の仕事を始める前、その状況だけを思い起こすわけや。今のあんたは、おそらく、悪い方にしか物事を考えてないのやろうと思う。それではあかん。
営業の仕事は、90%以上は精神的なものが左右する。気持ち持ち方次第で決まると言うてもええ。気持ちが萎えてしもうたら、上がる契約も上がらんようになる。
もっとも、残り10%は、運や偶然の要素があるから、叩いてさえおれば、それでも契約が上がることもある。確率は恐ろしく低いがな。
『訪問件数が減っています』というのは、はっきり言うて致命的や。気が乗らん、叩けんでは契約を上げるのは無理やと思う。
まず、そこから治さなあかんわな。面白くないのなら、無理にでも楽しくするようにせなあかん。
具体的には、常に笑うことや。せめて、叩いとるときくらいは笑顔を絶やさんようにした方がええ。
ワシなんか、いつも、その笑顔を作るために手鏡を持っとるさかいな。気が滅入ったなと思うたら、その手鏡を見て笑う練習をする。
笑う門には福来たる。昔の陳腐なことわざやと思うかも知れんが、これは真実やとワシは確信しとる。
考えたら分かると思うが、辛気くさい顔をした営業員からは誰も契約しようとは思わんで。反対に満面の笑顔を浮かべとる相手に好印象を持てば、いらんものでもつい買うてしまう。そういう人は結構多い。
笑顔は、自分自身の気持ちを高揚させると同時に、相手もええ気持ちにさせるもんや。そんな便利なものが、気持ち一つで簡単にできるんやから、使わん手はないと思う。
これをもっと極めたいのなら、どこかの公園のような所で、大声で笑う訓練をすることや。
もっとも、これについては、ワシも、この道に入った当初、ある人から教わったことで受け売りなんやがな。
その詳しいことは、『新聞勧誘・拡張ショート・ショート・短編集 第3話 命の笑い』 で話とるから、それを見て貰えば、今のあんたには参考になるはずや。
まあ、騙されたと思うて、それらを読んでみてほしい。楽しみで読むのなら『メールマガジン・新聞拡張員ゲンさんの裏話・バックナンバー』もええかも知れん。ここにも、営業のヒントは結構あると思うさかいな。
それで、何かのきっかけをつかんでほしいと思う。