新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A
NO.804 何故でしょうか?
投稿者 0gs さん 元販売店専業 投稿日時 2009.11.10 AM 3:23
はじめまして、専業経験8年程の元専業の者です。
今年の春に有る店を辞めてから、色々な販売店に面接に行っているのですが、全く採用されません。
Y紙販売店を6店舗渡り歩いてますが、自分が不祥事等で首になった事も無く、辞めた理由なども説明しているのですが・・・。
たまに面接の時に、販売店を移りすぎ、のような事も言われるのですが・・・。
確かにそれは事実です。でも色々な販売店があり、中には店員を喰い物にしたり、面接時に提示した条件が守られなかったりしたので、そうなってしまったのです。
営業もそこそこ出来ますし、代配も経験してます。
かなりの数、面接しましたが結果が出ません・・・。酷い所だと、連絡もくれません。
誠に勝手なお願いですが、販売店を紹介してもらえないでしょうか?。
このメールを公開してもらっても構いません。
現在、東京都立川市に住んでいますが、転居も可能です。因みに30歳の男です。
ゲンさん、ハカセさん長々とすいませんでした。
回答者 ゲン
『販売店を紹介してもらえないでしょうか?』というのは悪いが、ワシらはその手の紹介はしていない。
過去には、拡張員の募集というのをサイト上でしていたことはあるが、それも3年ほど前に止めとるしな。
その時分でも、拡張団の紹介はしていたが、その利用と去就については当事者同士で決めて貰っていて、サイトとしては一切、責任は取れないと謳っていた。
それをしていたのは少しでも読者のためになればとの思いだけで、営利目的でしていたわけやないから当然なのやが、それでも、某かのトラブルがあると、まったく預かり知らんとは言えんという思いにはなる。
中には、持って行き場のない怒りからか、ワシらを責めるようなことを言う人もおられる。そういった対応も人知れず数多くしていた。
結局、そのコーナーを閉鎖した理由の大半は、それらの拡張団で、拡張員の募集を自粛すると言われたからやが、その手のトラブルも一因としてあったのやないかと考えたこともあった。
その拡張団の方々は、このサイトを信用して頂いていたということもあり、そのコーナーを見て応募されてきたと言われる応募者に対して、その採用を断りにくいという事情もあったという。
しかし、無条件に雇えば、何も拡張団でなくてもトラブルの原因になるケースもあるわな。そういうことやないのかと。
それを教訓にしたというわけでもないが、ワシらはそれ以降、そうした依頼はすべて丁重にお断りしているわけや。
サイトとして販売店を紹介することは可能かも知れん。ワシらを信じて受け入れてくれる所も中にはあるやろうと思う。
しかし、ワシらは、あんたを紹介しようにも、あんたという人のことを何も知らん。当たり前やが、紹介すればそれなりの責任というのも伴う。何も知らん人を紹介するような無責任なことはできんということや。
また、その紹介する販売店も、あんたが望むような職場やない可能性もあるわけやしな。
まあ、このサイトに協力して頂いている、あるいは情報を寄せて頂いている新聞販売店の多くは、このサイトやワシらに共感されてのことやから『中には店員を喰い物にしたり、面接時に提示した条件が守られなかったり』するようなことはないとは信じとるが、それがまったくないと保証することもできんしな。
それに、それは捉え方の違いで、お互いに言い分もあることやから一概に、あんたの言うとおりの所が悪いとも言えんという場合もあると思う。
例えば『給料が安い』ということが『店員を喰い物にした』と言われることもあるし、一方では『それが相場』『当店ではそれしか支払えない』というケースもある。
あるいは、『面接時に提示した条件が守られなかったり』ということが、双方の考えとは違うということも十分考えられる。見解の相違というのは良くあることやさかいな。
もちろん、あんたの言われるとおり、実際にえげつない新聞販売店やったというケースもあるのも事実やと思う。
基本的に、労働契約を結ぶに当たっては、当事者同士が納得して決めるしかないものやと思う。
そういうわけで、悪いが、やはり、ご自分で探して頂くしかないということや。
ただ、そう言うてしもうたら、せっかく相談されたのに身も蓋もないから、あんたの今後の参考になるような助言くらいはさせて頂くつもりや。
『今年の春に有る店を辞めてから、色々な販売店に面接に行っているのですが、全く採用されません』というのは、どういうことなんやろうかな。
新聞販売店というのは、一般的には慢性的な人材難に喘いでいるのが普通やから、最初の段階で断るというケースは少ないと聞くがな。
ワシの経験上の推測とサイトに寄せられる情報を交えて、その理由を探ってみたいと思う。
『自分が不祥事等で首になった事も無く』ということやが、それらの新聞販売店がどう思っていたのかによっても違うさかいな。あんたの認識と、それらの販売店の認識が違うと言うことは十分考えられる。
普通、『色々な販売店に面接に行っているのですが、全く採用されません』というのは、業界情報で、あんたの情報がブラックとして出回っているケースが考えられる。
あんたは不祥事とは思うてない事でも、その販売店にとっては、とんでもないと考えるというケースもあるし、他の人間のした事を、あんたの仕業やと勘違い、またそう吹き込まれて、そういう情報を流した場合もあるのやないかな。
辞めた者、その場におらんものに責任を被せる、なすりつけるということは広く一般社会でも往々して起こりがちなことやさかいな。
また、その販売店のトップの怒りを買って、嫌がらせでそうされたというケースも考えられる。
仮定の話やが、そういう業界情報が流されていたら、採用されるのは難しいやろうと思う。
その情報の出所を見つけ、そこと対峙して身の潔白を証明し、その業界情報を訂正させんことにはな。
あんたは『Y紙販売店を6店舗渡り歩いてます』ということのようで、以前もY紙販売店に勤めておられたのやったら、単にあんたの話がその狭い地域の中で話題になっていたとも考えられる。
それで敬遠されとるのやないかと。
あるいは、『でも色々な販売店があり、中には店員を喰い物にしたり、面接時に提示した条件が守られなかったりしたので、そうなってしまったのです』というようなことを、その面接の場でも同じように言うておられたとしたら、相手の販売店でも、あんたに対してええ印象を持たんということも考えられる。
「こいつは文句の多い奴やな」と思われる可能性もあり、それが同じY紙の販売店やと尚更やないかと思う。
あんたも知ってのとおり、新聞販売店には地域の協力会というような組織があって、その近辺での付き合いというのも、それなりにあるわけや。
面接に行った販売店が、辞めた店のことを良く知っていて、そこを悪し様に言う従業員を雇うような気持ちになるかということや。止めておこうとなるのが普通やないかな。
また、その販売店への気遣いや軋轢(あつれき)を懸念するような所やと、尚更やということになる。
それを打破するには、Y紙の販売店以外の募集に応募されるのがええのやないかと思うがな。そうすれば違った展開もあるのやないかと。
それとも単に『たまに面接の時に、販売店を移りすぎ、のような事も言われるのですが・・・』ということが本当の理由なら、履歴書にはなるべく、その販売店での就業経験を少なく記載するというのは、どうやろうか。
履歴書には、すべての職歴を記載せなあかんという決まりはないさかい、そうしたところで経歴詐称にはならんやろうと思う。もちろん、その判断はご自身でして貰うしかないがな。
一般的に、経験者の方がその業種で働く上では有利になると考えがちやが、この業界の一部では、その経験者を敬遠するということもあると聞くから、そうする方法もあるということや。
実際、拡張団などの場合、経験者を除外して初心者を中心に雇う姿勢の会社の方が多いようやさかいな。
業界情報であんたの情報がブラック、要注意人物として流れとるとすると一朝一夕に、その状況を変えるのは難しいやろうが、それ以外やと、系列の違う販売店への面接、履歴書の経験数などを減らして記載するという程度で、再度、チャレンジしてみられてはどうかと思う。
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