新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.80  契約解除出来ますか?


投稿者 匿名希望さん 投稿日時 2005.3.12 PM6:50


初めまして。私も相談にのっていただきたいことがあってメールさせていただきます。

内容なのですが、NO.39の方と似ています。
私も同じようなことを言われ、先月、7月から12月までのY新聞の購読契約をしました。

そのとき、「確実に住んでいませんよね」と念を押され、「はい」と言ってしまいましたが、その後、自分の中で「引っ越さず、ここに住み続ける」という決意を固めました。
新聞も、無駄なものではないから読もうと思っていました。

しかし、事情が変わり実家に引っ越すことが決まりました。
この場合、契約解除は出来るのでしょうか?

契約を取りに来た方は拡張員の方だと思います。その人に、「確実に住んでいない」と言ってしまったので、私がその後どう感じていたとしても結果的に引っ越すので、違約金などを請求されるのでは…と不安です。
もらったビール券は手付かずで手元に残っています。
ぜひアドバイスお願いします。


回答者 ゲン


結論から言うと、契約解除は問題なく出来る。というか、あんたが自分で問題にせんかったらな。

まず、この業界では、法律とは別に、契約者の死亡と急な引っ越しは仕方ないという不文律がある。これは、ある意味、この業界においては法律以上の力を持つ。

このことを理由に、解約違約金やと言い出す販売店はまずない。7月からの契約ということは、先付け契約なわけや。

この間「契約者の死亡と急な引っ越し」はないという前提の上で、先付け契約をあんたと販売店が結んだことになる。せやから、実際にそういう状況になった場合、新聞の購読は物理的に不可能になる。

あんたが、心配しとるのは、拡張員とのやりとりやと思うが、これは、あんたが言い出さん限り問題にはならん。

拡張員が、このことを販売店に言うことは絶対にないと断言する。もし、言えば、その拡張員の立場は最悪になる。客を、そそのかしてそんな詐欺まがいの契約を取ったということになるからや。

そんな暴露を自分からする拡張員は、まずおらん。例え、あんたが正直に言うたとしても、おそらくその拡張員は「そんなことは知らん」と白を切るやろと思う。

あんたは、NO.39の人と似たケースやと思うとるようやけど、ちょっと、違う。彼の場合はクーリングオフの可能な時期やったから、そのアドバイスを中心にした。後に、返礼メールでも、クーリングオフによる解約が上手く行ったと喜んでおられた。

ただ、あの場合、詐欺的要素があると注意したのは、質問の中に『本当に勧誘の方のポイントのためだけに嘘をつくくらいなら、ビール券も貰ってしまったこともあるので、そのようにしようと思いますが、違約金など取られるとしたら、クーリングオフの手続きをしたいと思っております』と言うてたからや。

こういう考えは、この人のためには良うないと思う。自分に、損害が降りかからなければ、それでええという癖がつきかねんからな。この場合、この拡張員に荷担することの是非に考えが及んでない。悪いことやとは思うてないわけや。

この人は、本来、真面目な人やと思うたからこそ、敢えて、老婆心ながら喚起する意味も込めて注意した。

あんたの場合は、そのケースとは違う。確かに、契約時は似たところがあるが、後が違う。あんたの場合は、一度は思い直して本当に新聞の購読をしようとした時点で、契約時のことは消滅しとる。

今回、理由は知らんが「事情が変わり実家に引っ越すことが決まりました」というのは、本当に突発的なことやろうからな。

それに、あんたには悪意の要素が何もない。「もらったビール券は手付かずで手元に残っています」ということからも分かる。

悪意というか、大して何も気にせん人間は、そんな物を残すようなこともせん。せやから、あんたには、何も注意もすることはない。

敢えて言わせて貰えば、調子のええ口車には乗らん方がええということくらいかな。せやけど、あんたならそれも良う分かっとるやろ。

そういうことで、冒頭で言うた通り「急に引っ越すことになった」とだけ販売店に言えば問題ない。言うまでもないとは思うが、貰うたビール券なんかの拡材は返してな。

最後に、販売所によれば、引っ越し先でも、その新聞を手配するから取ってくれと言われることがあるかも知れんが、あんたの事情をそのまま言えばええ。実家で○○新聞を取っとるからと。


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