新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.875 どうすれば拡張員登録が外ずせますか?


投稿者 Jk さん  投稿日時 2010.3.29 PM 10:39


始めまして。

実は前に居た団から給料貰えなく辞めました。で、知り合いの団に行こうと思ったのですが登録が外れてなく移る事ができません。

前の団に電話して話しましたけど意地悪で外してくれません。借はないです。

仕方なく近代化セールスセンターに電話したら、こう言う風に電話ありましたって事は伝えますけどそれ以上は強く言えないと言われました。で、やっぱり外れません。

次行く団も面倒なので動かないです。

どうすれば外ずせますか?


回答者 ゲン


『仕方なく近代化セールスセンターに電話したら、こう言う風に電話ありましたって事は伝えますけどそれ以上は強く言えないと言うわれました。で、やっぱり外ずません』というのは難儀やな。

あんた以外にも『NO.870 この体制についてどう思われますか?』での相談の中で『うちの団長がなんとしてもセールス登録を外せないように手を回している』というのが、あったが、その折りに、


その登録元である「新聞インフォメーション・センター(旧、新聞近代化セールスセンター)」では、その在籍確認ができない人間の登録は外さなあかん決まりになっとるから、団を介さずそう申し出れば即座に登録を抹消するはずや。あるいは、その団にそうするように連絡を入れる。

いずれにしても、そうしておけばその登録が外されるのは、ほぼ間違いない。当たり前やけど、そこで仕事してないわけやから、仕事をしてない者をそのまま登録するというのは登録違反ということになるさかいな。


と言うたんやが、その「新聞インフォメーション・センター(旧、新聞近代化セールスセンター)」でも『こう言う風に電話ありましたって事は伝えますけどそれ以上は強く言えないと言われました』ということのようやな。

しかし、その対応には問題があると思う。当たり前やけど、その団は、すでに辞めとるのやから、そこの所属で登録したままというのは誰がどう考えてもおかしいわな。

それを『それ以上は強く言えない』とは、どういうことなんやろう。たまたまその担当者が、そういう対応、返事しかできん人間やったのか、センターとしてそれが精一杯の対応ということなのやろうか。

それやったら、そんな組織はまったく機能してないということになる。

その場合は、どうしようもないのかと言えば、そうでもない。方法はある。

その「新聞インフォメーション・センター(旧、新聞近代化センター)」がアテにできんのなら、管轄の労働基準局に「正式に退職しているのに、その扱いになっていなくて転職の妨害をされて困っています」と、その事情を詳しく話すことや。

そうすれば、ほぼ間違いなく、労働基準局は、その「新聞インフォメーション・センター(旧、新聞近代化センター)」やその拡張団に、連絡して改善するよう指導するはずやと思う。

さすがに、労働基準局から連絡が入れば、その担当者も『それ以上は強く言えない』などというアホなことは言えんはずや。

拡張団も労働基準局から退職手続きを速やかにするようにと言われれば逆らうことはできんと思う。

その拡張団がどんな所かは分からんが、それを無視して問題を拗(こじ)らせるほどバカやないやろうしな。

それでもラチがあかんかったら、今度は、その拡張団の所属する新聞社の販売部に、労働基準局へそう通告したにも関わらず「拡張員登録を外して貰えなくて困っています」と言うても効果があるのやないかと思う。

ただ、『次行く団も面倒なので動かないです』というのが、少し気にはなるがな。

その『次行く団』が、以前、あんたが所属していた団に気を遣うような所やったら、例え、拡張員登録が外されたとしても、果たしてあんたを雇うかということがある。

実は、こういうケースを想定して、『NO.870 この体制についてどう思われますか?』の相談者には、


例えば、あんたが、その団を辞めたいということで他団に移籍したいと考えたとする。

その場合、あんたところの団長には、それを伝えず、「もうこの仕事は辞めたい」とだけ言うて実際にその団を辞める。

ここでポイントなのは、その団との揉め事などの問題は一切起こさずに円満に退社するということや。

そうしとけば、不法拡張員、要注意人物としての登録はされずに済む可能性が高い。また、業界情報誌などで、あんたにとっての不利な手配情報が掲載されることもないはずや。

そして、例え短期間にせよ、次の拡張団に移るまでの空白期間を作る。その間に、拡張員の登録先である「新聞インフォメーション・センター」に連絡して「私は○○団を辞めてますので、その登録がされたままなら外してほしい」と、その辞めたという証拠と一緒にそう申し出る。


というアドバイスをしたわけや。

何でもそうやが、手順が逆になると成ることも成らんようになるというのは、ままあることや。

その『次行く団』が、ワシの考えるような所やなかったら問題はないが、もし、そうなら、どうしようもないと言うしかない。

雇用契約というのは、雇い主と労働者の双方が一致せん限り結ばれることはないさかいな。

その団が、あんたを雇うのは止めるという結論を出したとしたら、何をしても無駄になる。雇用主には雇用する自由があるから、それを理由にされたら、それまでや。

今となっては、そういうことを言うても仕方ないから、その『次行く団』に「登録が外れたら雇って貰えますか」ということを確認してから本格的に動いた方がええ。

ただ、その『次行く団』がダメな場合でも、その登録を外させんことには、この業界で仕事をするのは難しいから、一応、ワシの言うた手順を踏んどいた方がええと思う。

その団が、例え断固として、その拡張員登録を外さんかったとしても、さらに労働基準局への通告、および「新聞インフォメーション・センター(旧、新聞近代化セールスセンター)」に申し入れ、新聞社への苦情の申し立てを根気よく続ければ、その団を正式に退職している事実があるわけやから、いずれは外さなあかんようになるはずや。

誰がどう聞いても正義はあんたの方にあるさかいな。あきらめることはない。


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