新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.901 新聞販売店で勤務しようと思っています


投稿者 ダニーさん  投稿日時 2010.5.25 AM 5:48


新聞販売店での求職を考えています。30代前半の男です。

新聞販売店には合売と専売の2つのタイプがあるそうですね。

どちらも厳しいし、大変なのはわかってはいるのですが、ゲンさん的には合売店と専売店、どちらのお店で働くのがいいと思いますか?

よかったらご指南お願いします。


回答者 ゲン


『ゲンさん的には合売店と専売店、どちらのお店で働くのがいいと思いますか?』ということやが、その販売店次第、もっと言えば経営者の考え方次第で大きく違うてくるから、単純にどちらがええかということは言えんと思う。

あんたも知っておられるとおり、合売店(合配店)とは、その地域で配達可能な一般紙すべてを扱っている新聞販売店のことで、専売店というのは、特定の一般紙をメインとした新聞販売店というだけの違いでしかない。

購読者にとって、それが大きな違いになる場合が多いが、働く上で、するべき事というのは、ある一点を除いて、それほど大差はない。

それぞれの販売店の事情、多くは経営者次第で、その働く環境が良くもなり悪くもなるというのが正しい答えやと思う。

ただ、それは外から見るだけではなかなか分かり辛いことやさかい、厄介(やっかい)ではあるがな。実際に勤めてみて初めて、それと分かるケースが多いが、それでは遅いわな。

先ほど、「ある一点を除いて、それほど大差はない」と言うたが、合売店(合配店)と専売店で働く上での決定的な違いは、新聞の勧誘営業があるかないかの違いということになる。

合売店(合配店)というのは、ほぼすべての新聞を扱うとるわけやから、新聞の営業をする必要がない。

強いて言えば、新聞を講読していない「無読者」を勧誘するくらいやが、一般的にそれに力を入れとる合売店(合配店)というのは、あまり聞かんさかい、まず新聞の営業はないものと考えてええやろうと思う。

逆に、専売店というのは、特定の全国紙、地方紙がメインの販売店やさかい、その地域では競合する他社販売店があるのが普通やから、必然的に、その客の奪い合いをせなあかん。必然的に営業を強要されるケースも多くなる。

あんたが、営業に自信がない、したくないというのなら、合配店を選べば、その点に関してだけで言えば楽にはなる。但し、その仕事がないわけやから、その分の収入は専売店より少ないということにはなるがな。

働く上での違いは、それだけと言うてもええ。後は、それぞれに経営者次第で働きやすい販売店もあれば、そうでない販売店もあるということや。

一般的にというか、このサイトに届くそれぞれの評判だけで言えば、合売店(合配店)は、ほぼ独占的な商売をしているということもあり、ワンマンで独善的な経営者が専売店と比べれば多いとはよく聞く話ではある。

ただ、それについても、その経営者の性格、性質によっても大きく違うから、一概にそうと決めつけるわけにもいかんがな。しかも、例え、ワンマンで独善的な経営者であっても従業員に対しては面倒見がええという場合もあるわけやしな。

そこが、あんたにとってええ販売店かどうかは面接して、自身で判断するしかないと思う。

どんな仕事でもそうやが、面接時に「労働条件」などをきっちり取り決めをする、またそれをしっかり伝えてくれる所なら、その条件に納得さえできれば、勤めてもそれほど問題はないやろうと思う。

反対に、何の取り決めせず、また詳しい内容の条件提示もない販売店は要注意ということになる。

転ばぬ先の杖。という諺(ことわざ)もあるように、後で後悔したくなかったら最初にきちんと取り決め事はしとくことや。また、そうすることで、その経営者の人間性、性質を推し量れる可能性も高いさかいな。

何度も言うが、働く上で、そこがええ販売店かどうかの判断は、あくまでもその経営者次第やと考えとくことや。

合売店と専売店との違いは、勧誘営業のあるなしで、それ以外には大差ないと。

具体的に面接した販売店の詳細でも分かれば、それについてのアドバイスもできるが、これだけの質問やと、大して参考にならんかったかも知れんが、悪いけどこう答えるしかないわけや。


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