新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A
NO.462 自己紹介文の添削をお願いしたいのですが
投稿者 元ヒーラーさん 投稿日時 2007.9.25 AM 10:48
10日ほど前にこのサイトを見つけて以来楽しく拝見させていただいています。Q&A以外はすべて読まさせていただきました。
ところで、10月より新聞販売店の専業になります。お客と顔なじみになりより多くの勧誘を実現したいので自己紹介文を配ってみようと思ってます。
内容・やり方など指導してもらえるとありがたいのですが・・・
こんにちは!
この度○○新聞販売店でこの地区を担当することになった○○というものです。私には特技がありまして、人の体の柔軟性などを直接体に触れなくとも変化させることができます。興味をもった方はお気軽にお声掛けください。マジックをおみせしましょう。マジック体験により、『心身相関』『人体も自然の一部』ということが体感できると思います。
私の技に感動したからといって、新聞を契約してくれなんていいません。
とりあえず自己紹介ということで、これから宜しくおねがいします。
回答者 ゲン
営業にとって自分を売り込むというのは悪いことやない。特に新聞勧誘には大切なことやと思うし、大いにすべきやとサイトの『ゲンさんの勧誘・拡張営業講座』でも言うてることや。
しかし、文書で個人のアピールをするというのは、この業界ではあまり聞かんな。その発想は、商店主などの客待ちの営業経験者にありがちなものやな。
それについての、ワシの感想、意見は後で言うとして、その紹介文を添削してほしいということなら、ワシよりハカセの方が適任やさかい、先にハカセの意見を聞いてほしいと思う。
コメント ハカセ
文章の添削ということでしたら、全体的にはそれほど問題があるとは思えません。
ただ、『興味をもった方はお気軽にお声掛けください』の部分に、『お気軽にお声』と、『お』が二重に使われていることにより、どこかぎこちない感じを与えています。
敬語を使われるのでしたら「興味をもった方」を「興味をもたれた方」とした方がよろしいかと思います。
それと、もう一箇所、「……が体感できると思います」の部分を「……を体感していただけるかと思います」と敬語にされた方が無難だと思います。
「体感できる」だと、「体感させてやる」というニュアンスが漂い、高所から見下ろし不遜だと受け取られるおそれがあります。
但し、これらは添削を希望されているということで敢えてそう指摘させていただいたわけで、このままでも、その意味は十分に通じますから、大きな問題というほどでもないとは思いますが。
それ以外は、文章に破綻はありませんね。かなり、文章を書き慣れた人だというのも分かります。
読む人に「あれ?」と興味を抱かせる構成にもなっていますし、どことなくユーモラスな感じも受けますので、掴みを目的とした文章としては大変よろしいのではないでしょうか。
ということや。
これをどんな文書として配るつもりなのかな。ワシら拡張員の中には、名刺の裏面にちょっとした文面を印刷して、これはという人に渡しとる者がおるけどな。
これをチラシとして配布するというのは、あまり聞かんから、効果があるかどうかとなると何とも言えんで。
このQ&Aに『NO.375 一度検証して頂けませんか?』というのがある。内容は、客とのトラブル防止のための文章を配布したいということやったが、狙いとしてはあんたと同じやと思う。
結局、その人は、その文書の配布は、しばらく様子を見てからということにされたようやがな。
この中でも言うてるが、こういう文書を渡すよりか、直接的な訴えをした方がええのやないかなと思う。
そのときに、あんたの特技を生かした営業をした方が効果的やという気がするがな。
ただ、そういうアイデア自体は悪いことやない。創意工夫しようとの表れやさかいな。その気持ちさえあれば、それほど心配することはないと思うよ。
しかし、それよりも、新しい仕事を始められるのなら、まずそこでのやり方を覚えるのが先やないかな。
それに、専業になられるのなら、特別に営業を意識せんでも自然に顧客と接することが多くなるはずや。
集金時もそうやし、この業界では「止め押し」と言うて、現在、購読中の顧客に契約延長の依頼をするという営業もある。
一般の勧誘では、なかなか顧客と会うことすら難しいもんやが、現読の人とは簡単にそういう話もできる。もちろん、それで納得してもらえるかどうかは、その説得次第やがな。
そのときに、あんたの特技を披露すればええのやないかな。それが評判になれば、あんたの大きな武器にもなるやろうしな。
始める前から、必要以上に入れ込まん方がええと思うよ。あまり考えすぎると思惑と違うた場合、軌道修正が難しくなるさかいな。
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