新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A
NO.616 拡張員の考え方について
投稿者 otoko さん 拡張員 投稿日時 2008.8.26 PM 7:51
この間は、丁寧な答えをいただきましてありがとうございました。
また、質問宜しくお願いいたします。
今、自分は拡張員として働いています。
成績も収入も安定しています。
ただ最近、自分のモチベーションが低くなりがちです。やらなきゃいけないのは分かっているのに、怠けてしまったり、、、
精神的な部分の管理が難しいと、つくづく思います。
結局は自分で考えてやるしかないとは思いますが、長年新聞業界で活躍しておられるゲンさんの、モチベーションを高く保つ為にやっている事や、壁にブチ当たった時の対処法など未熟な自分ではありますが参考になればと思いましてゲンさんは、そのような時、どう自分を持っていっていますか?
分かりにくい質問で申し訳ありません。
宜しくお願いいたします
回答者 ゲン
この仕事を続けていれば誰でもあんたと同じように『自分のモチベーションが低くなりがちです。やらなきゃいけないのは分かっているのに、怠けてしまったり』ということはあると思う。
もちろん、ワシにもある。
調子の悪いときや気が乗らん日というのは必ずある。そんなときは、いくら自分で自分を鼓舞してみても、なかなかその気にはなりにくいもんや。
まあ、そんなときは、実際にマンガ喫茶に行ったり、映画を観たりしてサボることもあるがな。
たまには、そうするのも適度の息抜きになってええとは思う。もっとも、こんなことは人にはとても推奨できんけどな。
そんなことをすれば当たり前やが、その分、カード(契約)なんか上がるはずがないから、その深みに嵌る者もおらんとは限らん。
それで、ワシの言うとおりにしてサボリ癖がついてしもうたと言われても困るさかいな。
どんな仕事でもそうやが『頑張らなあかん』『やらなあかん』と考えすぎるとしんどい(辛い)もんや。
ある程度は、家族のため生活のためということで、そのしんどさを我慢して、あるいはエネルギーにして頑張れるやろうが、それだけでは続けるのは難しいと思う。
いつかは息切れするし、壁にもぶち当たる。自分自身に迷いも出る。
『頑張らなあかん』『やらなあかん』と考えるのは悪いことやないが、ベストやないということや。
それを『楽しい』『楽しめる』という状態にまで持って行ければ、気持ちが楽になり、それほどエネルギーを注ぎ込まんでもやっていける。
昔から、『好きこそ物の上手なれ』ということわざがあるように仕事も同じで好きになれば上達も早い。
その上に、それを楽しめたらよりベターということになる。
ワシは、この拡張員の仕事がというより、営業そのものが好きや。楽しいとも思うとる。
理由はいろいろある。
まず第一は、成約したときの爽快感、達成感やな。これは営業員なら誰でも経験のあることやと思うが、このときの高揚感はやみつきになる。それを得たいためにやる。
このサイトに『ゲンさんの勧誘・拡張営業講座』というのがある。そこで、ワシがもっとも重要視しとるのは人間関係の構築ということやが、そのために有効な手段として雑談がある。
ワシが、この営業の仕事の好きな理由の一つが、人と会って話が出来るということや。特に雑談することが好きや。
相手の客も、自分とは全く別の人生を歩んで来とるし経験も違う。当然、ワシの知らんことを知っとる。雑談からそういう話を知ることができる。
確かに、その雑談の最終目的は新聞を売り込むことなんやが、ときとしてその話が面白くのめり込むことがある。
そういう話を知ると、成約した以上に得した気分にもなれる。
特に今は、このサイトをハカセとしとるということもあり、日々のそうした雑談が話のネタにもなるから、よけい面白く感じられるわけや。
そして、客と雑談で話が弾むようになれば自然と成約する確率も増えるさかい、結果としてもついてくる。
ワシがモチベーションを維持しとるのは、それやと言うてもええ。
『壁にブチ当たった時の対処法』というのは、その状況や事案毎でも違うが、基本的には同じで、仕事を面白いと考え楽しむことやと思うとる。
使命感や義務感だけでは、どこかで無理が生じてくるさかいな。
あんたが、この質問をしてきた裏には多分にそれがあるからやないのかな。
結論として、ワシからのアドバイスは、仕事を楽しめということになるが、それはそう考えてなかった人にとって、いきなりは難しいことやと思う。
そこで提案やが、仕事中のどんな話でもええさかい、暇なときにでもサイトに送って貰えんやろうか。
その話の内容次第では、こちらでネタとして使わせて頂くこともある。
実際、そうしておられる方も多く、いろいろな情報がサイトに寄せられてきとる。
このサイトやメルマガの文中に「……と聞く」とか「……という話や」、「……という報告がある」と書いとるのは、たいていがそれや。
それらがあると、このサイトを見るのもまた違った面白味が湧くのやないかと思う。
それが、励みになるかどうかは、その人次第やが、少なくとも毎日の日常が違ったものに見えるのだけは確かや。
ネタを書くというのは、その分だけ自然に観察力も増すから、いろんな意味において損にはならんと思う。
それも、あまり難しく考える必要はない。また、文章うんぬんを気にする必要もない。単に今日、こんなことがあったというだけで十分や。
そうして貰えるとワシらも助かる。
もっとも、それは一つの案やさかい、どうされるかはあくまでもあんた次第やけどな。
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