新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.827 この場合黙って引っ越しても大丈夫なのでしょうか?


投稿者 t-k さん  投稿日時 2010.1.14 PM 1:06


解約について質問です。

21年9月に契約しました。内容は22年9月から12か月以上です。

契約の時は半ば強引な感じでしたが納得してしまって契約しましたが最近やっぱり解約したいと思っています。

今度の3月に引っ越すのですがとても近くなので配達の範囲には入っていると思います。

この場合黙って引っ越しても大丈夫なのでしょうか?

電話番号はばれてるけど引っ越し先はわからないはずなので…。でもY新聞はあまりいい噂を聞かないのでなんか怖いです。

ちゃんと解約しないといけないならばどうすればよいのでしょうか?

もらったものは使ってしまったものがあります。

解約すると伝え違約金として少し払えばいいんですか?

よろしくお願いします。


回答者 ゲン


『この場合黙って引っ越しても大丈夫なのでしょうか?』ということやが、それは止めておいた方がええと思う。

『今度の3月に引っ越すのですがとても近くなので配達の範囲には入っていると思います』ということで、本当にその引っ越し先がその販売店の配達エリア内やったら、かなりの高確率でバレる可能性が高いさかいな。

『電話番号はばれてるけど引っ越し先はわからないはずなので…』と思っておられるようやが、この業界は引っ越し客は、ほぼ確実に配達エリア内の販売店には分かるようになっている。

特に3月というのは引っ越し客の多い時期やから、どの販売店でも力を入れてその獲得に全力を注ごうとする時期でもある。そのためだけの引っ越し客獲得のコンテストまで行う販売店も珍しいことやない。

この業界で最も契約の取りやすいと考えられているのが、その引っ越し客やからな。

引っ越し客については、日頃からでも空き家(空き室)チェックをしている販売店が多い。たいていは、それ専用の手帳を作って昼間の空いた時間に巡回するわけや。

その販売店、その従業員、あるいは拡張員によっても、その周期はそれぞれ違うが、前回、調べたときに空き家(空き室)やったのが、その次に巡回した際、入居していれば、そこはその間に引っ越して来た客ということになる。

あるいは、その新聞販売店と懇意にしている客からの通報というのもある。

あんたは『Y新聞はあまりいい噂を聞かないのでなんか怖いです』と、あまりええ印象を持たれておられないようやが、エリア内にはそういう人ばかりやなく、そこの新聞、または販売店のファンやという人も結構多いのが普通や。

また、Y新聞などでは、新聞社の意向、もしくは地域の販売店協力会などの方針により、モニター客といって特別な顧客を抱えているケースがある。その人たちからの通報もある。

「あの家(部屋)に引っ越して来た人がいますよ」と。

さらに、アルバイトの配達員からの報告というのもある。一般的にアルバイトの配達員というのは、昼間は他の仕事をしている人が多い。

しかも、たいていはその販売店の配達エリア内に住んでいる場合が多い。アルバイトとして選ぶ場合、誰でも近い方がええさかいな。

そして、そのアルバイトに家族がいれば、その家族からもその引っ越し客の情報を得ることがある。

もっと言えば、ごくまれにやが販売店の中には、そのアルバイトの人間にまで勧誘のノルマを課しとる場合もあると聞くから、当然、その情報には敏感に反応しやすい。

ワシが『かなりの高確率でバレる可能性が高い』と言うのは、それらのことがあるからや。

悪いことは言わんから、そんな状況なら『黙って引っ越す』というのは考えん方がええと思う。後のトラブルが大変やさかいな。どんな事でもそうやが、逃げて見つかったら何の言い訳もできんようになる。

ただ、『とても近くなので配達の範囲には入っていると思います』というのは、一概にそうとばかりは言えんということがある。違う可能性も考えられる。

これは、遠方であろう近所であろうと、配達エリアが違うということがあるから、まずはそれを調べることや。

ただ、新聞販売店の配達エリアというのは市町村などの住所で区分けされとるケースは少なく、たいていは川とか線路、道路などで区切られていることが多いから、一般の人では調べるのは難しいやろうと思う。

極端な話、道一本挟んだ向かい側にY新聞の販売店があったとしても、そこから配達されるとは限らんということがあるさかいな。はるか遠方のY新聞の販売店から配達されるというケースはいくらでもある。

その引っ越し先が、大きな道路や河川、線路の向こう側やったら、エリア外の可能性があるということや。

それを調べるのなら、その販売店に電話であんたの素姓を隠し、または姓だけを名乗って「今年の3月に○○市○○町○丁目に引っ越す予定の者ですけど、その辺りのY新聞の配達はそちらからされるんですか」とだけ聞けば、たいていは、そのとおりなら、そうと、違う場合は当該の販売店を教えてくれるはずや。

その販売店とは違う店からの配達ということになるのやったら、範囲外ということになるから、堂々とエリア外の引っ越しを主張すればええ。

ちなみに、その場合は、個人情報保護の名目でその引っ越し先を教えることはできんと突っぱねたらええ。それで通る。

その場合なら例え引っ越し先を知られたとしてもどうということはないが、いくらエリア外でも、あまりに近くに引っ越しすると分かったら、法的には問題はなくても、その販売店次第では揉める可能性もあるさかいな。

しかし、その引っ越し先がエリア内やったら、契約は継続になるからあんたの方からの一方的な解約はできん。

それでも解約を希望するのなら、その意志をその販売店に伝えて話し合いで合意して解約するしかない方法はない。

『ちゃんと解約しないといけないならばどうすればよいのでしょうか?』というのは、その話し合いをすることがそうなる。

『契約の時は半ば強引な感じでしたが納得してしまって契約しましたが最近やっぱり解約したいと思っています』というのは、あんたの側の自己都合ということになり、普通は、某かのペナルティを覚悟する必要がある場合が多い。

一般的には、解約違約金プラス勧誘時に貰った物の返還ということになるが、その具体的な請求があるかどうかは、その販売店次第で違うから、まずはそれを聞くしかないやろうと思う。

『もらったものは使ってしまったものがあります』は、元の状態になるよう買って揃えて返すか、その分の代金を支払うよう交渉することになる。

『解約すると伝え違約金として少し払えばいいんですか?』というのは、その販売店との交渉次第やろうと思う。

あんたが『少し払えば』というのがどの程度の金額のことを言われておられるのかは分からんが、その望む金額をぶつけて交渉するしかない。

こういう交渉はケース・バイ・ケースやさかい決まりというものが一切ない。法律的にも当事者間で決めることとされとるだけや。

その交渉の結果、納得されるのなら、そうされたらええし、あまりに法外な請求やと考えるのなら、また、ここに相談されたらええ。その内容次第でアドバイスするさかい。

ただ、話を聞く限り、その販売店に不法行為や落ち度らしきものはなさそうやから、難しい交渉になるというのは、ある程度、覚悟しといた方がええと言うとく。

いずれにしても、その引っ越し先が、その販売店のエリア内かどうかを調べ、エリア内やったら、解約したいという意志を示すしか、その先は見えんと思うがな。


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