新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.976 大阪ではY新聞は嫌われてるみたいです


投稿者 jad さん 某新聞販売店専業員  投稿日時 2011.2. 2 AM 0:04 


現役の専業でまだ6ヶ月ですが質問します。

実質大阪ではY新聞は嫌われてるみたいです。

ゲンさんはどう思いますか。

僕もY新聞は好きになれません。


回答者 ゲン


『実質大阪ではY新聞は嫌われてるみたいです』ということやが、それは人によるのやないかと思う。

普及率などの数字で見る限り、大阪では全国紙各紙がかなり拮抗していて、どこかの新聞が突出してシェアが多いとか、少ないというのはない。

大阪府下でのY新聞の普及率は23.5%ほどで、約91万部の第2位。ちなみに第1位はS新聞で普及率約28%、約96万部。3位がA新聞の普及率約20%で、約77万部。
その後に、N新聞、M新聞と続く。

これをどう見るかで違ってくるが、単純に考えて数字上からは普及率が第2位で、トップとそれほど離れてないから嫌われているとまでは言えんのやないかと思う。

もっとも、あんたがY新聞の販売店に勤めていて勧誘されているのなら、断られることも多いやろうから、そう感じるのかも知れんがな。

しかし、それはどの新聞販売店でもあることやで。そもそも新聞の勧誘自体が嫌われることの多い仕事やさかいな。

ただ、そうは言うても、その断られ方が人により、Y新聞というだけでボロクソに言われることがあるのも事実やとは思う。

大阪には、プロ野球チームの阪神タイガースの熱烈なファンが多いさかい、そういう人たちからすると、宿敵ジャイアンツの親会社であるY新聞など読みたくないということになる。

そして、そういう人ばかりに当たると、どうしてもそう思い込んでしまうのも無理はないやろうなという気がする。

その反面、大阪では昔からY新聞は他よりもサービスがええというのが広く知れ渡っとるさかい、主婦層からの人気は結構高いということがある。

嫁はんの強い家庭やと、例え旦那が阪神ファンでもY新聞を取ることもあると聞く。

それが理由なのかどうかは分からんし、確かな数字があるわけやないけど、大阪ではそのY新聞とその他の新聞との交代読者数の多さは、全国一やという気がする。

そのサービスの良さが、球団の好き嫌いを凌駕するケースもあるからやと。

また、大阪というてもジャイアンツファンというのも、そこそこいとるさかい、そういう人たちには当然やが歓迎される。また購読者にもそういう人たちが多い。

もっとも、そうであればあるほど、それ以外の人たちからは、よけい嫌われていると感じるのかも知れんがな。

普及率が23.5%ほどということは、それ以外の人は単純計算で76.5%もいとるいうことになるさかいな。しかも、勧誘する先は、そのたちが大半やということになる。

ただ、あまり『実質大阪ではY新聞は嫌われてるみたいです』といった思い込みや先入観は持たん方がええ。

少なくとも、Y新聞の販売店に勤めて勧誘をされるのなら、そういう思いに囚われとると成績も上がらんやろうから、「百害あって一利なし」やと思う。

あんたの『僕もY新聞は好きになれません』という思いまで変えろとは言わんが、少なくともその仕事を続けるのなら、仕事は仕事と割り切ることが必要やと言うとく。

『ゲンさんはどう思いますか』については、特にY新聞が好きとか嫌いということはない。

ワシは子供の頃からの阪神タイガースファンや。しかし、せやからと言うて、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」という気持ちにはならん。

宿敵ジャイアンツとは試合の結果で一喜一憂することはあるが、それだけのことや。

むしろ、ジャイアンツあってこそのタイガースやと考えとる。

野球は野球で純粋に試合を楽しめばええことで、そのために親会社やスポンサーを嫌うというのは、ワシは好きやないし、そうするのは違うやろと考える。関係のないことやと。

そういう思いがあるからこそ、ワシは東海で数年間、Y新聞の拡張団にも所属してたことがあるくらいやさかいな。趣味と仕事は関係ないと考えてな。

最後に、もう一度。人は思い込むと、良きにつけ悪しきにつけ、それに左右され、行動や視野が狭くなるさかい、あまりそんなことに囚われん方がええと言うとく。


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