新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.967 業界に復帰したいのですが今からでも可能でしょうか?


投稿者 光陰さん  投稿日時 2010.12.18 PM 10:07


初めまして、よろしくお願いします。

私は現在50才で無職、独身です。新聞販売店(A新聞系)の息子に生まれ38才まで新聞販売の仕事をしてきました。

36才の時に父が病に倒れ(亡くなったのは私が38才の時)、自分が父の代わりに経営の知識もないままに店を運営していましたが、能力の不足で改廃されました。

その後タクシー運転士をしたりパチプロをして喰ってきましたが今になって、やはり新聞販売の仕事が一番水に合っていたなぁと痛感しています。

出来ることなら一店員でもよいので復帰したいのですが今からでも可能でしょうか?

私の育った店は後任の方が3〜4年やっていましたが、やはり改廃され今は私が生まれ育った店自体ありません。

私が運営していた時にA社の担当の方に言われたのですが、社の方針で今後規模の小さい店は改廃して近隣の大型店に吸収していくとのことでしたので、その影響かもしれません(通常の店の3分の1程度の規模でしたので)。

私が辞める時に担当の方に辞めた後のことも気にして頂いたのですが、意地になり新聞販売の世界から去りました。

以上のような感じなのですが、既に12年も経っており当時とは状況もかなり変わったとも思うのですが何かご意見を頂ければ幸いです。どうぞ宜しくお願いします。


回答者 ゲン


『出来ることなら一店員でもよいので復帰したいのですが今からでも可能でしょうか?』 というのは、求人募集している販売店が分かれば可能性は十分ある。

確かに、一般的には『現在50才』というだけで就職するのが難しい状況なのは確かやが、この業界に関してはそうでもない。高齢者の新人というのも結構多いしな。

あんたも以前、新聞販売店を経営してたというのなら、慢性的な人手不足の業界やというのはご存知やと思う。

この業界は他の仕事と比べても過酷で、必ずしもそれに見合った報酬が得られるとも言えんさかい、離職率も相当に高い業界や。

そのため、それほど長期的な視野で求職希望者を選別するというのは難しい業種でもある。

もちろん、地域性の違いというのもあるがな。その離職率より求職希望者の多い地域やと5、6件面接しても、なかなか勤められんこともあるとは聞くがな。

ただ、あんたの場合は独身ということで、比較的自由に移動できるのやないかと考えるから、特定のそういった難しい地域を避けるようにすれば、単に新聞販売店に勤めるだけが目的なら、探せば、それほど問題なく見つけられるやろうと思う。

『既に12年も経っており当時とは状況もかなり変わったとも思うのですが何かご意見を頂ければ幸いです』というのは、経営者になるのなら、当時のままの考えではあかん部分も多いやろうが、一従業員として働く分には基本的にすることは同じやと考えるさかい、あんたの気持ち次第ではやれるはずや。

もっとも、その勤めることになる新聞販売店の内容、事情によっては、あんた自身が思い描くものと違うということで嫌になって続けられんケースがあるかも知れんがな。

できれば、過去に経営していた新聞販売店のことは忘れて、「郷に入れば郷に従え」式の考えでやった方がええやろうな。

何かあると、すぐ苦情を並べ立てる者がいとるが、どんな仕事場でも、たいていの場合、不平不満があるのが普通やと思う。

そう割り切って最初は辛抱するしかない。

ワシの助言、アドバイスとすれば、そうや。

まあ、その程度のことは分かっておられるやろうがな。

まずは、勤め先の新聞販売店を見つけるように行動することやな。ネットの求人サイトで調べれば比較的簡単に見つけられるはずや。

もしくは、希望の地域の新聞販売店に直接、電話で問い合わせるという手もある。

案外、「案ずるより生むが易(やす)し」やと思うよ。


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