新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A
NO.715 投稿を読んで…
投稿者 投稿者 S.Hさん 投稿日時 2009.4.12 AM 11:39
NO.713の投稿を読んで、気になることがあり、口を挟む様で申し訳ございませんが、意見を述べさせて下さい。
専業の経験が多少なりともあるとは言え、拡張員の経験は全くありませんが、そんなことでなく、質問をする立場として、あまりにも礼儀がなさすぎると思ったからです…
『何かアドバイスをお願いします』
とありますが、あまりにも大雑把すぎないでしょうか?
『こうこう、こうだから自分はこうしている。だから、このやり方が正しいかどうか間違っていませんか?』
少なくとも、もっと具体的に記載することが、質問をする者の立場の礼儀だと思うのですが…
これまでの投稿、質問を拝見していますと、この様な大雑把な質問に対しゲンさんは丁寧に解答されていますが、このままでは、ゲンさんに聞けば何でも答えてくれる、そんな適当な質問が後を絶たないと思うのです。
ゲンさん、博士さんもボランティアとは言え、忙しい仕事の合間を裂いて答えてくれていると思うのですから、もっと厳しくしても良いと思うのです
回答者 ハカセ
S.Hさんの言われることは正論だと思います。
S.Hさん自身、このQ&Aに相談された折りには、そのご相談の背景から詳しく説明されていたから、よけいそのように感じられたのだと考えます。
また、私どもに対して過分な思い入れをして頂いているがために、それに対して憤(いきどお)られているというのも良く伝わってきます。
ただ、世の中には言葉や文章で思いを上手く伝えられないという人がおられるのも事実です。
そのため舌足らずな表現になり、それを見る人に『礼儀がなさすぎる』と感じさせることがあるのだと思います。
また、初めて相談される人の中には、本当に返事が返ってくるのかと訝(いぶか)られるケースもあります。そのため、様子見的な相談文になることも考えられます。
S.Hさんは、このNO.713の投稿者に対して無礼だと思われたのでしょうが、私には、その相談文の中にあった、『以前のような成果が上がらず苦しんでます』という短い言葉に、ワラにもすがりたいという切実な気持ちを感じました。
もちろん、S.Hさんが言われるとおり『こうこう、こうだから自分はこうしている。だから、このやり方が正しいかどうか間違っていませんか?』という質問の方が、私たちにとっても有り難く、回答しやすいのは確かです。
ゲンさんも最後に「具体的な方法論について知りたいと言われるのなら、まずは、ご自分の考え方と営業方法を知らせて頂いてからにしてほしい」と言っていますしね。
私も、以前はこういう質問者に対して「もっと具体的に教えてください」といった内容のメールを送っていました。
私もゲンさんに、その回答を依頼する立場ですから、そうするのが筋だろうと考えていましたので。
ただ、それだと文章の苦手な人にとっては、そのことが大きな負担になる場合もあると気づいたのです。
結果、その返事がなかったというケースが数多くありました。
「そんなものは回答する必要はない」と、考えるのが普通ですし、当然でもありますが、それでは切実な思いでメールをしてきた人の助けにはなりません。
どんなに短い相談文であっても、そこに切実な思いを汲み取ることができれば、できる限り答えようというのが私たちの姿勢なわけです。もちろん、ゲンさんにもその気持ちがあってのことですが。
『このままでは、ゲンさんに聞けば何でも答えてくれる、そんな適当な質問が後を絶たないと思うのです』というのは、私たちにとっては大した負担とは考えていません。
もちろん、それにも程度がありまして、明らかに面白半分とか、冷やかしのようだと感じたものについては除外させて頂いてますがね。何でも回答しているということではありませんので。
切実な悩みでありながら、それをどのように質問をすればいいのか分からない人に回答することで、少しでも気づきが生まれてくれればという思いがあります。
そうは言っても、漠然たる質問では的確な回答は無理ですので、その相談者が期待されたものにはならないとは思いますが、それでも、話を聞いて貰えたというだけで喜ばれる人もいます。
それだけでも、私たちは回答して良かったと思えます。
もっとも、ゲンさんは辛口の回答も結構ありますから、気を悪くされる人も中にはおられますが。
ただ、回答することで、そこから先に進め、次から絞った質問をされてこられる人もいます。もちろん、そのまま、おざなりになることもあります。
私たちは、その中の一人でもいいですから、分かって頂ける人がいれば、それで十分だと思っています。
『ゲンさん、博士さんもボランティアとは言え』というのは、少し違います。私たちには、ボランティアでやっているという気持ちはさらさらありません。使命感というのとも違います。
言えば、こうすることが私たちにとっての喜びになっているから続けているにすぎないのです。
実際、ボランティアや使命感といったものでは5年近くも続けられていませんしね。ゲンさんはともかく、少なくとも私自身は、今までボランティア精神とは無縁の生き方をしていた男ですから。
私たちは楽しみながら、また、得難いライフワークでもあると思ってやっています。言えば、生き甲斐に近いものかも知れません。
それは、回答するということが、そのまま私たち自身にとっても無形の利益、恩恵を受けるものだと考えているからです。
それには、いろいろな勉強ができるということがあります。まがりなりにも人に対して回答するには、いい加減なことは言えませんので、それなりに調べることも数多くあります。
このQ&Aを始めたことで数多くの事を学び知ることができましたし、読者の方々からも筆に尽くせないほど膨大な情報と知識を教えて貰っています。
しかも、多くの相談者の方から感謝して頂けます。私たちにとって、こんなに楽しい、有意義なことはありません。
一見、何でも答えているように感じられるかも知れませんが、私たちが今まで回答したものは、それなりに皆、切実な思いのこもった質問だと考えています。
あるいは、それを答えることで、某かの意義、意味を見出せると思ったときにそうするようにしているつもりです。
ですから、このQ&Aにおいては、その質問内容に対して『もっと厳しく』するというようなことは今のところ考えていません。お願いという形で「もう少し詳しく教えてください」ということはあるとは思いますが。
何か反論めいた話に終始しましたが、S.Hさんの私どもへの暖かいご配慮には、とても感謝していますので、その点はご理解ください。
それでは、ゲンさんともども頑張っていきますので、今後とも、お付き合いのほど、よろしくお願い致します。
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