新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.961 是非アドバイスをしていただきたくメールをさせて頂きました


投稿者 Kさん 20代 女性  投稿日時 2010.12. 2 AM 5:34


突然すいません、是非アドバイスをしていただきたくメールをさせて頂きました。私は20代 女性 です。

新聞の営業をして一ヶ月なのですが、一日中配達も営業も頑張っている方や皆さんを見ていて、気のきいた言葉はかけれない自分ですが本当にスゴイ!って思いました。

寒い中、雨の中、暗い中でもバイクで走り、長い距離を歩いて一件一件まわって気の遠くなるような事でも地道に続けているんですよね‥。新聞は、雨で濡れないように一部ずつ袋にいれたり‥。

最初は、営業したいですって電話したけど営業をして丁度一ヶ月がたったとき、本当に自分にできるのか‥って自信がなくなりました。

ずっと接客で仕事は好きだし話を聞くのが好きなのですが、自分が会話の中心になるのが大の苦手なほうです。

斎藤陽一さんほどではないけど、喋りもテンポもゆっくりだし、雰囲気ばかり気にして性格も自分で嫌になるほど引っ込み思案で気が弱く想いも伝わらないし、口下手で誤解されやすいし目の前の人の気持ちを感じやすくてコントロールできずにマイナスにしてしまっています。

まだまだ若造だけど、背伸びをせずに取り繕わずにありのままの自分で同じ目線でお客様の前に立とうと思いました。

この先も、たくさん悩んだり自信をなくしたりするとおもうけど、こんな自分を受け入れ応援して下さったり、励ましてくれる暖かい人達に答えたいとか少しでも恩返ししたいとか、自分に負けたくないとか色々な想いがあります。

自分は不器用なので人を騙したり誤魔化すことは自責の念にやっつけられるので、できません。‥というより許せない。テクニックや心がこもってない言葉も、お客様は気付かれます。

どこからか借りたようなマニアル通りの言葉を口にした瞬間お客様の表情はくもります。残念な表情をされます。

その度にどれだけ自分の力なさや人間の薄さを歯がゆく思ったかわかりません。

‥ひっかけ‥って言葉はじめてページで拝見しましたが、お客様がそれに気付いたとき、残念に思うし、傷つくかもしれない。

人それぞれのやり方や好みの問題ですし、間違いでも正解でもないと思いますが、ひっかけや騙しとか会社でそんなこと堂々と言う人がいたらお近づきになりたくないし、一緒に仕事したくないです。

突然訪問して相手の時間をもらうのだから、どんな意図で訪問したか最初にハッキリ伝えるべきだと思います。

チラッと聞いたことはありましたが、心無い営業をしている人もいるんですね。

たくさんの人と関わっていく仕事で数字さえ、成績さえ、給料さえとれば私利私欲のために仕事して周りの人にも迷惑かけて平気なんて信じられないです。


回答者 ゲン


あんたの思いや考え方は、それなりに伝わってくるのやが、『是非アドバイスをしていただきたくメールをさせて頂きました』と言われる以上は、どんなことについてアドバイスを受けたいのかを具体的に話してほしいと思う。

あんたは『新聞の営業をして一ヶ月なのですが』と言うておられるが、その営業を新聞販売店に雇われてしているのか、新聞拡張団に所属して派遣されてしているのかによって答えも大きく違うてくるさかい、まず、それから教えて貰う必要がある。

まあ、話の流れからすると、新聞販売店に所属する営業員、俗に「専拡」と呼ばれとる立場での仕事のようやとは思うがな。

ちなみに、ワシもそれやさかい、もしそうなら、それなりのアドバイスはできると思う。

『丁度一ヶ月がたったとき、本当に自分にできるのか‥って自信がなくなりました』というのは、具体的に、どのような営業をして、どのような結果やから自信をなくしたのか、続けていけるのかといった疑問が生じたのかを教えて貰えんと、アドバイスのしようがない。

この新聞営業、俗に拡張と呼ばれている仕事は一朝一夕にモノにはならん。また、即効を求めても、そんな便利な方法もない。そんな仕事や。

人によりという注釈はつくが、ある程度は経験を必要とする仕事や。1ヶ月程度で壁に当たったと言われても、そういうこともあるやろうと言うしかない。

『ずっと接客で』というのは前職のことを言うてるのやと思うが、どんな仕事をされていたのかな。それによってできるアドバイスもある。

『仕事は好きだし話を聞くのが好きなのです』ということなら、望みはある。どんな仕事でもそうやが、好きになれずに自信をなくしてしまったら、それまでやさかいな。

それに加えて、この仕事でそれなりの成績を上げている人間は、たいていは明るくて話し好きな者が多い。

営業の仕事を続けるのなら、最低限度、心掛けとかなあかんことやと思う。

『自分が会話の中心になるのが大の苦手なほうです』ということやが、新聞営業は対面営業やさかい、相手に話しかけることができんという意味ならどうしようもないよ。

まあ、これは慣れである程度は克服できるとは思うがな。言えば、それが経験を積むということにもつながるわけや。

『喋りもテンポもゆっくり』というのは、それはそれで、ひとつの個性やし、持って行き方によれば有効な営業の武器になると思う。

『雰囲気ばかり気にして』というのは、それはそれでええ部分もあるが、『性格も自分で嫌になるほど引っ込み思案で気が弱く想いも伝わらないし、口下手で誤解されやすいし目の前の人の気持ちを感じやすくてコントロールできずにマイナスにしてしまっています』と、ネガティブな考え方に陥るというのはあかんな。

営業は、相手をどれだけ説得することができ納得させるかにかかる仕事やさかい、暗い雰囲気をまとっていたのでは話にならんで。

自分のことより相手のことを考えられんと厳しい仕事や。自分がどう思うかやなく、相手の客がどう考えるを察知できなあかん。

ワシは、経験の浅い人に対してアドバイスする場合は、必ず「客の前では笑顔を絶やすな」と言うてる。

笑顔の絶えん人間が嫌がられることはまずないさかいな。営業は相手に気に入られることが最も重要なことやと、ワシは考えとる。

『まだまだ若造だけど、背伸びをせずに取り繕わずにありのままの自分で同じ目線でお客様の前に立とうと思いました』というのは、一見、素直で良さそうやが、それでは少し思慮が足らんと言うしかない。

『背伸びをせずに取り繕わずにありのままの自分』というのは嫌われる要素がなければ、それはそれでええが、『同じ目線でお客様の前に立とうと思いました』というのは頂けん。

言うとくが、営業員と客は対等やと考えとったら、営業で成功するのは難しいで。

営業というのは客に「商品」を買って貰う仕事や。そのためには一歩も二歩も引き下がって客と接しなあかん。あんたも接客の仕事をしていたというのなら、それくらいは常識として身についとるのやないかな。

極端なことを言えば「お客様は神様」的な考え方にならなあかんということや。

あんたもどこかの店に行って、そこの店員にタメ口で売り込まれて何かを買う気になるかな。ならんと思うで。つまりは、そういうことや。

もっとも、『同じ目線』が、同じような考え方、思いという意味なら話は別やけどな。まあ、それにしても客よりも一段下という気持ちになって接した方が無難やと思う。

あんたは理想の高そうな人で、それを否定するつもりはないが、あまりその理想に拘りすぎると自分自身で身動きが取れんようになるよ。

なるべくなら物事は臨機応変に幅広く考えるようにしといた方がええ。

まあ、何やかやと言うても、あんたはまだ1ヶ月程度の経験しかないわけやから、あまり多くを言うても理解しにくいと思うので、後はサイトの『ゲンさんの勧誘・拡張営業講座』 を見ておいてほしいと思う。

ここは初心者に向けて話している内容が多いさかい、何か得るものがあるかも知れん。そこで何かを見つけられれば、それでええし、何も得るものがなければ、また相談してくれたらええ。

但し、今度はなるべく具体的に話してや。


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