新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.729 何でa○の記事が無いのでしょうか


投稿者 Iさん  投稿日時 2009.5.19 AM 6:16


昨日朝早くからa○の支払いしてるのにa○が故障で開通が全くで沢山の被害が出たのに何でa○の記事が無いのでしょうか。

開通は夜中12過ぎでした。


回答者 ゲン


『沢山の被害が出たのに何でa○の記事が無いのでしょうか』というのは、新聞記事のことを言うてるのやと思うが、それなら、

▼a○:契約受付システムが故障 9時間半受け付けできず
http://mainichi.jp/life/electronics/news/20090519ddm012040146000c.html

という記事が、5月19日のM新聞の関東版朝刊に載っとるがな。

以下が、その内容や。


 KD○Iは18日、a○携帯電話の契約受付システムが故障したため、同日午前8時過ぎから約9時間半にわたって携帯番号持ち運び制を利用したa○への転入や他社への転出の受け付けができなかったと発表した。

 料金プラン変更などの受け付けも、処理に数時間かかる影響が出たという。システムは午後5時半過ぎに復旧した。

 また、16〜17日にかけて北海道と東北で丸1日以上続いたa○携帯の通信障害の影響件数は約2万8000件に上ったと発表した。


あんたの言われる『昨日朝早くからa○の支払いしてるのにa○が故障で開通が全くで』というのも、それが影響していたのやないやろうかと思う。ちょうど時期も重なることやしな。

その突発的な障害が起きたために手が回らんかったと。あるいは、それと連動していたと。

ただ、この記事は、すべての地域、新聞で報道されてはないようやがな。

あんたの購読しておられる新聞にそれがなかったとしても、そういうことはありがちなことではある。

一般的に、新聞社が記事にするかどうかというのは、それぞれの判断、裁量次第という側面があり、すべての出来事が掲載されるというようなことはない。

もっとも、『沢山の被害が出た』ということであれば、その報道があってしかるべきやとは考えるが、それがないからと言うて非難されるほどではないとも思う。

特に、現在、多くの人の関心を集めている『新型インフルエンザ問題』に、その紙面の多くを割いて報道しとる新聞が大半やから、その新聞社にとって報道価値が弱いと判断すればボツにする可能性は高い。

時期が悪かったということになる。

普通ならニュースになるような事件でも不掲載となり人知れず埋もれるケースというのも結構多いさかいな。

事件報道というのは、そうしたもんやと考えてほしい。限られた紙面に掲載できる記事は決まっているということでな。

殺人事件にしても日本では年間、1300件ほど起きとると言われているが、そのすべてが新聞で報道されとるわけやない。例え報道されたとしても、ほんの数行程度で茶を濁すというのは、ざらにある。

突発的な大事件、大事故でもあれば、例え殺人事件であっても何の報道もされんというのも珍しいことやない。

まあ、それでも、地方紙や全国紙の地域版程度には報道されるやろうがな。

新聞社がそれを記事にするかどうかは、それが多くの人の興味をそそるものか、話題性があると踏んだ場合やと考えて貰うたら分かりやすいのやないかと思う。

その度合いの違いで優先順位が決まると。

それからすると、『昨日朝早くからa○の支払いしてるのにa○が故障で開通が全くで』というのは、あんたにとっては許し難い事件なわけやが、ニユースバリューとしては弱いと新聞各社が判断したということやろうと思う。

もしくは、そのシステム障害の事実だけを知っていて、あんたのようなケースを知らなんだということも考えられるがな。

あんたの意図がどうかは知らんが、良くこういう質問をされる方の中には、その新聞報道がないのは大企業の有力広告主に配慮したからやないか、という意見を持たれている場合がある。

もし、そうやとしたら、今回の場合には、それは当て嵌まらん可能性の方が高いと言うとく。

その理由がない。なぜなら、その当のa○が自身のホームページ、

▼【復旧】システム障害に伴うMNP受付業務の停止について
http://www.au.kddi.com/news/au_top/information/au_info_20090518120602.html

で、そのシステム障害の事実を公表して謝罪しとるわけやからな。

最早、周知の事実になっているものに対して新聞で配慮する必要はないわな。後は、それを掲載するかしないかという点だけで、掲載した新聞社もあればしていない新聞社もあったということになるだけの話やと思う。

もっとも、あんたの言われるのは、それやないというのは分かる。

『昨日朝早くからa○の支払いしてるのに』ということからすると、支払いが滞っていて止められてた回線を、その支払いをしたにも関わらず、すぐ開通して貰えなかったという理由からやと言うのはな。

その気持ちは良く分かる。過去に、ワシ自身も支払いを遅れて回線を止められ、その金を払うてもなかなか復旧してくれへんかったという経験もしとる。

何より、その間、ずっと、誰にでもそれと分かるガイダンスが相手側に流れ続けるわけやから体裁の悪いこと夥(おびただ)しい限りやったしな。

しかし、せやからと言うて、それを新聞記事にせなあかんということにはならん。

その新聞社、およびその読者は、当然のことながら第三者の目で、その記事を書き、読むことになる。

そして、こういうケースは、支払いが遅れてその回線を切られた方にも非があったと見られるし、業者はそのシステム障害で手一杯やったとも受け取られる。

システム障害を起こした業者の方が落ち度としてはより大きいとは思うが、第三者からすれば、どっちもどっちやという風にもなるわけや。仕方ないやないかと。

せやから、例えあんたの言うような事実を新聞社が掴んでいたとしても、おそらくその事実を不掲載にする可能性の方が高いという気がする。

ワシは、そのa○の回し者でも何でもないけど、まあ、今回の事は、たまたま、そういうシステム障害と重なって運が悪かっただけやということで許してやったらどうかと思うがな。


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