新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.480 既に配達された新聞が契約内容と違った場合


投稿者 匿名希望さん  投稿日時 2007.10.30 PM 6:11


ゲンさん、ハカセさん、はじめまして。最近ホームページを見つけてよく見させていただいてます。

早速ですが相談があります。

数ヶ月前にセット版で新聞を契約し、既にその数ヶ月分の新聞代も払っているのですが、夕刊が届かず朝刊だけしか届きません。しかし、支払った料金はすべてセット版の料金でした。

契約時は朝刊のみかセット版かと聞かれて自らセット版をお願いして契約しました。

実際には朝刊しか届いてないので余計にお金を払っていることになるのですが、この場合既に配達された分の差額分は返還されますか?

その差額分を後に付け足しで配達されたり、それすらなかったりということはあるのでしょうか?


回答者 ゲン


『数ヶ月前にセット版で新聞を契約し、既にその数ヶ月分の新聞代も払っているのですが夕刊が届かず朝刊だけしか届きません』

ということやが、その期間はどのくらい続いとるのかな? 最初からということなのやろうか。 

通常、そういうのが1日でもあったら苦情を言うもんやがな。また、言うべきやと思う。それがずっと続いとるというのなら尚更や。

これは明らかな配達ミスやと思う。

『支払った料金はすべてセット版の料金でした』というケースで、意図してそんなことをする販売店はないはずや。

配達ミスは、それをアピールせんことには分からん場合が多い。

あんたにしてみたら、ミスはあってはならんということやろうけど、新聞販売店に限らず、そこに人間が関わっている限り、残念ながらミスは避けようがないと思う。

夕刊の配達がされとらんということやが、その配達人が最初の1日に配り忘れなどのミスを冒した場合、どこからもそのクレームがなければ気がつかんということになり、それがそのまま続くということは十分考えられる。

また、新聞販売店には、毎日の配達指示書というのが、配達人に渡され、それを確認して配達するのやが、その販売店の手違いで、配達指示書の夕刊の分だけ欠落、忘れということになっていたのかも知れん。

これも、クレームがなければ、そのままの状態で経過しやすい。

もっとも、せやから仕方がないと言うてるのやないがな。

『実際には朝刊しか届いてないので余計にお金を払っていることになるのですが、この場合既に配達された分の差額分は返還されますか?』ということやが、これは、そう言うて請求すれば、たいていの販売店が応じるはずや。

ただ、「何で、最初に入っていなかったときに連絡してくれなかったのですか」と苦言を呈され不快に感じることがあるかも知れんがな。

あるいは、ほとんどないケースやとは思うが、「クレームのない場合には、その返金には応じられません」という場合があるかも知れん。それが、始まった時期が特定できんとしてな。

返金されたとしても、新聞社、地域、各販売店により、その夕刊代金の扱いは様々やから、あんたが考えておられるとおりの返金がされるとは限らんと思う。

その契約書に、朝刊代いくら、夕刊代いくらと記載されとれば別やが、セット価格というのは、たいてい一括で記載されとるはずやからな。

ワシの知る限り、1ヶ月200円から900円と、そのバラツキがかなりあるようや。平均で500円というところかな。

そう聞くと、「夕刊て、そんな安いもんなんか」と思われるかも知れんが、これは、その差額を少なくすることによって、「それやったら、朝刊を取る方が得や」と思わせる効果を狙って、その値段設定しとるというのがあるわけや。

したがって、「夕刊だけ配達してくれ」と言うても、その値段にはならんやろうし、第一に夕刊のみの配達を受ける販売店も少ないと思う。

多くの販売店にとっては、夕刊の配達はサービスでやっているという感覚が強いさかいな。

結論として、差額分の返金がされるのは間違いないやろうが、その額はまちまちやということになる。

『その差額分を後に付け足しで配達されたり、それすらなかったりということはあるのでしょうか?』ということやが、『その差額分を後に付け足しで配達されたり』するというのは考え辛い。

何より、その販売店は、おそらく夕刊の配達ミスすら、現在もって気がついておらんやろうからな。気づいとらんミスを修正することはないわな。

『それすらなかったりということはあるのでしょうか?』と危惧されておられるとおり、期間が終了すれば、そのままということも十分考えられる。

あんたは、苦情やクレームを言うのが苦手か嫌なのかも知れんが、世の中、それをアピールせんことには分かってもらえんというのは多いと思う。

苦情を言うことで、トラブルになると思うておられるのなら逆や。もっとも、そのアピールの仕方にもよるがな。

怒りをぶつけるだけのアピールやと、売り言葉に買い言葉となり、そのこと自体についての、ええ悪いには関係なくトラブルになる場合が往々にしてあるさかいな。

このケースやと、最初にそれがあった日に「今日、夕刊が入ってませんけど」と伝えとけば、「どうも、すみませんでした」となり、以降、そういうことはなくなっていたはずや。

苦情やクレームを言うというのは、良く相手の気を悪くするのやないかと考えられる人がおられるが、そんな考えは捨てた方がええと思う。

むしろ、そうすることが、「相手に対しての親切や」くらいに考えることや。相手にとっても、そのミスに気づくことができるわけやからな。

親切のために「苦情」や「クレーム」言うのやと思えば、ええのと違うかな。

いずれにしても、このままやと、いつまで経ってもラチがあかんやろうから、すぐにでもアピールしといた方がええと思うよ。


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