新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.963 これからの新聞業界、いかがなものでしょう?


投稿者 love さん  投稿日時 2010.12. 5 PM 2:35


全て読ませていただきました。

私は8月まで約8年関東のA新聞で拡張をやってまいりました。

やはり販売店内でもいろいろあるんですね。

お金が絡んでる以上常に悪事は耐えません。フルコミッションのセールスマンは特に…

セールスでも今まで月のあげ枚数が20枚程度だったのが急に50枚と一気に好成績を出し始めたと思えば、中身がバクカードばかりだったり、ヒコテン(引っ越しテンプラ)だったり、解約前提だったり…

大抵、そういう人間は仲間内も騙します。まぁ自分の場合、人間不信になりかけたのが辞めた理由にも繋がりました。仕事は好きだったんですけどね。

Y紙の不着止めは最高においしいですよね。カクザイも入らずロングカードゲットなんて生唾ものです(笑)

マンションの内覧会も、一日で12枚あがった時には即飲み直行でした。

ただこれからの新聞業界、いかがなものでしょう?

販売店でやりたいとは思っていても、先行き不安で面接にも行けません…。深刻な新聞離れ、金券廃止、厳しいですね。


回答者 ゲン


『全て読ませていただきました』というのは、サイト全部という意味やろうか。もし、そうなら大変有り難いと思う反面、おそろしく無謀なことをされたという気がする。

一体どのくらいの時間をかければ、すべてを読破できるのか、そのあたりのことを詳しく聞きたいもんやと思う。

ある出版関係者に試算して貰うたところ、サイトのすべてを書籍化すると仮定した場合、300ページほどの単行本100冊分くらいの文書量は悠にあるということやった。

このサイトを運営しとるワシらでも、そのすべてを読み直そうとは考えんさかいな。膨大すぎて気が遠くなるし、その暇もない。

書きっぱなし、言い放しなんかと言われれば、そのとおりやさかい反論できんが、それが正直なところや。

以前に受けた同じような相談や質問に関連した回答例を探し出すのでさえ一苦労するくらいやさかいな。

まあ、そんなときはヤフーあたりで望みのキーワードで検索すれば、新聞関係の話題なら、たいていサイトのどこかのページが上位でヒットするさかい、それで調べることはできるがな。

ただ、いずれにしても、『全て読ませていただきました』と言われるのは有り難いことやと思う。

『8月まで約8年関東のA新聞で拡張をやってまいりました』ということで、その経験談やご意見を寄せて頂いているのも有り難い。

『ただこれからの新聞業界、いかがなものでしょう?』ということに関しては、あんたの考えておられるとおり、この業界にはあまり明るい未来がないのは認める。

もっとも、それほど悲観するほどでもないとは思うがな。

確かに新聞の購読率は毎年確実に下がってはいる。しかし、どこかで下げ止まりというのが必ずくるはずや。

数年前までは93%あったと言われている購読率が、現在は80%代で、いずれは70%にまで落ち込むかも知れんが、下がってもそれ以下には、ならんやろうと思う。

特に日本の新聞の場合は、再販制度というもので法律により手厚く保護されとるさかいな。それがなくなれば、諸外国並にどこまで下落していくか分からんが。

新聞がネットにとって代わられると言われて久しいが、実際には新聞の落ち込み幅は毎年、微減程度で止まっている。

そして、未だに、その影響力に衰えはない。

逆に昨今ではそのネットでの危険や問題が数多く取り沙汰されとるから、ネットへの依存度の方が減っていくやろうという気がする。

新聞は紙面を読むだけやと毎月の購読料は必要になるが、それ以上の危険やリスクは何もない。

ところが、ネットにつながっているというだけで、コンピュータ・ウィルス、詐欺メール、迷惑メール、クレジットカードなどの情報搾取、情報漏洩といった具合に、今では数え切れんほどの危険が存在するさかいな。

その危険を回避するにはネットから離れるしかないということで、「脱ネット」という考えの人も増えとるということや。

あるモノが流行すれば、それに傾く人も多いが、時が過ぎれば、その流行は時代遅れになる、あるいはその欠点を指摘され評価が下がるようになる。

そして、そのモノの存在意義は、それが人にとって役に立つモノか有意義なモノかという点によって決まる。

新聞をその観点で見れば、間違いなく「役に立つモノ」で「有意義なモノ」と言える。つまり、世の中にとって必要なモノであればなくなる、滅ぶことはないということや。

少なくともワシはそう信じとる。

『深刻な新聞離れ、金券廃止、厳しいですね』というのも確かで、『販売店でやりたいとは思っていても、先行き不安で面接にも行けません』と言われる気持ちもよく分かる。

しかし、それでも、やる気にさえなれば方法はいくらでもあると言うとく。

過去のええときと比べれば格段の違いはあるやろうが、例え購読率が70%にまで落ち込んだとしても、それなりの規模と割り切れば、その中で活路を見出すのは可能やと思う。

広大な湖に住んでいる魚が、その湖が70%に減少したからと言うて死滅するわけやないさかいな。

どんなに過酷な条件であろうと、生きていく意志のある者はどんな場所でも生きていける。あきらめる者はそこで終わる。

それだけのことやと思う。

ただ、不安というのは、その人の心の中にあるものやさかい、いくら外野が大丈夫やと言うても、その人が本当にそう思えん限りはどうしようもないがな。

つまり、今後どうされるか、考えられるかは、あんた次第ということや。よく考えて決められたらええ。

そして、どのような結論を下されようと、誰にもそれが間違った事やとは言い切れんと思う。


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