新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A
NO.832 勝手に新聞をいれ請求されることも考えられますか?
投稿者 kazumi さん 投稿日時 2010.1.18 PM 2:58
回答メール有り難うございました。
今回のことで、契約というものがどんなに融通の利かないものか身にしみました。
普通の物はそんな先の契約なんて取らないし、予約ならキャンセルが可能ですしね。
新聞の契約というのは、いつでもキャンセルも変更も可能という感覚でいましたし。
おまけに母の契約であるので、母が亡くなった時点から、私との期限なしの自由契約になるのだと勝手に思っていたんです。
だから休刊するのも止めるのも自由にできると考えていましたから・・
母が亡くなった時に確認しておくべきことだったわけですよね。
今年3月は母の3回忌もあり、また子供の中学入学準備もあり他の出費をできるだけ抑えたい。
2社重複して3ヶ月も取らないといけないというのは、かなりの負担。
という気持ちもあり、もう一度販売店に電話し、「裁判は主人が言っていることで、私としては穏便に済ませたいので、2社が重複して契約していたのがわかったからといって勝手にA新聞と先に3ヶ月の契約をしてしまった私に落ち度があったことを認め3ヶ月休刊してもらうか、契約をずらして貰えれば、とお願いしました。
主人の実家の事情もあるから、そちらのいうような契約はできないけれども今の2年間の次にM新聞の4年間が入っているのでその後H28からこの家にいる間はずっとN新聞を取り続けるという意味で期限を付けない契約を私の名前で契約するという条件ではどうか?と提案してみましたがだめでした。
基本的に私は母と違い、ころころと新聞が変わるのがきらいなんです。
シリーズの読み物や小説もせっかく毎日読んでいるのに、別の新聞に変わるのが嫌だといつも母に言っていたんです。
母は景品に釣られて、新聞は変えた方が得だと次々と契約して・・・
新聞販売店にとって、たった3ヶ月休刊してやることはそんなに大変なことなんですか?
3ヶ月の休刊で、信頼を得て今後の契約者をしっかり繋ぎとめておく。とは考えないのでしょうかね。
「損して得をとれ」って言うじゃないですか?
私の立場が言うことではないですが。。。
N新聞自体は好きだったので残念ですが、もうN新聞は読みたくありません。
N新聞の販売店にA新聞さんは亡くなった母の契約の解除を話し合いで納得して貰えたのにどうして契約の変更ができないのか? と聞くと、N新聞の販売店が言うにはA新聞が母の契約書を破棄したのは、A新聞の今の販売店が新聞社系列?の販売店で今月の新規獲得の成績重視だからではないか?
一つ契約が無くなっても、私の名前で契約を取れば、成績になる。
自分のところは自営業なので収入が問題なわけだからちがうんだそうです。
A新聞の販売店が意外とあっさり契約の短縮を認めてくれた理由がわかりました。
それからN新聞の契約のH20年1月からH21年12月までのものとH22年1月からH23年12月までのものは別の契約になっていた記憶があります。
契約書が見つからないので遠い記憶ですが、中途解約ではなく、たった3ヶ月の契約の延期というのでも認めたくないものなんですかね?
不思議です。今までも付き合いのあったお客さんで、今後も契約が取れるかもしれないのに・・・?
主人は実家の都合でこの家(私の実家)と主人の実家を行ったり来たりしています。
主人の両親も70代後半でこれから介護の問題もでてきます。
私の実家つまりこの家は、他県で働いている40代の弟がいずれ帰ってくる予定。
古い小さな田舎の家ですが、弟が帰って来るまでは私が管理しなければなりません。
8年後の契約ですが、子供も私も主人の実家に引っ越し、空家となった場合は解約を認めてくれますかね?
主人の実家は販売区域外です。
この家は私が管理していくつもりなので、事情を考慮してくれず勝手に新聞をいれ請求されることも考えられますか?
先の話ですが子供だけがここで生活し、私は主人の実家に行っている場合はどうでしょうか?
8年後といば、小学生の子供が成人してますからね。
私だって主人だって元気だという保証はないですしね・・・
あの販売店には事情を考慮してくれる優しさというものがないのか! 未だに悔しい思いです。
前回書き忘れましたが、「裁判は勝手にどうぞ。新聞は入れ続ける」と言われた後、主人にも電話して貰いましたが、販売店の態度は変わらないようでした。
主人はどんなに暴言を吐かれたとしても、暴力を振われることはないし暴力を振るえば向こうの負けだからいいじゃないか。命まで取られることはない。金がないから払えないと言い続けて、向こうが裁判起こしたら決定が下りてから払えばいいやないか。
俺がずっとそっちにいるのなら販売店との根競べを楽しむんやけどなぁ・・・残念やなぁと。お前の性格からしたら無理やろうしな・・・と。
まあ何事も穏便に済ませたい私とは反対の性格の主人です。
いつも長いメールですみません。
上記の質問、ご回答よろしくお願いします。
回答者 ゲン
『新聞の契約というのは、いつでもキャンセルも変更も可能という感覚でいましたし』という方は多い。何もあんただけやないが、契約期間を決めて署名、捺印する契約書というのは、それだけの重みのあるものやというのは大人としては知ってなあかんことやと思う。
すべてのそうした契約は法律上も保護されると。
それを知らんかったというのは、法律を知らんかったとなるわけやが、きついようやけど、法律は知らんかったからというて考慮されたり許されたりするものやないわけや。知らん者が悪いとされる。法律とはそうしたものやさかいな。
その法律に則ったものは、あんたが実感されたように『契約というものがどんなに融通の利かないものか身にしみました』ということにしかならん。
もっとも、この業界は、そのN新聞のような販売店ばかりではないが、その相手次第では運の悪いことになるということや。それには、人にはいろいろいとるからとしか言いようがない。
この業界は、その販売店の考え方次第というのが強いから、よけいやと思う。
『新聞販売店にとって、たった3ヶ月休刊してやることはそんなに大変なことなんですか?』というのは、新聞販売店全体ということではなく、そのN新聞の販売店がそうやったということや。
その3ヶ月ずらす、または休刊にするくらい認める販売店の方が圧倒的に多いさかいな。
このQ&Aの回答でも、随所でそう頼むようにとアドバイスしとるくらいやさかいな。それを拒否する方が異常やと思う。
ただ、異常やが無法ということでもない。それは販売店の裁量の範囲内とされとる事やから、その販売店次第ということになるさかいな。
『N新聞の販売店にA新聞さんは亡くなった母の契約の解除を話し合いで納得して貰えたのにどうして契約の変更ができないのか? と聞くと、N新聞の販売店が言うにはA新聞が母の契約書を破棄したのは、A新聞の今の販売店が新聞社系列?の販売店で今月の新規獲得の成績重視だからではないか?』
というのは何や分かったような分からん言い分やな。理屈になってない。
『A新聞の今の販売店が新聞社系列?』というのは、全国紙という意味やろうと思う。
『N新聞の販売店が言うにはA新聞が母の契約書を破棄したのは……今月の新規獲得の成績重視だからではないか?』というのとは違う。
あんたの今までの話を聞く限り、そのA新聞の販売店の方が常識的な考えのところやと思う。
A新聞がお母さんの契約書を破棄したのは、死んだ人のした契約をそのまま続けることが忍びなかったからやないかなという気がする。
ただ、無条件での解約よりも少しは契約にしたかったというのも事実やろうがな。そして、その3ヶ月の期間をずらすくらいは業界の常識ということで、そのA新聞の人はN新聞の販売店にそう頼むよう言うたのやと思う。
普通の販売店経営者はそう考える。
せやからこそ、最初の相談の折、ワシも、
あんた次第やが、実際には、そこまで揉めるようなケースでは、たいてい、販売店の方があきらめる場合が多いようや。
そういうケースで裁判をしてまで集金したというのは、ほとんど聞くことがないさかいな。
こういうことで変に揉めるとその地域での評判を落とすことになりかねんというのが、その理由の大半やと聞く。「あそこの販売店は死んだ者の契約まで守らせようとする」と。
と言うたわけや。それが普通の販売店の考え方やと思うてな。
『一つ契約が無くなっても、私の名前で契約を取れば、成績になる』というのは、確かにその一面はあるが、それはN新聞にも言えることで、せやからこそ、あんた名義での書き換えを迫ったわけやしな。
何もA新聞の販売店が特別というわけやない。この業界すべてに共通して言えることやと思う。せやから、その言い分は何の理由にもなってないと言うしかない。
『自分のところは自営業なので収入が問題なわけだからちがうんだそうです』と言うに至っては何を言うてんねんという気になる。
日本のすべての新聞販売店は、それ自体独立した企業、自営業者ということになっとる。グループ会社というのもあるが、それも経営者は一人やから組織が大きいか小さいかの違いがあるだけで内容的には同じや。
これも良くある誤解の一つに、特に全国紙の販売店は新聞社が経営しているというのがあるが、一部の例外(合配店、複合店)を除くすべての新聞販売店は、特定の新聞社と業務委託契約をしているだけの会社、または個人業者なわけや。
N新聞はブロック紙というだけで基本的には全国紙のA新聞と変わるところはほとんどないと言うてもええ。まあ、細かな約束事は、それぞれで違うかも知れんがな。
少なくとも『自営業なので収入が問題なわけだから』というのは、すべての販売店に共通したことやと言える。
『それからN新聞の契約のH20年1月からH21年12月までのものとH22年1月からH23年12月までのものは別の契約になっていた記憶があります』というのも、また新しい情報やな。
『契約書が見つからないので遠い記憶ですが、中途解約ではなく』というのは、前回のワシの回答に対する言い訳かも知れんが、何度も言うように、ワシらは与えられた情報でしかアドバイスできんから、実は後からこうでしたと言われても困るわけや。
その時折の相談内容でしか回答することはできんさかいな。
『たった3ヶ月の契約の延期というのでも認めたくないものなんですかね?』というのも、何度も言うが、それはそのN新聞の販売店が特別に意固地なだけやったからやと思う。
他の販売店でそう言うところは圧倒的に少ない。ワシもこのQ&Aを長くやっとるが、契約期間の延期を断った販売店というのを聞くのは初めてやさかいな。
『8年後の契約ですが、子供も私も主人の実家に引っ越し、空家となった場合は解約を認めてくれますかね?』というのは、そのN新聞の販売店が認めようが認めまいが関係なく、その引っ越す場所が『販売区域外』ならその契約は自然消滅になるから心配することはない。
『先の話ですが子供だけがここで生活し、私は主人の実家に行っている場合はどうでしょうか?』というのは、法律的には、契約者の孫に当たるお子さんがその契約を引き継ぐ義務はないが、そのN新聞の販売店の経営者なら、そんなことはお構いなく、あんたに対するような態度をそのお子さんにもするやろうと思う。
もちろん、それも争う気持ちさえあれば闘えるが、揉めるのは必至やろうな。その販売店の人間と関わり合いになる限り、救いのない言い方やが、仕方ないことやと言うしかない。
相手が悪すぎたと。
『俺がずっとそっちにいるのなら販売店との根競べを楽しむんやけどなぁ・・・残念やなぁと』というご主人のような人でないと、そのN新聞の販売店と渡り合うのは、まず無理やろうと思う。
書籍販売コーナー 『新聞拡張員ゲンさんの新聞勧誘問題なんでもQ&A選集』好評販売中