新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A
NO.557 落ち着ける店を探してる所です
投稿者 クラさん 投稿日時 2008.4.16 PM 7:28
今年で40になる業界歴8年になる男です。
A紙の販売店を30店舗近く渡り歩き臨配も経験しています。
この歳で貯金もなく、目的もなく生きてきました。二、三回、飛んだ(逃げた)こともあります。
今は、臨配を辞め、落ち着ける店を探してる所ですが、過去が過去なだけに苦労しています。
いいアドバイスお願いします。
回答者 ゲン
『今は、臨配を辞め、落ち着ける店を探してる所です』ということのようやが、それは自分で探して貰うしかないやろな。
『二、三回、飛んだ(逃げた)こともあります』『過去が過去なだけに苦労しています』というのを、どういう風に捉えておられるのかによって、あんたのこれからも違うてくる。
ただ、『落ち着ける店を探してる』ということなら、新しく働く販売店が見つかった場合、過去にしてきたようなことはせんことやな。
新しく生まれ変わるくらいの気持ち、思いがなかったら、落ち着けるという状態にはならんやろうと思う。
人は、初めて合う相手には、自分を隠すということが自然にできるものや。
おそらく、あんたは過去には、それほど真面目なキャラクターやなかったはずや。
それを思い切って、真面目な人間を装うように心がけるというのはどうや? 要するに演技するわけやな。
人は不思議なもので、真面目な演技を続け、周りからもそう見られるようになると、本当にそうなる場合がある。
演技が演技でなくなってくるわけや。
それには最初が肝心で、そのイメージを上手く人に与えられれば、それが固定するようになる。
そういうのは、何も難しく考えんでも、意外と簡単なことでそうできる。
例えば、紙受け時(新聞の到着時)に誰よりも早く起きて待っているというだけで、最初のイメージはかなり違うてくるはずや。
誰よりも早くと言うても、5分程度のもんでええと思う。そのちょっとの差が、人に与えるイメージとしては大きく違って映る。
あるいは、相手よりも先に挨拶の言葉をかけるというだけでもええ。
そして、できる人間をアピールするよりも、真面目な人間をアピールする方が、あんたの場合はええやろな。
できる人間やと自覚すると、いろんなところで無理をするようになる。
例えば、勧誘するにしても成績が悪いということ自体が格好悪いと考え、耐えられようになる。
まあ、それはそれで悪いというわけやないんやが、それがあると、つい無理をすることにつながる。早い話が、そのために、ご法度破りの行為に走ることにもなるわけや。
これが、仕事はもう一つやが、真面目な男をアピールしとれば、そういう無理をする必要はなくなるはずやと思う。
もしかしたら、そうするのは、あんたにとってはかなり苦痛の伴うものかも知れんがな。
しかし、同じようなことを繰り返したくないのなら、悪いことは言わんから、そうすることや。そうすることが、長続きする一番の秘訣やと考えるけどな。
ただ、「郷に入れば郷に従え」ということわざもあるとおり、その販売店の雰囲気には、ある程度合わせる必要はあるやろうがな。
それにしても、自分を殺すことにはなると思う。
言えば、自分を殺して、生きる道を見つけろということや。同じような心構え、同じような考えやと、同じような結果にしかならんさかいな。
ワシからのアドバイスとしてら、そういうことや。そうするかどうかの判断は、あんた次第ということになる。
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