新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A
NO.844 新聞を解約したと思っていたのに
投稿者 Y.Sさん 投稿日時 2010.2. 7 PM 11:27
はじめまして。私は20歳♀でアパートに一人暮らししています。
困ったことがありました。どうかご意見お願いしますm(_ _)m
一昨年の11月下旬ごろ新聞の勧誘の方が訪問してきました。
成績にも影響でるし3カ月でいいからと押しに負けて3カ月だけ新聞の契約をしましたが、3か月経って継続するか訪ねてきたときは、もう結構ですと断りました。
そのあとは新聞が配達されることもなく解約できたものだと思っていたのですが・・・。
しかしこの前、携帯のほうに住んでいる地域の新聞会社から留守電が入っており、「来月から1年間新聞の配達を開始されるとのことなのでその確認でお電話しました。」と伝言がありました。
私はびっくりして、新聞会社のほうに折り返しの電話をしました。
その時は私に留守電を入れた方は外に出ていていなかったようなので、別の方に「契約した覚えがない」と伝えたところ「そうですか。では電話をした者にはそのように伝えておきますね。」と言われ忙しかったこともありすぐ電話を切りました。
そのあとは全く連絡はありません。
これはきちんと了解してくれてるのでしょうか?
それに、1年前に解約したはずなのに突然こんなことってあるんですか?
回答者 ゲン
『そのあとは新聞が配達されることもなく解約できたものだと思っていたのですが・・・』ということやが、あんたの場合は解約ではなく、契約が終了したということになる。
当たり前やが、契約が終了すれば、以前の契約に縛られることはない。契約書がその効力を発揮するのは、その契約書に記載された「契約期間内」だけやさかいな。
『3か月経って継続するか訪ねてきたときは、もう結構ですと断りました』ということで終わっているのなら、今は完全にフリーの状態ということになる。
『1年前に解約したはずなのに突然こんなことってあるんですか?』というのは、あんたの話を聞く限り、どうもその販売店(新聞会社)の誰かが「てんぷら(架空契約)」で契約をでっち上げた可能性が高そうやな。
突然、身に覚えのない契約があり新聞を配達すると言うてくるのは、それくらいしか考えられん。
そういうことが良くあるのかと聞かれれば、今は少なくなったとはいえ、皆無やないとだけ言うとく。
特にその販売店ではありがちなことかも知れんと。
当たり前やが、一件でもそういうのがあれば、それをする人間は必ずその販売店関係者の中にいとるはずやから、他でも同様の事案があると考えられるさかいな。
その販売店に『契約した覚えがない』と伝えたのなら、しばらくは相手の出方を見るしかないやろうと思う。
新聞販売店が、配達の1ヶ月前くらいに契約者に確認の電話を入れるというケースは多い。
名目はサービスの一環としてやが、その実は、こういったトラブルを回避するためということがある。黙って配達を開始してからトラブルになるというのは、その販売店にとっても歓迎できることやないさかいな。
その販売店が、その揉め事を嫌えば『契約した覚えがない』という、あんたの意志を無視して配達することはないやろうと思う。
ただ、その確認の電話くらいはあっても良さそうなもんやけどな。
『そのあとは全く連絡はありません』というのが、どの程度の期間なのかにもよるが、3日以上、音沙汰がないのなら、再度、確認の電話をしてみることや。
「この前、そちらからお電話で、身に覚えのない新聞の契約で配達されると言って来られましたが、あれから一切電話がありませんけど、どうなったのですか」と。
このとき、できれば携帯電話などの録音機能を利用するか、あるいはスピーカーホンにしてラジカセなどで、その音声を録音しとくことや。
その契約をその販売店が「てんぷら(架空契約)」で間違いやったと認めればそれで終わるし、また、その担当者との連絡がつかんなどと逃げを打って電話に出んようなら、その電話口に出た人間にでもええから、再度、「私はそのような契約書にサインなどした覚えはありませんから、新聞の配達は堅くお断りします」と、はっきり伝えとくことや。
その意志を伝えたという証拠が音声で残っていれば、万が一、その販売店がそれを無視して配達を強行してきた場合でも、あんたの言い分の方が公の場で通りやすいさかいな。
また、その販売店からの返事が曖昧な場合は、さらに3日後に電話するという具合にすれば、その回数が重なる毎にあんたの言い分に信憑性が増し有利になるから、根気よく電話するというのも手や。
もっとも、そこまでせんでも、契約書を交わした覚えもない「てんぷら(架空契約)」には、あんたの自筆のサインや印鑑などあるわけがないから、その事実だけで争っても負けることはないやろうがな。
まあ、普通は身に覚えがないと言うてるものを強行して配達する販売店はないとは思うが、ごくまれに、タチの悪い販売店も存在するから、万が一ということもある。
せやから、その電話をした結果次第で、また相談してこられたらええ。例え万が一という場合になっても、その対処法はいくらでもあるから、それほど心配される必要はないと言うとく。
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