新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A
NO.442 自分の力を試したくて
投稿者 Mさん 投稿日時 2007.8.20 PM 3:21
はじめましてゲンさんハカセさん。
大変厳しいのは承知ですが今の仕事を辞めて拡張員をしたいのですが、少し前(4〜5年)にはスポーツ新聞の募集欄に、そこそこ掲載してたはずが今はほとんどありません。
当方、大阪です。今は何処にどのように募集しているのか教えて下さい。
回答者 ゲン
以前は、このサイトでも拡張員の募集コーナーというのがあったが、都合により今は休止状態になっとる。再開の予定も今のところない。
その事情はそれぞれあるが、現在、拡張団全体の流れとして人員を減らしその規模を縮小する傾向にある。つまり、募集するのを当分取り止めたというのが一番大きな理由のようや。特に都市部で、それが顕著になっとると聞く。
このサイトの導入部の一つ『拡張員になる者』の中で「圧倒的に多いのがスポーツ新聞の求人欄に応募して来る者や」と言うてたが、現在、それが極端に少なくなっとるのも、そういうことやと思う。
新聞拡張団の特徴として、永続的な求人募集をする所は少ない。そのときの募集人員はたいてい数名程度が普通やから、それが達成されると打ち切る。
スポーツ紙の求人広告料金は2、3日の掲載で数万円程度と比較的費用も手頃やし、効果も結構高いから、それを利用する拡張団が多いわけや。
ただ、広告の掲載が少なくなったから拡張員としての仕事自体が、それに比例して極端に減ったというほどでもないとは思うがな。
拡張団所属の拡張員は確かに減少傾向やが、その反面、新聞販売店が自前の専拡(専属拡張員)を雇うケースが増えつつある。
新聞販売店は拡張員とは反対に、慢性の人手不足で悩んどる所が多いから、スポーツ紙での求人募集は相当数、毎日掲載されとるはずや。
その新聞販売店に専拡を募集しとるかという問い合わせをすれば、そういう所を見つけるのは可能かも知れんが、まるっきりの素人では、それも無理やと思う。
現在、拡張団の多くは経験者よりも素人を雇いたがるという傾向にあるが、新聞販売店は逆で、経験者を優遇するようやさかいな。
まあ、それも当たり前で、素人を雇うのやったら、既存の従業員を教育する方が早いわな。
ただ、関西では、新聞販売店のオーナーが拡張団も経営しとるというケースもあるから、新聞販売店にこまめに問い合わせるというのも手ではあるがな。
あんたの住んどる大阪では、スポーツ紙での募集は少ないとのことやが、東京、名古屋方面やと、まだ結構、掲載しとるようやで。
大阪、関西方面に固執してないのやったら、それらの地域で探すのも選択肢の一つやと思う。
インターネットも同様で大阪の新聞営業の募集は少ないとハカセも言うてた。関東方面やとYahooやGoogleなどで「新聞営業求人」のキーワードでそこそこヒットするようやけどな。
因みに「新聞拡張員募集」なんかのキーワードは止めときや。一番上にヒットするのは、休止状態にあるこのサイトのページやさかいな。他もあんたの望むような情報は少ないはずや。
ワシの私見もあるが、関西方面の拡張団は、求人広告を打つのならスポーツ紙でという考え方のところが多いようやから、大阪で見つけるのなら気長に広告が出るのを待つしかないのと違うかなと思う。
あんたはどうしても拡張員になることに固執されとるのかな。
自分の力を試したくて営業の仕事がしたいというのなら、他に建築業界や保険業界といった選択肢もあるはずやし、その方が求人は圧倒的に多いと思うのやがな。
まあ、それは何か理由あってのことやろうから、詮索するつもりはないが、現在、仕事があるのなら、それを続けながらじっくり構えて探した方が無難やとだけは言うとく。
例え、募集先があったとしても、そこが必ずしもあんたに合うとる所とは限らんしな。
ワシも、ここに相談されてきた手前、「やっぱりあかんかった」という話を後で聞かされるのは辛いさかいな。
結果的にあんたの期待する答にはほど遠かったかも知れんが、ワシが答えられるのはこの程度や。
ただ、このサイトを見られた関西の拡張団の方が、「うちで募集しとる」という連絡が入ったら知らせるつもりやが、それはあまりあてにせんといてな。
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