新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A
NO.51 契約解除は出来るのでしょうか?
投稿者 匿名希望 フリーター 投稿日時 2004.12. 9 PM3:54
突然のメール失礼します。HP拝見させていただきました。実は、今困っていることがありまして、メールさせていただきました。
今まで3ヶ月ずつの契約で、○○新聞を取ってきました。そのつど、ビール券を渡され、自分は換金していました。
もともと、来年3月までには引越しの予定があったため、2,3,4月と取っていましたが、「3月ぐらいには引っ越す予定がある」と契約のときに言ったら、「別にかまわない。そのとき言ってくれればいい。」といわれ、契約しました。
その後、先月、急に勧誘の人が来て、5,6,7月を取って欲しいと言われました。そのときは確実に引越ししている為、取れないと言ったのですが、引っ越すときに言ってくれれば、何も被害はないから。契約だけ欲しい。と言われました。それで契約してしまったのですが、その時貰ったビール券も換金してしました。
一昨日、急に引越し先が決まって、引越しも1月に決まってしまいました。こういった場合、契約解除は出来るのでしょうか?
契約自体は、1,2,3,4,5,6,7月の計7か月分も残ってしまっているのですが・・・。
ちなみに、フリーターなので、金銭的にも引越し先で新聞を取るつもりはありません。ビール券もすべて換金してしまった後だし、クーリングオフ期間はとっくに過ぎてしまっているのですが・・・。
よろしければ、教えていただきたいと思います。長文すみませんでした。では、失礼します。
回答者 ゲン
この場合、契約解除が出来るのかと言うことやけど、普通は契約解除は出来ん。ただ、一つのケースを除いてやけどな。それについては、最後の方で話す。
今、現在、分かっている内容で、ワシに意見を求めとるということなら、引っ越し先で、残りの7ヶ月、契約した○○新聞を取ることにするか、ビール券の返還をして、引っ越しのため契約解除をその販売店に申し出ることやと言うしかない。
あんたのメールの文面から、ビール券は使うてるから返す気はない、新聞も取る気がないということやけど、それは通用することやない。
あんたの言い分は、勧誘員にそう言われたから、そうしたに過ぎんと言いたいようやけど、そうすることがええことか、悪いことかは、あんた自身にも良う分かっとるはずや。
あんたも、自分で生計を立てとる社会人やろ。ええ大人が契約の何たるかを知りませんでしたでは世の中通らんで。
それに『ちなみに、フリーターなので、金銭的にも引越し先で新聞を取るつもりはありません』と言うのも頂けん。こんなことは男が口にすることやない。
世のフリーターと呼ばれとる人は、誰でもそうするのかという印象をこれを見てる人間に与えることになるで。そんなことはないやろ。それで真面目に生活してる人間は多いはずや。誰もあんたのようには考えとらんと思うけどな。
あんたが、もし、このまま、販売店に内緒でドロンを決め込んだら、詐欺罪が適用される可能性がある。引っ越しの予定があって、取るつもりのない新聞を契約した上、拡材まで受け取っとるからな。
勧誘員がそう言うたからと言いたいわけやろうけど、販売店から、契約の後、確認の電話があったはずや。その時、販売店に契約の了解をしてるはずやろ。引っ越しのことも黙ってな。
あんたは契約は勧誘員としたと思うてるのかも知れんが、新聞契約は販売店とあんた個人が交わされたことになっとるんや。手元の契約書をもう一度良う見たら分かるはずや。その勧誘員が知らんと白を切れば、どうもならんことになる。
確かに、ほとんどの販売所は、引っ越しで逃げた購読客を追っかけるようなことはしてへんが、中には例外もある。
普通に引っ越す人間は、その気になればすぐ行き先が分かる。とことん、追いかける販売店もある。
悪いことは言わん。ちゃんと話して、円満に引っ越しした方がええと思う。使ったビール券のことなら、何とでもなる。
今は、金がなくても、必ず返すと約束したらええ。返す気がないとか返されへんと言うたらどうもならんがな。
このサイトは、相談者の立場に立ってアドバイスすることをモットーにしとる。それで言えば、こんなきついことばかり言うてと思うかも知れんけど、本当にあんたの立場を思うからこそ言うてるのや。
こういうことを繰り返しといたら、将来、本当にしょうもない人間になるで。ワシはそんな人間は腐るほど見て来たから良う分かる。
そんな人間でも、生まれながらにそうやなかったはずや。どこかで、踏み外しただけのことや。そのちょっとの踏み外しが人生そのものを左右するんや。心しといた方がええ。
あんたには、まだ救いがあるから言うてんのや。それは、このサイトに相談して来たことで分かる。本当はあんたも良心の呵責があったはずや。良心の呵責のある内は人間は救われる。
多寡が新聞の契約くらいでと思うたら終いや。あんたのこれからが見える。
と、ここまで、分かって貰うた上で、冒頭に言うた、ただ一つケースについて話す。最初からこれを話すとあんたのためにならんと思うたんで後回しにしたんや。悪う思わんといて。
あんたを勧誘したのが、拡張員やなかったら救いはある。あんたを勧誘しに来たのが、販売所の従業員の場合のみ、助かる可能性大や。これが、ワシの言うケースや。
拡張員には、現読拡張禁止という絶対的な御法度がある。聞けば、あんたの契約は3ヶ月毎の更新やと言うことや。これは、通常、販売所の従業員にしか出来んことや。
それを確かめるために、販売所に電話で契約書の担当者がいてるかどうか聞いてみることや。もし、いてたら従業員や。
その従業員に、家まで来て貰うように言う。それが、担当の勧誘員に間違いなかったら、その人間に、1月から引っ越すからと言えば、それで終わる。
恐らく、ややこしいことは何も言わんはずや。その従業員は、あんたが引っ越しすることを承知で契約を取っていたんやからな。そのことが店に知られることを恐れるはずや。
その従業員が、したことが店に知れると、その従業員は拙い立場になる。厳しい所やったら馘首になるおそれもあるからな。
そやから、その従業員は、必死であんたのことをもみ消そうとするやろ。結果、あんたには何のお咎めもないことになる。
但し、それが従業員の場合で、ワシからすれば可能性は低いけど拡張員の場合やったら、ある程度諦めて本当のことを言うた方がええやろ。
もっとも、止め押しをするくらいの拡張員やから、店とはかなり深く繋がっとるはずや。話し合いの余地はあると思う。
ただし、総てが販売所に知られた場合は、ビール券の返還くらいは要求されるやろな。
せやけど、ワシの感触やったら、従業員の可能性が高いと思う。取り敢えず、それを確かめてみることやな。
最後に一言。例え、これが上手く行ったとしても、あんたに隙があるからこういうことに巻き込まれるんやということを肝に命じといた方がええ。世の中、どんなことで道を踏み外すが分からんからな。
因みに、その勧誘員が従業員やったら、その人間はもう救い難いやろな。当然やけど、他でも同じことをしているはずや。かわいそうやけど、自滅は時間の問題や。
あんたには厳しいことばかり言うたけど、また、いつでも相談があれば聞く。せやけど、同じことはしなや。