新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A
NO.786 新聞集金の給料は、どれくらいでしょうか?
投稿者 nemu さん 投稿日時 2009.10. 8 PM 11:58
新聞集金の給料は、どれくらいでしょうか?
回答者 ゲン
『新聞集金の給料は、どれくらいでしょうか?』ということやが、これは地域や新聞銘柄、各新聞販売店毎でもかなり幅があり違うと思う。
また、専業というて、新聞販売店専属の従業員の業務とされる配達と営業を兼ねて集金する場合と、集金のみのアルバイトというのでも違う。さらに、その受け持ち区域とか軒数というのでも違いが生じるし、その達成率というのでも収入に違いは出る。
それらの詳しいことは、その仕事をしようと思っている販売店に直接聞いて貰うしかない。
まあ、そう言うてしもうたら身も蓋もないので、大凡の参考程度で良ければ、ワシの知る範囲で答えさせて貰う。おそらく、それが業界の一般的なものやとは思うがな。
通常、新聞販売店が集金業務をするのは、月末の25日から翌月始めの5日くらいの間とされている。
まず、専業の場合は「集金手当」ということになるが、これは地域や受け持ち区域、取り扱い軒数によって数千円〜2万円程度が一般的とされている。
これに、通常は月末30日までに8割の集金率ができれば、別途、1万円程度までの報奨金が支払われるケースが多い。
逆にそれが達成されない、あるいは集金期間が過ぎても正当な理由がなく集金できん場合は職務怠慢として手当のカットがあるということや。
その額については、その販売店毎の決まりや従業員次第で違う場合が多いというから、それをここで示すのは難しい。単に手当のカットがあるとだけ知って貰えたらええ。
ごく希に、旧メルマガの『第165回 新聞拡張員ゲンさんの裏話 ■背負(しょ)い紙……その哀しき実態』で話した「切り取り」というて、集金不能客の立て替え払いを専業にさせとるという販売店もあると聞く。
もちろん、これは業界でも禁止行為で、現在は昔ほど多くはないということやけど、今以てそれを強要しとる販売店があるということや。そういうのは面接の段階で良く確かめといた方がええ。
こういう販売店は他の面でもロクな待遇をせんから、勤めてもほとんどの人間は後悔することになると思う。
次に、集金専門のアルバイトやが、これは俗に「集金パート」と呼ばれ、1区域につき3万円〜5万円程度が一般的やとされとる。
1軒につきいくらという販売店もあるようやが、今は区域毎でいくらというのが多いと聞く。
まあ、これについては住宅密集地とそうでない所では、その1軒にかかる手間がかなり違うということもあり、その両方のエリアを有する販売店では1軒あたりの単価が決めにくいというのもあるわけや。
この「集金パート」にも専業と同じく、その達成率により報奨金と手当のカットがあるという。ただ、専業にありがちな「切り取り」はないとのことやがな。
集金の仕事の中身については『第189回 新聞拡張員ゲンさんの裏話 ■新聞販売店員奮闘記 その1 集金秘話』 を参考にして貰えれば、ある程度、分かるのやないかと思う。
ただ、何度も言うが、その詳しいことは直接、その仕事をしようと考えている新聞販売店に問い合わせて聞いて貰うしかないがな。
いくらここでワシが、これが一般的やと言うても、雇う側の販売店の条件と合致せんかったら何の意味もないことやしな。
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