新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A
NO.752 決まった団に所属せずこういうやりかたも本当に有るのでしょうか?
投稿者 yama さん 投稿日時 2009.7.23 AM 2:15
拡張員は団を変えたがるひとが多いようですが、知り合いの友人が拡張員で仲間とともに年に3回ぐらい団を変えてるようです。
ちなみにその方は一般の家にはいかず会社商店専門に拡張するらしいです。
留守がないから決まるのが早いと、団変えるたびに仕度金がはいるとか、新しいエリアだから鼻に付かないからカード揚げやすいなど。
ほとんどの拡張員はこのスタイルでやってるのですか? それと仕度金とは?
その方たちはA新聞の別班らしいです。別班とは?
決まった団に所属せずこういうやりかたも本当に有るのでしょうか?
質問がバラついてしまいましたがよろしくお願いいたします。
回答者 ゲン
あんたの質問に答える前に、この業界の組織の形態や仕組みは無数に存在すると言うておく。特に拡張団についてそれが顕著や。
基本的には、拡張団が千社あれば千通りの形態が存在し、仕組みがそこにある。似たものはあっても、同じものは少ない。どんなものがあっても不思議やない。それがこの業界やと思う。
そやから、その拡張員が『知り合いの友人が拡張員で仲間とともに年に3回ぐらい団を変えてるようです』というのも事実やと思うが、そやからというて『拡張員は団を変えたがるひとが多い』とまでは言えん。あくまでも、それはその個人の考え方次第やと思う。
ワシの知る限り『仲間とともに年に3回ぐらい団を変えてる』という方が、よほど特殊やと言える。そんな話は、今回初めて知ったくらいやさかいな。
『ちなみにその方は一般の家にはいかず会社商店専門に拡張するらしいです』というのは何も特別やない。拡張員には、それぞれ得手不得手というのがあるから、会社商店専門の拡張が得意な者は、どこの拡張団にもおるはずや。
また、拡張団にしても、それ専属、主体の営業会社というのもあるくらいやさかいな。
『団変えるたびに仕度金がはいる』というのは、その知り合いの友人の拡張員と仲間の人たちというのは、よほど力がある集団、グループなのやろうな。
その地域で、そういうグループと認識されとるのなら、それなりに厚遇されるということも考えられん話やない。ただ、これは断言できるが、業界全体としては希なケース、存在やと思う。
したがって、『ほとんどの拡張員はこのスタイルでやってるのですか?』というのは、その連中、もしくは一部の者に限っての事で、とても一般的とは言い難い。
『それと仕度金とは?』というのも、それぞれやと言うしかない。あんたの友人は、その『支度金』を貰うとるのやろうが、たいていの拡張員の場合、団を替える際にはそういうのはほとんど貰うてないと思う。
おそらく、この業界全体からしたら、あんたの友人のようなケースは100に1つあるかないかやという気がする。
ワシらも、このサイトを5年もやっとるが、そういう話が寄せられたのは今回が初めてでもあるしな。個人的にということなら、その人間の実力次第でいくらでもあるがな。
もし、その人たちに、その気があれば、その詳しい実態を教えて頂きたいと、あんたからも伝えておいてほしい。少なからず興味があると。
『その方たちはA新聞の別班らしいです。別班とは?』というのは、これだけでは何とも言えん。
通常、「別班」というのは、ある拡張団の中で特別な動きをするグループのことやが、あんたの話を聞く限り、その友人のグループはそれとは違うようや。
『A新聞の別班』というのは、拡張団と匹敵する独立したグループという見方もできるが、それやと『知り合いの友人が拡張員で仲間とともに年に3回ぐらい団を変えてる』という事の説明がつかん。
唯一、考えられるのが、「雇われ拡張団」というようなものやと思う。一般に分かりやすく言えば「傭兵(ようへい)部隊」のような存在やな。
金で請け負ったカード(契約) を上げる集団というのなら、そういうのはある。ただ、そういうのは、相当な実力の持ち主の集団やから、数的には少ないわな。やはり、これも特殊なケースやと言うてもええ。
『決まった団に所属せずこういうやりかたも本当に有るのでしょうか?』というのも、その友人がそうやと言うのやから、そうなのやろうと思う。少なくとも、ワシには、それを否定できるだけの根拠は何もない。
冒頭でも言うたように、この業界の組織や仕組みは無数に存在するのは間違いないさかいな。何でもアリと言うのは語弊があるかも知れんが、いろんなケースが存在するのは確かや。
結論として、あんたの友人のケースは特殊やがあり得ることやとしか、ワシには言えんということや。
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