新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.505 拡張員をすることについて質問があります


投稿者 かずまさん  東京都在住 19歳  投稿日時 2007.1. 7 PM 9:56


はじめまして。サイトをお見せしていただきました。今まで新聞の営業について全く知らなかったのでとても参考になりました!
 
そこで相談があるのですが、僕は東京都に住んでいる19歳のフリーターです。将来会社を起こすために営業をしたいと考えていて、新聞の営業をやれば寮もあり最初の三ヶ月は毎日2000円支給されて日払いにもできるなどとても待遇が良いと感じました。

給与は基本給15万プラス歩合です。現時点ではお金が無くて困っているのですぐに働ける新聞の営業は魅力的だと感じました。
 
しかし、母親や実際に新聞屋の店長をやっている知り合いは「借金をつくらされる」といって心配しています。

そちらのサイトを見てもその様なことも書かれていましたが、すべてがそうでもないとも書かれていました。
 
明日実際に面接があるのですが、母親は行かない方が良いといっていて、今迷っています。
 
19歳の僕が寮に入って新聞の営業をやることは危険でしょうか?

社会経験もあまりなく無知なのですが、アドバイスをいただけると大変嬉しいです。

よろしくお願いします^^


回答者 ゲン


『将来会社を起こすために営業をしたいと考えていて』ということのようやが、その仕事が何なのかは分からんから断定はできんが、一般的な営業のためという意味なら新聞営業を覚えても役立つことは少ないと思う。

もっとも、それは、あんたの取り組み方次第でも違うけどな。

条件面に関しては、募集にあるのは誇大広告とまでは言わんが、ある程度、割り引いて考えといた方が無難やと思う。鵜呑みにはせん方がええ。

まあ、これはどんな職種の募集広告についても言えることやけどな。たいていは、ええことしか言わんし書かれてないもんや。

『母親や実際に新聞屋の店長をやっている知り合いは「借金をつくらされる」といって心配しています』というのも、その可能性の大きい仕事なのは確かや。

この業界を多少でも知っている人間なら「やめておけ」と忠告するのは無理もないことやと思う。

この拡張で成功する者は、ええとこ1割おるかどうかというところや。他のどの営業よりも過酷な世界やというのは覚悟しといた方がええ。

儲けとる拡張員も確かにおるが少ない。100人中、数人程度や。この仕事をして借金を作ったという人間も多い。

特に、あんたがこれからやろうとしとる地域は、全国的にも突出した激戦区やから、よほど腹をくくってかからんと厳しいと思う。

『19歳の僕が寮に入って新聞の営業をやることは危険でしょうか?』ということやけど、年齢がどうのというより、やはり、その人の向き不向きという面が強いと思う。それと、やる気の問題やな。

この仕事は、できる者にとっては、ええが、そうでない人間にとっては辛い結果にしかならん。

あんたが、どちらの部類に属するかは、まだ今のところ何とも言えん。何でもそうやが、実際にやってみな分からんことやさかいな。

実際にやってみて、それであんたがどう感じて、どう考えたかというのが分かれば、ある程度の推測は可能やがな。それでも100%分かるという保証はない。

また、この仕事は、所属する拡張団次第でも大きく違うから、そこがええとこかどうかというのも大きく左右すると思う。

『明日実際に面接がある』ということで行くつもりなら、なるべく、その場では即決せず、その内容を知らせてくれたら、ある程度、その拡張団の善し悪しの診断はできるかも知れんがな。

そのポイントとして『寮に入る』のなら、1ヶ月の光熱費込みの家賃がどの程度かというのを聞くのを忘れんことやな。

本来、住む所があって、その団へ通勤可能なら、そうする方が、万が一、見切りをつけることになっても借金を背負うようなことはないと思うんやが、それが難しいということなら、確認すべきことは、しつこいくらい確認しといた方が、ええと思う。

ええ加減な気持ちでするのなら後悔することになるだけやから、やるのならそれ相当の腹を決めた上でかかることやというのは言うとく。

まあ、そうは言うても、誰でも最初からその覚悟でする者は少ないがな。

ワシにしたところで、とどのつまり、食いつめた上で始めたことやから、それほど偉そうに言えた義理でもないしな。

念のため、当メルマガに『第142回 新聞拡張員ゲンさんの裏話 ■拡張員で成功できますか? 前編』 および 『第143回 新聞拡張員ゲンさんの裏話 ■拡張員で成功できますか? 後編』 というのがあるから、一度見てみたらええ。

これは、実際に、あんたと似たような人からの経験をもとにした話やから、参考になる部分も多いと思う。

今回は、この辺にしとくが、もし、明日、面接する気になって、その結果を教えてくれたら、またアドバイスはするつもりや。

しかし、何でもそうやが、最後にどうするかを決めるのはあんたやさかいな。アドバイスは参考にするもので、それに従うことやないというのも言うとく。


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