新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.52  ペナルティについて


投稿者 赤と白さん 投稿日時 2004.12.10 AM1:08

ゲンさん、ハカセさん、はじめまして。
先日、無礼な拡張員に来られたことがきっかけで、このページに辿り着きました。
私に色々と暴言を浴びせて行った拡張員への怒りは撤回できませんが、ページに書かれている様々なものを目にして、そういったシステムの問題点などが理解でき、勉強になりました。

ところで、質問38の方同様、私もその拡張員に対する苦情を新聞社へと伝えたところ、最寄の販売店、拡張員の特徴などを聞かれ、「注意をしておきます」と言われました。

果たして、このような新聞社の対応はどの程度実行されるのでしょうか?

また、実際に実行された場合、拡張員当人、拡張団、販売店などは、どのようなペナルティを受けるのでしょうか?


回答者 ゲン

その新聞社から、販売店に「注意」という形で連絡は行くやろうと思う。注意された販売店も、当日入店した拡張団は分かるから、拡張団の事務所に本社から注意をされたことを連絡するはずや。

これは、ほぼ100%に近い確率で、そういう連絡をしとると思う。今は、どこの新聞社もこういうことは敏感になってきとるし、そのための専属の苦情係もおる。

苦情係にしても、またかと多少腹も立てるやろからな。何ぼ、それが仕事やと言うても人の苦情は聞きたないし、聞かされたらその原因の元に文句の一つも言いたなるのが人間や。

本社から注意された販売所も同じやな。ええ気せんから拡張団に連絡するわな。拡張団の団長もその販売店には頭を下げなあかんから、その分、当該の拡張員を叱責するというのが通常の流れや。

ペナルティということやが、それは、各新聞社、各販売店、各拡張団の考え方、姿勢の違いにも寄るから一概にこうやとは言えん。

新聞社は「注意」をした段階で今回のようなケースならそれで終わりや。

販売所はいろいろやな。販売所も拡張団に立場の強い所と弱い所がある。その販売所にとってその拡張団がそれほど重要でないと思うたら、きつく抗議するやろし、その拡張員が普段から気に入らんと思うてたら、出入り禁止と言うかも知れん。

その逆で、その拡張団の力がなかったらやっていけんような販売店やったら「頼んますよ」程度で大したことなく終わる。

拡張団にしても同じでいろいろや。こういう行為の厳しい所は、かなりきついお叱りがある。せやけど、こういう所の拡張員は、客に暴言を吐く者は少ない。すぐ我が身に返ってくるから当然やわな。

中にはそれとは反対に、その拡張員の行為を仕事に対する熱意の現れととる所もある。こういう所は大して問題にもせん。「ほどほどにしとけよ」程度で終わりや。

確率的な話しか出来んけど、今回のことで出入り禁止などのペナルティをその拡張員が受けるのは1%もないやろと思う。「注意」されるのが90%、残りは何のお咎めもなしで終わりやろな。

せやけど、2度目はそうはいかんケースが多い。今回のことで、注意せなあかんのは、この2度目のケースや。

あんたに暴言を吐いたという拡張員がどういうタイプか知らんが、根に持つタイプやったら、あんたの所に近い内、現れることもある。

普通は、こういう注意をされたら、二度とその客の所へは行かんもんや。99%くらいの確率でな。しかし、残り1%はその可能性も考えといた方がええ。

単純に「いらんことを言いやがって」と腹を立てる奴か「ねじ込んで嫌でも新聞取らしたる」と意気込むかのいずれかや。

しかし、こういう思慮の足らんことをする輩には何も心配せんでええ。撃退法はいくらもある。

撃退法と言うても、何も正面切って対決せんでもええ。まともに相手して何かあっても詰まらんしな。

そのための準備を幾つかしとく。

@ 近所の派出所か警察署の相談係に今回の暴言を吐かれたことを伝えとく。暴言のなかに脅しと取れる言葉があれば、それを重点的に言う。こうしとくことで、後で役に立つ。

A 恐らく、今度来る時は、間違いなく脅し文句を並べるはずやから、テープにいつでも録音出来る準備をしとく。なるべく目立たんものがええ。脅迫は証拠がいるからな。

B この時、相手をして喧嘩のようなことはせん方がええ。出来れば極力言うことには逆らわんことや。危険があるということだけやなく、これが、結果的に相手に与えるダメージが大きいんや。

C 調子に乗った拡張員は契約を迫るはずや。大半の目的がそれやからな。この時も、逆らわんと言う通り契約したらええ。クーリングオフしたら終いやから、どうということはないやろ。

D 今度はその事実を、新聞社の同じ苦情係の人間に言う。「お宅が注意した、販売店の勧誘員から実はこういうことが……」と説明したらええ。証拠もあるし、前回、警察にも相談しとるから、脅迫罪で訴えるとでも言えば、本社から人間が飛んで来ると思う。

その後、どうするかはあんた次第や。そういう問題を起こした拡張員は今度はただでは済まん。本社の怒りを買ったら、販売所も拡張団もかばいようがない。

最低でもその販売所には出入り禁止、馘首に出来る状態なら馘首や。馘首に出来ん状態、つまり借金がある場合なんかやが、その場合は、他の団への金銭トレードになる。

金銭トレードと言うたら、何かプロ野球みたいやが、そんなええもんと違う。実質は売り飛ばされるみたいなもんや。

拡張員でも、馘首になる人間はまだましや。自由があるからな。しかし、借金で縛られとる奴はその自由がない。

会社を辞めるには、その借金は返さなあかん。返せんかったら、他で借りて返すしかない。この業界のトレードとはそういうことや。

拡張団も場所が変わればまた違うし、その拡張員を使う方法もある。そこそこのベテランならどの団でも欲しがる。それで、団と団が交渉してそういうトレードというケースもあるというわけや。

しかし、それは最悪のシナリオになった場合の結末で、普通は、2度目は起きんと思う。もしもの場合でも、それで、3度目の訪問はないはずや。

良かったら、その後の経過も教えてや。何もなかったらそれも。1週間経って何もなかったら、もう大丈夫のはずやから。


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