新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.494 こんな場合は、どうすれば?


投稿者 Mさん  投稿日時 2007.12. 1 PM 5:30


ゲンさん、ハカセさんはじめまして。突然ですが新聞の契約について相談させて下さい。

平成18年の1月に平成19年の1月〜12月までの1年契約をしました。

しかし、その後1年程前に、経済的理由から読めない事を伝え、話し合いの末、『拡張員に払ったという1万円を払うので解約して下さい』と言った所、『ではその条件でいいですか?』『それでは解約しておきます』と言われ新聞も届かなくなりました。

そこまではよかったのですが、その後、販売店から連絡もお金を取りに来る事もなく1年が経とうとして最近ある事を思い出しました。

実は、その話し合いの時、初めは『購読を来年からに延ばしておくので来年も無理なら又おなじ話をして下さい』と言われたのですが、私はある事情から電話恐怖症になり、決心してもギリギリまで電話をかけられなかったり、友達にかけるのも緊張するほど苦手なったりしてたので、販売店に電話をするのは断っていました。

結局、その時は『解約しとく』と言われ一安心だったのですが、来年から新聞は届くのでしょうか? 来年も新聞を取るのは無理なのですが…。

又お金はどうすればいいのでしょうか? もし届いた時の対処法はありますか?

ちなみに契約書は初めの平成19年の1月〜1年間のままで、解約済みの印も契約先延ばしの新しい契約もしていません。

今まで忘れていた私も悪いのですが、どうかアドバイスをお願いいたします。


回答者 ゲン


その契約が、すでに解除になっていて『1万円を払う』という約束だけが忘れられたままになっているのか、購読が1年延長になっているのかは、あんたの話だけやとちょっと分かりにくいな。

ワシの受ける印象やと、後者の延長になっとる可能性の方が高そうに思う。

一般論で言えば、『1万円を払う』という約束が本当にできていたのなら、その金を受け取りに来んというのは、まず考えられんことや。

あるいは、そのときに話し合いに来たという販売店の人間の立場にもよるが、その場は『1万円を払う』という約束をしたものの、その話を店に持ち帰って、店長や所長あたりに「そんな話は認められん」と叱責を受けて、勝手に延長の手続きをしたということも考えられる。

それとも、その販売店員が、解約の処理をしながら、忘れてしもうとるということもある。

後になって、そういう心配を避けるためには、解約になった場合、契約書に「解約済み」と書いてもらうよう、このサイトでも折に触れアドバイスしとるわけや。販売店人間もそれには応じるはずやさかいな。

ただ、それを今、ここで言うてもしゃないがな。

いずれにしても、その販売店と連絡を取らん限り、確かなことは分かりそうもないと思う。

普通は、電話して聞いたらええやないかということで終いやが、電話恐怖症ということなら、それをするのも苦痛やろうから、やっかいやわな。

ワシは、新聞に関しての相談には乗るが、心理カウンセラーやないから、その恐怖症の類については、正直、良う分からん。

また、ワシ自身、何かが怖くてたまらんというようなことも今まで経験したこともあまりないから、あんたの身になってというのも考えにくい。

そういうのとは縁遠い男やさかいな。

ヤクザの撃った拳銃の流れ弾に当たりそうになったり、いきなり木刀で襲われたりしたことが過去にあるけど、そのときでさえ、割と冷静で怖いとは感じんかったほどや。

まあ、さすがに危ないとは思うたが、言うても、そんな程度や。

それには、あんたのような繊細な神経を持ち合わせてないということもあるのかも知れんけどな。あまり、物事を悲観的に考えるのが苦手やというのもある。

せやから、そういう相談をするには、最も頼りにならん男やろうと思う。もっとも、あんたも、電話恐怖症の相談をするつもりもないやろうけどな。

ただ、あんたのその恐怖症というのが、どの程度のものなのかというのはアドバイスする上では気にはなる。

寄せられたメールアドレスは携帯電話のようやから、それからすると携帯電話を持つのが怖いというほど、ひどい状態でもなさそうに思うがな。

それとも、メールやったら構わんから、連絡は主にそれということなのかな。

メールするのが苦にならんのやったら、そうしてみたらどうや。

最近の契約書には、そのメールアドレスを記載しとる販売店も増えとるし、なければ、その販売店の名前をインターネットで検索して調べてみて、そこがHPでも開設しとるような所やったら、メールアドレスは分かるはずや。

ただ、そのHPを開設しとるような販売店は、全体の1、2%にすぎんさかい確率的には少ないやろうがな。あれば、儲けものということになる。

それとも、手紙やハガキを出すという手もある。今ほど、携帯電話が流行ってない昔は、電話ができん人間の連絡手段のほとんどが、それやったんやけどな。

『その時は『解約しとく』と言われ一安心だったのですが、来年から新聞は届くのでしょうか? 来年も新聞を取るのは無理なのですが…』というのが気になるのやったら、電話以外での連絡手段は、その手紙かハガキくらいしかないと思う。

その際、「再度確認しますが、平成18年の1月に貴店と交わした平成19年の1月〜12月までの1年契約は、○年○月○日に来られた(詳しい月日が分からない場合は大体でええ)貴店の担当者の方との間で合意になっていたはずですが、それに間違いはないでしょうか」という具合に書いておけばええ。

そのとおりやったら、それで新聞配達はされんやろうし、違うということなら再度、その販売店から訪れて来るやろうと思う。

電話恐怖症というのは、対人恐怖症の一種やとも聞くけど、人に会うのが怖いということではないのかな。

もし、そうなら、誰か身内の人か、もしくは信頼できる人に頼んで、その販売店と交渉してもらうしかないと思う。

『又お金はどうすればいいのでしょうか?』というのも、その結果次第や。

その販売店から請求があれば、当初の約束やから払わなしゃあないやろうが、再度、延長ということにするのなら、それも持ち越しということになる。

そうするのが、現在のあんたの状態なら一番ええとは思うが、次善の方法として、そのまま、来年の1月まで放っておくという手もある。

そのまま、配達されんかったら、解約処理が終わっとるということやから心配はなくなる。

ただ、配達された場合は『もし届いた時の対処法はありますか?』の答えになるが、そのときには、上記の方法を参考に、ちゃんと連絡をとって再度、話し合いをすることを勧める。

まあ、それしかないことやろうけどな。

「1年間、放っておいた、そちらが悪いから今更、そんな契約のことは知りません」という主張もできんことはない。

ただ、それやと、もめ事になるというのは覚悟しとかなあかんから、あんたには不向きなアドバイスやとは思うけど、念のために言うとく。

その話し合いの結果次第やが、延長する際には、今度こそ相手のメールアドレスを聞いておくことやし、解約するのなら、契約書に「解約済み」と書いてもらうのを忘れんことやな。

電話恐怖症の人に適切なアドバイスかどうかは分からんが、その自覚があるのなら、何事についても、極力、事の結果を予想する努力をして、電話をかけずに済むように心がけることを勧める。


書籍販売コーナー 『新聞拡張員ゲンさんの新聞勧誘問題なんでも選集』好評販売中


ご感想・ご意見・質問・相談・知りたい事等はこちら から


Q&A 目次へ                                 ホーム