新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.477 押しが強くなる方法があれば教えてください


投稿者 ラブラブさん  投稿日時 2007.10.26 PM 10:17


NO.475での回答ありがとうごさいました! 具体的かつポイントを押さえた意見! 非常に参考になります☆

今まで経営セミナー・本など読んできましたがそのどれよりもです(本当に(^^)v)

あと一つ質問よろしいでしょうか?

私はマジメな性格のせいか相手の顔色をみながら営業してしまうところがあります!

押しが強くなる方法があれば教えていただきたく存じます☆

ご回答よろしくお願いします!


回答者 ゲン


ワシがこのサイトで良く「真面目な拡張員」と言うてるのは「不法行為をしない拡張員」という意味で、善良な人間というのとは少し違う。

『マジメな性格』であることは、人として美徳の一つやと思う。

しかし、営業をするにはそれだけやと辛い。

営業というのは、相手に商品、およびサービスを売り込む行為のことやが、それが必ずしも歓迎されることやとは限らん。

よほどその商品を相手が気に入って欲してない限り、断ってくるのが普通や。

まず営業というのは、そこからがスタートやという風に思えなあかん。

断られたところで終わりでは、それ以上、進みようがないわな。営業の世界では、そういうのは、ただの「ご用聞き」と言うて蔑まれることになる。

その程度のことは、あんたも十分承知されておられるはずや。

ただ、それ以上、食い下がる場合、熱心な営業マンと思われるのと、しつこいと嫌われるのとでは大違いということになるが、その線引きは実際のところ非常に難しいと思う。

なぜ難しいか。

それは、前回の回答でも言うたが、自分の立場のみ重視して相手のことを考えんからや。

自分の成績のために「買ってほしい」という意識が強すぎれば、相手もそれと察知して「しつこい」と受け取られやすいが、「この商品をこちらで買えば、こんな利点(得)がありますよ」と、相手のためという立場で説けば、「なかなか熱心な営業マンやな」ということになりやすいわけや。

押しの強い営業というのは、「強引な営業」ということと混同されることが多いが、そうやない。それが成功するのやったら、押し売りをすればすべて上手くいくということになるさかいな。

しかし、現実は、そんなことはないわな。

つまり、この商品を相手が買うことで、相手にも「利益がある」「得をする」のやと信じて営業することを心がければ、押し売り的要素も薄れ、自然に押す営業もできるということにつながるというのが、ワシの考えや。

また、押しの強い営業というのは、積極性の有無に関わるから、その営業員の性格、性質にも影響するもんやとも思う。

『相手の顔色をみながら営業してしまう』というのは、状況に即して臨機応変に対応するという意味も含まれるから、あながち悪いとばかりは言えんが、それが消極性につながっとるというのならマイナスやわな。

そういう意味では、積極性を身につけるということが、まず求められる。当たり前やが、積極性のない人間に、押しの強い営業はできんやろうからな。

ゲンさんの勧誘・拡張営業講座 第2章 新聞営業の実践についての考え方 拡張タイプ編 その2積極果敢タイプ』というのがあるから、参考になる部分があれば、取り入れてほしいと思う。

ただ、あんたの言う『マジメな性格』というのも営業では捨てがたいものがあるのも、また事実や。

これについても『ゲンさんの勧誘・拡張営業講座 第2章 新聞営業の実践についての考え方 拡張タイプ編 その3生真面目タイプ』で言及しとるから見ておいてほしい。

『押しが強くなる方法があれば教えていただきたく存じます』というのも、それらの功罪および、あんたの性質、向き不向きを客観的に考えて、どうするか判断した方がええと思う。

積極的になれると判断すれば、そうなるように。また真面目さを売りにする方がええと思うのなら、それで進むという具合にな。

何でもそうやが、無理はあかんで。無理してなろうとしても、そんなもの長続きすることもないし上手くいくわけもないさかいな。

ただ、あんたに向くかどうか、なる気があるかどうかは別にして、押しの強い営業する人間は、「図々しい」面を持ち合わせとる者が多いというのは知ってた方がええ。

そういう人間は「この商品はどうですか」「契約していただけませんか」という営業はあまりせん。

「この商品を買わないと損ですよ」「契約しないと後悔しますよ」という類の営業トークをすることが多い。

もちろん、これは、そうしろと言うてるのやない。

営業のパターンというのは数限りなくあり、どれが正解で、どれが一番ええかということは誰にも分からんし言えることでもないと思うさかいな。

当たり前やが、営業にそんな便利なものが存在することはない。

せやからこそ、そのための経営セミナーなり専門の営業本が数限りなく存在するのやからな。

肝心なのは、どれが自分にとって向いてるか、あるいはやりがいのある方法かということを知ることやと思う。

人から「これがええで」と言われた方法をそのとおりにしたからと言うて誰もが成功するわけやないしな。

営業方法は、10人おれば10通り、100人おれば100通り、1000人おれば……キリがないけど、そういうもんや。

ベストなのは、いかに自分のスタイルを確立できるかやと思う。


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