新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.684 この状況を打破する為に何が必要だと考えますか?


投稿者 投稿者 otoko さん  拡張員  投稿日時 2009.1.30 AM 2:03


新聞業界は、この不景気で広告収入などが激減し、大変厳しい状況です。

そこでゲンサンに質問です。

この状況を打破する為に何が必要だと考えますか?

何度か質問させていただいているのでご存知だと思いますが、自分は拡張員をしていますので、自分が出来る事は拡張をして、より多くの人に新聞を取ってもらう事しか思い浮かびません。

ゲンサンなりの考えをお聞かせください。


回答者 ゲン


『この状況を打破する為に何が必要だと考えますか?』ということやが、ワシも含めて拡張員個人のできることと言うたら、あんたと同じで少しでも多くの客を確保するために日々営業に邁進することくらいしかないと思う。

その中で、あえて言えば、顧客との人間関係をより深めるように心がけるということくらいかな。要するに、地場エリア内の多くの顧客に気に入られるということやな。

確かに現状は厳しいが、それは従来の拡張方法にこだわるからやと思う。何度もこのサイトで言うてることやが、もう昔の拡張のやり方では通用せんようになったと、いち早く気づくことや。

人間関係をより深めるとは、平たく言えば、顧客と心やすくなるということやが、それさえできれば、人情的にも断ろうと思うても断り辛くなるもんやさかいな。

拡張の営業は、新聞以上に自分自身を売り込むことやというのがワシの信念でもある。それは昔からほとんど変わっとらん。

そして、それは営業する上では、いつの時代も変わることない普遍の真理であり極意やとも思うとる。

ただ、業界全体ということを考えると、正直、暗澹(あんたん)とした気持ちになるのは否めんがな。

特に『この不景気で広告収入などが激減し、大変厳しい状況です』というのは、新聞社、新聞販売店とも大きな悩みになっとると思う。

これに関しては、人間関係云々と言うてみても始まらんやろうしな。景気が好転せん限りは、なかなか元に戻るというのは難しいと言うしかない。

ワシら拡張員ができることと言えば、自身の営業成績を伸ばすことと、一番身近な新聞販売店の評判を上げることくらいやと思う。

これに関しても、従来はなかなかできん拡張員の方が多かったはずや。本来、一番協力し合わなあかん者同士なんやが、どこか敵対しとった部分があったのも、また事実やさかいな。

新聞販売店は拡張員を信用せず、拡張員は新聞販売店のやり方に不満を抱くことが多かったのやないやろうか。

それでは、これからはお互いがあかんようになると思う。

一致団結。人がピンチを乗り切るのはそれしかない。助け合えば助かる確率は高くなるが、自分さえ良ければという我関せずの姿勢やと、他からも見放され、結局は自分の身を滅ぼすことにもなる。

但し、いくら一致団結すると言うても、無法集団のそれやとよけい救いはないがな。

後は、気持ちの持ち方次第ということもある。

誰の言葉やったか忘れたが、『心配や憂いは新しいものを考え出す一つの転機と考え、正々堂々とこれに当たれば新たな道が開けてくる』というのをどこかで聞いたような覚えがある。

ワシが常日頃から言うてる、「ピンチはチャンスと捉えることができる」というのと通じるものがあると思う。

何でもそうやが、物事は前向きに考えな進歩はない。悲観的な思いは停滞どころか、衰退を招き、いずれは滅ぶことになるということや。

ワシは、どんな状況になろうとも、常に笑顔でええことしか考えんようにしとる。それが、結果として良うなると信じとるさかいな。


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