から新聞勧誘・拡張問題なんでもＱ＆Ａ
NO.838 期間も家庭の事情も有るのでどうしても結果を出したい
投稿者 m121 さん 投稿日時 2010.1.24 PM 5:09
僕はＹ新聞専業ですが、実際は営業だけのチャレンジ期間を与えられてます。
店の受け持ち区域全体の客層は分かりませんが、自分の今の区域はＷ大学の近くに住んでる学生と、公営アパートに住んでる年金世代中心と、オートロックと店とマンション、アパートと多少の一軒家って形です。
もちろん多少の結果がついてくるようになったら他の区域もいくでしょうけど。
自分はヤル気は有ると思いますが、ネガティブというか理論的に考えた上で行動しちゃうタイプなので無能の状態で数打ちゃ当たる戦法も始めの２日は続いたのですが、確かに引きは大事だと思いますが、カードに繋がる率80%以上(拡材使って落とせるとか)の客、勧誘待ってたのよって客なら新人だろうが、カードになると思うんです。
それが専業とかで３日に１枚しかカードに繋がらない人なんだと思います。ちなみに専業6人の中にカード強い人はいません。
でもゲンさん、店長、所長の話を聞くとカードに繋がる率30%前後〜60%ぐらいの客を如何にカードしてるかによってオールスターとかSHで実績残せる人なんだと思います。
専業でカード5、60枚やっても凄い収入にはならないと思うんですが、僕がそれぐらいやったら団使わない分僕に使ってあげたいから60万前後やるよ。と同い年の店長に言われました。
あの言い方だと３ヶ月契約でも良いような感じでした。こんな待遇普通ありませんよね。しかも毎日手空きですから、出来る人は全然の数字だと思いますが。
まずゲンさんはこの状況で１日平均カード数×30日(休みは考えず)で何枚出来ますか？
バックナンバー430の話でサービス良いですよね。ってわざと聞くって言ってましたが、Ａ読者には通用すると思うんです。
上記の学生、年金世代だと経済新聞、Ｔ新聞が多く、この場合サービスなんてないですよね？
またＳ新聞、Ｍ新聞とってる人に対してもゲンさんならなんてきりだします？
またＡ新聞の読者でもサービスなんか関係ないよ(読み易いとかＹ新聞嫌い的なこと)と言われた場合は諦めですか？
あと１日何件叩きますか？ 今は白だけ回れと言われてます。
僕は正直、Ｓ新聞、Ｍ新聞、Ａ新聞の全部アルバイトしたことがあってＡ新聞の販売店も面接を考えたんですが、今後新聞業界で残って行くのはＹ新聞だけと思ってＹ新聞の専業を選びました。
けど、期間も家庭の事情も有るのでどうしても結果を出したいので早めのご回答よろしくお願いします。
あと聞いたこと以外になにか有りましたらよろしくお願いします。
回答者 ゲン
『期間も家庭の事情も有るのでどうしても結果を出したいので早めのご回答よろしくお願いします』ということやが、ワシの回答次第でこの先、この仕事を続けるかどうかを考えるということなのかな。
それとも、『結果を出したいので』早めにその方法を教えろということなのやろうか。
もし、そうやとしたら悪いが、ワシは勧誘営業には一朝一夕で上達する方法はないと考えとる人間やから、「そんな便利なものはない」としか答えられん。
あんたはご自分のことを『期待の新人らしく』と言われていたから、勧誘に関してはまだ経験が浅いのやと思う。
営業の基本ができている、あるいはそこそこの経験があれば、ひと言のアドバイス、一つのヒントで劇的に変わった人は何人か見てきたことがある。
しかし、あまり大した経験もない素人さんに、それは無理やと思うから、すぐ結果の出せる方法を教えろと言われても困る。
それどころか、その考え方自体を変えん限り、この仕事でものになるのは難しいと言うしかない。おそらく、そのままではワシの言う意味など何も分からんやろうと思うしな。
つまり、どんなアドバイスもあんたの心には届かんのやないかということや。
前回『NO.834 雑談できるかどうかは相手次第ではありませんか？』で回答した内容をどこまで理解されとるのかも分からんさかい、よけいそう感じざるを得んわな。
返礼メールをしてくれとまでは言わんが、少なくとも次の質問をしてくる場合は、例えそれが気に入らん回答やったとしても、その前回の回答の感想くらいは短くてもええから入れて質問してほしかったと思う。たいていの人はそうされとる。
無反応やと、どうしても「何も分かってないのかな」と考えるしかないさかいな。それでは回答する方も詮ない。
『自分はヤル気は有ると思いますが、ネガティブというか理論的に考えた上で行動しちゃうタイプなので』と言うておられるが、本当に理論的に物事を考えるということを言われるのなら、まず基本をしっかり勉強し、その業界の事を理解、熟知した上でないと理論的な思考をすることなんか無理と違うかな。
理論とはと、大上段に構えて言う気はさらさらないが、物事を合理的に説明するための方法が理論なわけやから、その説明すべき事、理解すべき事が分かってないと意味がないやろ。
つまり、ワシが言いたいのは、行動と実践の伴わない理論では机上の空論にしかならんと思うということや。
１万人の勧誘員がおれば１万通りの勧誘方法があり、ターゲットの客にしても数千万人がそれぞれ固有の性格、考え方を有した人間が世の中には存在する。
その時々に応じ、臨機応変の対応が要求される。
そんな世界に、画一された理論や方法など存在するはずがない。よりベターやと思える方法があるだけやと思う。
それを見つけるのも容易なことやないのに、それを即席で教えられるわけがないということや。
あんたには言葉の端々から、勧誘など大したことはない、簡単なものやという風に考えておられるように見受けられるが、前回の回答でも言うたようにそんな簡単なものやないわけや。
それを分かって貰いたい。簡単に会得できるほど甘いもんやないと。
営業に到達点はない。常に日々勉強、創意工夫を懲らしていくしかないと。
１０代の頃から４０年ほど、営業の世界に身を置いて、日々、そのことだけを考え続けた男の行き着いた結論がそれや。その男にしても、とても会得したとは言い難いのやと。
まず、それが理解できるようやったらしてほしいと思う。
その上であんたの質問に答える。それでないと、ワシの言う意味が分からんやろうと思うしな。
『まずゲンさんはこの状況で１日平均カード数×30日(休みは考えず)で何枚出来ますか？』というのは難しい質問や。
その地域、その販売店で、ワシが勧誘して何本の契約を上げられるというのは、正直、実際にやってみな分からんさかいな。やってもないのに、何枚の契約を上げることができるという無責任なことは言えん。
あんたは『実際は営業だけのチャレンジ期間を与えられてます』というのは、期間限定の「専拡（専属拡張員）」と考えて良さそうや。
その専拡での実績ということなら、過去に１日、３０本の契約を上げたこともあり、月では２００本前後はコンスタントに上げてた実績がある。
そのときの話なら『新聞勧誘・拡張ショート・ショート・短編集 第５話 新聞奨学生マタやんの憂鬱』を見て貰うたら分かると思う。
もっとも、あるときを境に、月７０本〜１００本くらいにペースを落としたがな。
この業界は、これはこれで妬（ねた）みや嫉（そね）みといったものがあり、ヘタにトップに立つと足を引っ張られたり、陥れられたりと、ロクなことがないと実感したさかいな。それなりに難しいこともあるわけや。
そんなワシでも、この業界の中では、それほど飛び抜けた存在というわけでもない。
ワシ以上に成績を上げる人間はナンボでもいとる。身近でワシが知っているだけでも、悠に１０人は下らんさかいな。どんな世界でもそうやが、上には上がいとるということや。
ワシは今、ある店の専拡をしとるが、大体、成績としてはそんな（月７０本〜１００本くらい）ものや。
ただ、その内容は、あんたの考えとるものとはかなり違うと思う。
ワシは、毎日、新規客ばかりを専門に叩いとるわけやない。それほど汗水たらして、しゃかりきになることも少ない。
ワシの営業スタイルは、客との人間関係を構築するという面に力を注ぐものやさかい、結果としてそれができとるのやと思う。
前回の回答でも少し触れたように、「客に気に入られる」という勧誘に徹しとるわけや。
そのおかげで、新人のあんたには信じ難いことかも知れんが、客が客を紹介してくれるというケースがワシの場合には結構多い。まあ、そうなるようにしとるのやけどな。
定期的な専属の交代読者とその紹介客だけでも多い月やと５０本近くある。
もちろん、そんなことが一朝一夕にできるわけやない。そうなるためには、それなりの月日や経験が必要や。プラス、その考え方とちょっとした能力やな。
あんたの方でも、時間をかければ、それと同じことも可能やとは思うが、今すぐ結果を出せと言われてもワシのスタイルでは思うような数字を上げるのは難しいやろうと思う。
その方向で頑張ろうという意欲が見受けられんさかいよけいにな。
ワシが『難しい質問や』というのは、そういうことや。
『上記の学生、年金世代だと経済新聞、Ｔ新聞が多く、この場合サービスなんてないですよね？』というのは、その新聞販売店次第やないかな。Ｔ新聞というのは知らんが、経済新聞ならサービスのある販売店もあると聞くさかいな。
この業界は、一つの販売店でそうやから他も同じということはほとんどない。販売店の数だけ、いろいろあるというのが正しい認識やと思う。まあ、ある程度の地域性というものはあるやろうがな。
『またＡ新聞の読者でもサービスなんか関係ないよ(読み易いとかＹ新聞嫌い的なこと)と言われた場合は諦めですか？』というのも、その相手次第やな。
人は同じ言葉を言うてても微妙にその真意、ニュアンスが違うことがある。本気でそう言うてるのか、駆け引きで言うてるのか、単に面倒臭いだけなのかということや。
ワシの場合は、長年の経験で、少し会話を交わせば、たいていその程度の違いは分かる。
その相手との相性もあるが、いけると判断したら、とにかく雑談などで、その人間の気持ちをときほぐしにかかる。
客にできるかどうかの判断はそれからや。まあ、あんたところの店長やないが、ものの２、３分も雑談が交わせるようやと、かなりの高確率で成約に持って行けるとは思うがな。
『あと１日何件叩きますか？』 というのは、その日によって違うとしか言えん。
白叩き（新勧専門）に専念して、叩ける地域や不調のときなら１日４００〜５００件叩いたこともあるし、好調時の場合、契約が上がるほど１件に要する時間も長くなるから、ものの５０件も叩けんということもあったさかいな。
いろいろや。
『今後新聞業界で残って行くのはＹ新聞だけと思ってＹ新聞の専業を選びました』というのは、面白い見解やが、その根拠は何やろう。是非、それを聞かせてほしいもんやと思う。
単に規模が大きい、安定しとるというだけなら、Ａ新聞やＭ新聞も大きな負債があるわけやなく、企業としてそれなりに高額な資産も保有しとるから、そのＹ新聞と比べてもそれほど引けを取るとも思えんがな。
それに、あんたは何か大きな勘違いをされとるようやが、Ｙ新聞の経営状況が、そのままそのＹ新聞の販売店の経営状態と同じということはないで。新聞販売店は、それ自体独立した企業やさかい、その台所事情もそれぞれや。
一つ言うとくが、この業界の販売店で改廃や廃業数の多いトップクラスは、そのＹ新聞やさかいな。
もちろん、それにはそれぞれの事情もあるやろうし、Ｙ新聞の販売店の店舗数が多いということもある。
一概にそれやから悪い、危ないとは言えんが、新聞社と販売店はその経営を助けあっているということやないさかい、あんたの選ぶ理由としては弱いのやないかと個人的には思うだけの話でな。
もっとも、そのイメージは人それぞれやから、それがあんたの考えと言うのなら、それはそれでええ。特に突っ込んで意見するつもりはない。
『期間も家庭の事情も有る』というのは、それを聞かせて貰わんことには何とも言えんが、ワシの言えることは、勧誘に即席を求めるのは無理やということや。
少なくとも、ワシにはそんな便利なものを提供することはできん。
後は、あんたがこのサイトに学ぶべき点があると思えば、勧誘営業に関しては相当な情報量があると思うから自分で、それを探されればええし、なければ、力になれずに悪いが他を当たってほしいとしか言えん。
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