新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.898 未読層攻略のヒントや 攻略の糸口、言い回しについて


投稿者 start さん 某新聞拡張員  投稿日時 2010.5.16 PM 10:49


NO.895でのご返答有り難うございました。博士さんがお元気にされてるとの事なによりと思います。

さて私の今年の春(入居・新入生で稼ぎ時)の成績ですが例年の約三分ノニになりしかも大学新入生に致っては契約頂いても親からの(経済的事情)キャンセルも多数あり不本意な結果に終わりました。

反省点また改良すべき事を考えても未読層の刈り取りが第一と思いますがその件については今だ良案が思い付きません。

ゲンサンの今年の春の成績はいかがでしたか?

また未読層攻略のヒントや 攻略の糸口になりそうな事、言い回しがありましたらアドバイスお願い致します。


回答者 ゲン


『ゲンサンの今年の春の成績はいかがでしたか?』ということやが、ワシに関してだけで言えば、それほどの変化はない。ほぼいつもどおりや。

それには『春の成績』というても、ワシが現在、専拡として所属している店のエリア内、およびその近辺には大学が少なく他地域から学生が移り住んでくるケースがあまりないさかい、特に『入居・新入生で稼ぎ時』とは関係のない地域ということもあるがな。

ただ、学生が比較的多いという他の販売店から聞く話によると、どことも、あんたの言うように『大学新入生に致っては契約頂いても親からの(経済的事情)キャンセルも多数あり』という状況があるようやな。

まあ、大学の新入生の多くが未成年やさかい、その親の許可が不可欠ということもあり、この不況のご時世やと仕方ないやろうなとは思う。

しかし、その不況と裏腹に大学進学率は年々延びとるということを考えれば、あんたほどの人が『例年の約三分ノニになり』という結果は、きついわな。

『未読層攻略のヒントや 攻略の糸口になりそうな事、言い回しがありましたらアドバイスお願い致します』ということやが、これについては、昔からワシは難しい「無読者」には関わらん方がええとアドバイスしてきたが、昨今の急激な「無読者」の増加ぶりを考えると、そうも言うてられんとは思う。

無読者の勧誘を避けてばかりいたんでは、最早、拡張そのものが難しいと。

あんたの言われるように、『未読層攻略のヒントや 攻略の糸口になりそうな事、言い回し』について真剣に考えなあかん時期にきとるのは確かやと。

ワシは、過去、旧メルマガ『第66回 新聞拡張員ゲンさんの裏話 ■新聞の利点』 では、無読者に対して、


確かにWEBサイトに公開されとるニュースには、新聞紙面に掲載されとる主なものはある。

しかし、宅配される新聞紙面と同じ内容がすべて載っとるわけやない。


勉強するなら新聞を読めというのも、常識的に言われてたことや。新聞は、単なる情報だけやなしに間違いのないものとして認知されとったからな。

せやから、知識人と呼ばれる連中の講演会には、その新聞紙面の引用が多い。また、一部の大学教授の中には、新聞紙面そのものを教材に使うとる者すらおる。

勉強は新聞でを地で行っとるということや。


利便性ということにも触れとく。その日の情報を目にするために、一番早くて簡単な媒体は、間違いなく新聞や。朝、手にした瞬間から、どこでも見る事ができる。


パソコンやテレビの共通の弱点は、電気がなかったら役に立たんということと、そのハードの存在にある。

停電や故障という問題もあるが、有事の際に用を為さんということも考えられる。その典型なのが、地震や台風、洪水などの自然災害時やろと思う。

その場を逃げるのがやっとという状態のときに、テレビやパソコンなどのハードを持ち出すことは難しい。

その災害でハードが壊れたり使えなくなったりということは珍しいことやない。また、災害に停電はつきもので、そうなれば使い物にならん場合がある。

しかし、そういう有事にこそ、人は情報を欲するわけや。その点でも、新聞は手にできさえすれば、その情報を得ることができる。


第31回 古新聞の利用法?』でも紹介したが、新聞紙は実に様々な利用法があるということを伝えた。

新聞紙をただの紙として捉えても、これほど様々な用途に使える紙は、他には見当たらんと思う。その使い方次第では、新聞代金も安いと思えるかも知れん。


新聞を購読することで忘れてはならんのは、チラシ広告の存在や。これを目当てに新聞を購読するという人も相当数いとる。

チラシ広告には安売り情報や割引情報、特典などがあるものが多い。ワシの良う知ってる主婦なんかは、それを上手く活用すれば、新聞代程度は簡単に浮かせられると言う。

これは、WEBサイトで見ても望めんことや。その地域特有のものやからな。ある意味、これは、生活に密着した問題やから切実かも知れん。これなくしては、実際に生活にも困るという主婦もおるさかいにな。


などと、一応、その対策らしきことを言うてはいたが、これを話してから、すでに4年半も経っていて今の状況にマッチせんというのもあり、それだけでは無読者を説得するのは難しいやろうと思う。

この質問を貰ってから、ワシもそれなりに、じっくり考えてみたが、それを今ここで話すには頭の中が整理できてないということもあり、まだ心許ない。

悪いが、もう少し時間を貰えんやろうか。

それについては近いうちに、メルマガ『ゲンさんの新聞業界裏話』 あたりで、じっくりと話したいと考えとるさかい。

また、これを見ておられる読者の中で、これはという意見があれば教えて頂きたいと思う。参考にさせて貰いたいので。

あんたには中途半端な回答で申し訳ないが、そのときが来たら、必ず知らせるので、それまで待っていてほしいと思う。


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