新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.536 販売所に連絡して確認したほうがいいですか?


投稿者 さわさん 女性 学生  投稿日時 2008.2.28 PM 9:23


こんにちは、ゲンさん。私は学生でアパートで一人暮らしをしています。

昨年11月に今年5月から6ヶ月間新聞を契約した形を取らされました。

契約を解約したと思い、勧誘してきた担当者にクーリングオフ期間何度も連絡し担当者は『解約しとくから大丈夫だ』といっていました。

しかし、担当者の人は『販売所には連絡せずアタシの方に電話して』と言っていたので、ホントに解約されているのか心配です・・・・

やはり販売所に連絡して確認したほうがいいですか?

もし、解約されておらず5月から配達されていたらどうしようと不安でいっぱいです。

よろしければアドバイスおねがいします。


回答者 ゲン


『契約を解約したと思い、勧誘してきた担当者にクーリングオフ期間何度も連絡し担当者は『解約しとくから大丈夫だ』といっていました』というのは、今のところ、その担当者の良心に委ねて信用しとくしかないやろうと思う。

問題にするのは、それが違うということになってからや。

ただ、あんたは、販売店に解約を依頼することがクーリング・オフになると考えていたのやったら、それは違うと言うしかない。

それでは、クーリング・オフでの解約をしたことにはならん。

クーリング・オフというのは、文書での通知やなかったら法的効果のないものとされとるさかいな。一般的には、内容証明郵便、配達証明付きハガキ、簡易書留郵便ハガキでということになる。

その詳しいことは『NO.144 クーリング・オフについて教えて下さい』 を見て貰えば分かると思う。
                            
あんたの場合は、単に合意解除ということになる。

その場合、たいていの販売店は、契約時に渡したサービス品の引き上げに来るはずやから、そのときに契約の控えに「解約済み」と書いて貰うように、このQ&Aでは常にアドバイスしとる。

それがないと、「そんなことを言うた覚えはないで」「そんな約束は知らん」と言われれて、言うた言わんの水掛け論になる可能性があるさかいな。

そこが、程度の悪い販売店やと、あんたの危惧するとおり、『解約されておらず5月から配達されて』ということも考えられる。

ほとんどの販売店では、そう返事をしたのなら、まず解約処理されとるとは思うが、ごく希に、新聞を送りつける販売店があるのも確かや。

そして、そのときに確かに解約したという証拠でもなければ、その販売店のその担当者が知らんと言えば、法的にはその契約は生きとることになってしまう。

そういうトラブルを避けるためにも、クーリング・オフをするのなら文書での通知と法律で義務付けられとるわけや。

それを怠った、あんたに非があると形式上は見なされる。

そういうことは知らんかったと言うても、法律は知らん者が悪いとされる。教えて貰えんかったという言い訳は、気の毒やが通りにくいわけや。

また、クーリング・オフには告知義務というのがあるが、新聞購読契約書の裏面には、たいてい赤字で「クーリング・オフのお知らせ」というのがあり、その説明がある。

それをもって、告知したと見なされる。あんたがそれを読んでいれば、それに気づいてたはずやが、読んでなかったのかな。もし、そうなら、それも手落ちやわな。

これから社会にでれば、それこそ契約事というのは嫌というほど経験するわけやから、どんなに面倒でも交わした契約の書面には目を通す癖をつけとった方がええよ。

どこにどんな危険が潜んどるか知れたもんやないさかいな。

『やはり販売所に連絡して確認したほうがいいですか?』という不安な気持ちは分かるが、今、その確認を取っても取らんでもあまり意味がないやろうと思う。

その確認というても、結局は電話で確かめるだけのことにしかならんし、それやったら、今でも『解約しとくから大丈夫だ』という返事を貰うとるわけやから同じことやと思うがな。

もっとも、それを文書にしてくれと言うて、そうして貰えるのなら別やが、現時点でそういうことを要請、強要すればヤブ蛇になるおそれもある。

すでに解約処理しとる販売店やと「何を今さら」ということになるやろうし、その処理をしてないたちの悪い販売店なら、言うた段階であんたを押さえ込みにかかるかも知れん。

いずれにしても、あまり結果は良うないと思う。

一般的には、あんたのようなケースやと9割以上の確率で解約処理されとると考えられる。

しかも、『販売所には連絡せずアタシの方に電話して』と担当者が言うたのいうのなら、さらにその確率は高いはずや。

その担当者がそう言うた理由は定かやないが、少なくとも販売店へは自分の裁量でその契約を解除しようと考えてのことやと思う。

どうも、その担当者は、あんたに「そんなはずはない。確かに解約すると言われましたよ」と騒がれて、それを販売店に知られたくなさそうやさかいな。

もっとも、それはワシの想像もあるから確実な話というわけやないがな。

少ない確率で新聞を投函して来る場合も考えられんでもないが、それでもいきなりというのはないと思う。

あんたのように先付け契約の場合は、その投函の1ヶ月前あたりに連絡してくるのが普通や。

その連絡が来てから対処しても遅くはないと考えるがな。あまり、何も起きんうちから、あれやこれやと考えすぎても、どうしようもないしな。

あんたにとって、現状のままやと不安で仕方ないかも知れんが、このケースは相手の出方次第で対処せな仕方ないことやと思う。

その出方次第で、ナンボでも対処法はあるから、そんなに心配する必要はない。新聞購読契約程度のことで解決つかんようなことは、ほとんどないさかいな。

万が一のことでもあれば、そのとき、すぐ連絡をくれたら、また相談に乗るさかい。それまでは、今のままで静観しといた方がええと思う。


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