メールマガジン 新聞拡張員ゲンさんの裏話

第198回 新聞拡張員ゲンさんの裏話     

発行日 2008.5.23


■飛び込み勧誘全面禁止アンケート回答結果発表


今回は、約束どおり、去る、4月25日〜5月16日までに『飛び込み勧誘全面禁止条例案についてのアンケート募集』についての結果発表をしたいと思う。

いつものことながら、多くの方々からアンケートの回答を寄せて頂き、まことにありがたいことやと感謝している。


アンケート依頼内容

1.秋田県の飛び込み勧誘全面禁止条例案について

(賛成・どちらでもない・反対)

2.関連業界の特に問題の大きい商品・サービスに規制対象を絞ることについ


(賛成・どちらでもない・反対)

3.これについての意見


回答総数 73名

内訳

一般読者 53名

新聞販売店関係者 9名

新聞拡張団関係者 10名

その他 1名


予想どおり、こういう問題は一般読者の方に関心があるというのが良く分かった。

業界関係者の合わせて20名というのは、いつものアンケートの回答からすると少ない。

もっとも、それには、アンケートに非協力的というのやなく、この条例案自体、まだ対岸の火事と捉えられとる業界の方も多いというのもあるようや。

ある業界関係者から寄せられた回答の中に、『正直、関係者・同僚などに聞くとまったくの他人事です』というのが、それを代弁しとると思う。

ただ、『他の皆様のご意見が気になります』というのもあったから、まったく関心がないということでもないのやろうと思う。

日和見(ひよりみ)というと語弊があるかも知れんが、業界関係者の方々は、このアンケート結果を見られてから、それぞれの意見を寄せて来られるのやないかという気がする。

一応のアンケート募集は締め切ったが、意見は今後も受け付け、サイトの『ゲンさんのお役立ち情報 その9 飛び込み勧誘全面禁止アンケート結果情報』に随時、掲載していくので、送って頂ければ有り難い。

ただ、断って起きたいが、誰それの意見に反論とか中傷するようなものは控えて頂きたいと思う。

どんな意見も意見として尊重して貰いたい。

この回答の中で、ある一般読者の方が『本来、掲示板というのは自由な意見を発表しあう場だと思っていたのですが、実際は大勢の意見で少数を排除してつぶしているのが現状だと思います。少数の反対意見は言えない雰囲気にあります』と言われていたが、ここではそういうのはないようにしたいさかいな。

他者への名指しの中傷以外は、どんな意見も取り上げるし、批判を受けることもないと約束する。当たり前やが、言論の自由を保障する。

自分と異なる意見から学べきことは多い。自分と違う意見を排除、否定しとるようやと、その人の成長はない。

意見は意見として真摯に聞くべきやし、知るべきやと思う。

もっとも、このメルマガの読者の方々は、そんなことは、わざわざ言わんでも分かっておられるとは思うがな。

このメルマガでは、話の進行上、幾つかの意見を紹介させて頂くが、すべてというのはスペースの関係上、とても無理やから、掲載しきれんものもあると思うので、それは了承してほしい。

また、ここで紹介させて頂く意見もその一部分だけになるというのも断っておく。

一部分の抽出やと、その意と違うと思われるケースもあるかも知れんが、他意はないので、その点も分かって頂きたいと思う。

それでは、各項目順に発表する。


1.秋田県の飛び込み勧誘全面禁止条例案について


賛成 23名   31.5%

内訳

一般読者 21名 28.8%

新聞販売店関係者 2名 2.7%

新聞拡張団関係者 0名

その他 0名


どちらでもない 11名 15.1%

内訳

一般読者 7名 9.6%

新聞販売店関係者 1名  1.4%

新聞拡張団関係者 3名   4.1%

その他 0名


反対  39名 53.4%

内訳

一般読者 27名 37.0%   

新聞販売店関係者 6名 8.2%

新聞拡張団関係者 5名 6.8%

その他 1名 1.4%


正直、この結果は意外やった。

ワシらは、このアンケートを募集しようと決めた際には、圧倒的にこの条例案を支持する賛成意見が大半を占めるのやないかと思うてた。

また、それに伴って、新聞勧誘も当然のように否定されるものと覚悟もしていた。

このアンケートを募集するきっかけになったサイトのQ&A『NO.558 飛び込み勧誘全面禁止の新聞報道について』の中でも、


正直、ワシらとすれば、怖い結果になるのやないかと予想されるが、それはそれや。意見は意見として真摯に聞くべきやと思う。


と言うてたくらいやさかいな。

ワシは、勧誘員には、あくどい不法なことをする人間ばかり存在しとるのやなく、まじめな者も多いと、このメルマガやサイトで何度となく訴えてきた。

それでも、勧誘員に対しては世間の目は冷たい、否定的やというのは実感もしてたから、おそらくこのアンケートでもそういう結果になるやろうと考えてた。

この条例案に賛成というのは、勧誘営業を否定するということにもつながるさかいな。

それが、31.5%しか、勧誘営業を否定してないということになる。

もっとも、それには業界関係者が含まれとるというこで、一般読者だけに特定した場合でも、53名中23名ということやから、四捨五入して約43.4%ということになる。

それでも、これは想像の埒外とも言えるくらい低い結果やった。

ただ、これが多いか少ないかは別にして、その意見には辛辣なものが多い。

その幾つかの例を挙げる。

『先週のゲンさんの話では、飛び込み営業を待っている人がいるとの事でしたが、全体の中では圧倒的に迷惑と感じてる人がほとんどではないでしょうか』

『特に新聞勧誘は問題が多く、積極的規制をしてほしい』

『問題となるのはまず商法であり、商品が必ずしも問題であるわけではありません』

『すべての業者がモラルを持って営業活動をしていると言い難い現状がある以上、止むを得ないのではないかと思います』

『なかなか悪徳業者だけをピンポイントでやっつける方法は難しいのでは』

『勧誘を受けたくない人の快適環境を阻害するため。悪質な勧誘業者への対応時のトラブルがあるため。勧誘を装った犯罪等への不安があるため』

『勧誘者は「自由」の名の下に迷惑をかけている。静寂を求めることへの尊重、
当事者にしかわからないだましなどの追放を求める』

『大学の後輩が最近押し売りでものを買わされたらしく、こういうのは全面禁
止でお願いしたいものです』

『現在の“勧誘”は嘗ての高度経済成長時代の車営業で飛び込みが花形の営業スタイルだった時代と違い、“脅し”、“うそ”、“なりすまし”等の奇策を出す人が多くなっている時代だと思います』

『社会全体に対する啓発・気風の形成の意義も込め、繰り返しになりますが、ここは一発、細かい事は云わないで全面禁止にする様なルールの制定を望みます』

『新聞勧誘に関しては「脅す・騙す・居座る」など犯罪と言っても過言ではないでしょう』

『断るのが苦手な人や、弱みに付け込んで(例えば視力が弱いのに細かい契約書を見せたり、心配を煽るなどして)勧誘される人を救う目的で作られたからです』

というのが、一般読者からの条例賛成意見や。

正直、ワシらにとって耳の痛いものばかりや。そうかと言うて、当然やが、無視できる意見やない。真摯に受け止めなあかんと思う。

この条例賛成意見の中には、2名の新聞販売店関係者のものもある。

『今までどの業界の訪問販売員も何とかうまく騙して・・・みたいな輩が必ず居てたのが実状だと思いますのでこの条例が出来、そういう輩が居なくなるので有れば良い事だと思います』

『セールスマンが悪いのではなく、条例やルールを作って規制されてしまうような商売(営業)方法でも仕事と報酬が成立してしまう我々の企業体質が恥ずかしい』

というのが、その理由や。深く考えられた上のご意見やと思う。

さすがにと言うべきか、やはり勧誘を生業とする新聞拡張団関係者の賛成意見というのはなかった。

この賛成意見の中に、サイトのQ&Aの特別回答者をお願いして協力して頂いている元新聞記者をされていたBEGINさんのものもある。 

その一部分を抜粋する。


正当な営業活動であっても,不招請(ふしょうせい)勧誘を嫌がる人も増えているような気がします。

こういう苦情の多さこそが,不招請勧誘を規制する風潮を下支えしているのは間違いないでしょう。

勧誘する側としては,抽象的に営業の自由を叫んでも,この現状は打破できないと思います。


というものや。

ワシやハカセ、また当サイトの法律顧問をして頂いている今村英治先生も、この条例案に対しては反対、もしくは懐疑的な立場を取っとるが、その中にあってBEGINさんの賛成意見というのは意味のあるものやと思う。

スタッフ全員が同じ考えというのは、あまり好ましいものやないさかいな。

同じ意見で和気藹々(わきあいあい)で進めばええやないかという考え方もあるやろうが、それやと、どうしても一方からの見方になりやすく、ヘタをすると読者の方の意見をもそっちに誘導することになりかねん。

それでは、このようなアンケートを取る意味がないと思う。

どちらでもないの11名。15.1%をどう見るかやが、その判断材料が乏しいということで現時点では、賛成とも反対とも決めかねとるというところのようや。

その主な意見を紹介しとく。

まずは、一般読者からや。

『いきなり特定業種の訪販を一律に禁じるのは、業者・消費者双方の権利を阻害すると思う反面、高齢化社会に対応した法規制の一歩前進が必要なのも確かだと感じる』

『まだ、自分の中で結論が出せない状態なので、「どちらでもない」を選択しました』

『対個人に付いては賛成・対法人・企業・団体に付いては反対』

『一律全面禁止ということには、賛成しかねる。しかし、一定の要件を満たした上であるならば、禁止はやむを得ないと思います』

『当初は全面禁止に賛成と思っていましたが、ゲンさんの言われているのを読んでいたら気が変わりました』

『もう少し、内容を吟味してからでないとはっきり言えない。議論を続けるべきかな』

『私個人の感想としては、議員さんはとにかく法律やら条例を作ってしまえば、事済むように思っていらっしゃるような感じを受けました』

続いて、新聞販売店関係者、新聞拡張関係者の主な意見を紹介する。

『飛び込み勧誘禁止になればシェアの維持が楽になると思いますが、その反面、普及率は徐々に下がっていくと思います』

『飛び込みなどのセールスなども人によりやり方なども違うので反対とも賛成とも私個人は言えません』

『どこまでがグレーゾーンなのかにもよると思います』

『今回はまだ、このような条例案が議会に提出された経緯や、具体的な運用方針に関する情報(判断のための材料)が不足しています』

次に、反対意見に移る。

反対意見の39名。53.4%、というのは本当に驚いた。まさか、反対が過半数を超えるとは思うてなかったさかいな。

しかも、一般読者だけでも53名中27名、50.9%と僅かながら過半数を越えとる。

ワシやハカセも、その立場やから、その意見は良う分かるのやが、それでも、へえー、というのは多い。

まず、当メルマガ、サイトの法律顧問をして頂いている今村英治先生などは、さすがと言うと失礼やが、法律家らしいコメントを寄せて頂いている。

その一部を紹介する。


ヘタしたら憲法違反じゃないかと思うくらいです。

憲法第22条、29条で保障されているとされる「経済活動の自由」を広義に解釈すれば、当然ながら、営利団体の経営手法に対し、国家がいちゃもんをつけていいわけがないし、条例で規制するなど、自由権の侵害のように思いますが。


この憲法違反やないか言われておられる。一般の方の中にも同じような意見の方もおられた。

それを聞くと、この条例案の制定は難しいのかなと思うが、どうなのやろうな。

反対意見の中にあった、商売とはあまり関係なさそうな地質学者さんからの回答が、ワシにとっては印象の残るものやった。


現在こちらでは,地主の方の家を訪問し,了解を得て地主の方の土地内で地盤調査をして生計を立てています。

飛び込み勧誘ができなくなると,直接商品を売る目的でない場合でも業務に支障をきたしそうです。地主の方との連絡がとりにくくなるからです。


因みに、この方は、3年以上も前、タイのプーケットで地質学会に出席された折り、たまたまスマトラ島沖地震に遭遇され、そのときの体験をメルマガに伝えて頂き、『第23回 ■取材で分かる新聞の良さ』でそのことを掲載させて貰って以来の古くからの読者の方でもある。

この条例は、営業に携わる人たち全般に影響があるやろうなとは思うてたが、まさか、営利業者とはほど遠い学者さんにまで、懸念させるものとは思わなんだ。

ただ、聞けば、学者さんたちは、その時々の都合で、あらゆる地主さんと飛び込みで接触しなあかんから、そういう法律ができると、特例でも設けられない限り難しいことになりそうやなと考えられるいうのは分かる。

公的機関の依頼で調査していれば、法律を破ることなど考えも及ばんやろうしな。

ワシらが思うてる以上に、広範囲な影響が出るということのようや。

かなりの高確率で、その秋田県の条例制定に携わる関係者の方が、このアンケート結果を目にされるはずやと思う。

その方々にお願いしたいが、これから、その反対意見を紹介するので、その法律の制定に際しては十分考慮して頂きたいと思う。なるほどと思える意見が多いさかいな。

例によって、一般読者からや。もっとも、上記2名の方も、その一般読者の意見には変わりはないがな。

『全てを禁止することは資本主義の経済活動にとって良くないと思います。多くの方が間接的なことも含めれば、何らかの商売にかかわっており、誰かに声をかけない事にはビジネスとして成り立たない時代です』

『そんな条例作っても意味ないでしょ。いくら厳しい法律ができても、それで捕まるのは、ほんの一握りの悪だけだと思いますよ』

『私は一度勧誘されてみたいと考えているので、そんな法律は反対します』

『物事の不都合な一部分だけを取り上げて、それに関連するものをすべて禁止にするやり方には納得いきません』

『近所には話相手ほしさにセールスマンを家に上げる老人も現実存在する』

『泣きだろうが置きだろうがきっかけはなんであろうが、納得するものには対価を払い継続するのです』

『堅気な商売だとしてもそれさえも否定することはおかしなことではないでしょうか。したがって私は反対です』

『新聞にも意見がありましたが、副作用が大きい懸念があるのと、結局、法令無視の悪徳業者だけがはびこる懸念があります』

『本当に排除すべき悪徳業者などは、それこそ手を変え品を変えの状態ですので、いたちごっこに過ぎないと思うのですが』

『乱暴な条例案だと思いますね。悪い意味にとると、「イヤだと言っている人がいるから、とりあえず全部禁止しちゃえ」というような、行政側の安易な考えが透けて見えるような気がします』

『その仕事で生計を立てている人もいれば、訪問販売を歓迎している人もいるでしょう。よって、一律に規制するべきではないと思います』

『飛び込み勧誘がいけないのなら、店舗という形を取り、説明会と称してセミナーのようなものを開いて高額商品を契約させるあやしい健康食品会社の方をまずは取り締まるべきだと思う』

『お願いですから、こんな法律を作ってまじめに仕事を続けてきた私と妻、そしてまだ幼い子供3人を路頭に迷わせるようなことだけはしないでください』

『この世の中は規制だらけとしか僕には思えません。わけのわからない法律であふれかえっています。それで世の中がよくなったのでしょうか』

『取締りを強化すればすむ話だと思います。それでだめなら、だめな業種だけ規制すればいいと思いますけど』

続けて、新聞販売店、新聞拡張団などの業界関係者の反対意見を言う。

業界関係者20名中、12名の60%が、はっきりと反対意志を示しとる。

しかし、この結果も、正直言うて意外やった。もっと反対意見は多いのやないかと思うてたからな。

いつものことやが、アンケートの度毎に驚かされる。

『新聞は情報の媒体であり、勧誘員なくしての、拡張はできないと思います』

『本当に困っている人たちに対しての、根本的な打開策とは到底思えません。なんだか北朝鮮? のような「統制」の臭いがプンプンします』

『なかなかはっきりと答えを出すのは難しいというのが実感です』

『競争の原理が発生するのは自然なことで、それを規制し現状維持でいいとするかどうかは新聞業界全部の課題ではないでしょうか?』

『悪質な勧誘に対する罰則強化ではなく、勧誘そのものに対する規則ですので、反対します』

『飛び込みが禁止なんて反対っつ〜か、ありえないっすよね!』

『契約さえ円満に完結できれば問題ないと思います』

『断然反対です。新聞業界はもちろんのこと、他業界でも、営業しにくく、なりますよね。消費者の間違った捕らえ方の影響が心配です』

『どんな業界に於いても新規開拓は必須です。データによる情報も、開拓の結果による情報と考えなくてはならないと思います!』

『飛び込み勧誘全面禁止するのではなく、悪質で高額な商品に限定を考える時期なのでしょうか?』

『禁止になったら失業してしまいます。ただ悪質商法などについては規制するべきだと思います』

『個人的にですが、飛び込みというか基本に立ち帰って「歩いてお客さんを得る」ということをマジメに取り組んでいるので、ひとくくりに禁止されるのは困ります』


2.関連業界の特に問題の大きい商品・サービスに規制対象を絞るべき


賛成 34名 46.6%

内訳

一般読者 25名 34.2%

新聞販売店関係者 3名 4.1%

新聞拡張団関係者 5名 6.8%


どちらでもない 21名 28.8%

内訳

一般読者 16名 21.9%

新聞販売店関係者 4名 5.5%

新聞拡張団関係者 2名 2.7%


反対 18名 24.7%

一般読者 14名 19.2%

新聞販売店関係者 2名 2.7%

新聞拡張団関係者 1名 1.4%


正直、この設問については、回答しづらいという意見が多かったが、それでも一応ということで、皆さん答えて頂いた。

ハカセがこれを入れた理由は、例の新聞報道記事の中に、『訪問や電話でのセールスに頼る金融業界や訪問販売業界などは、飛び込み勧誘禁止の動きが広がるのを懸念。「特に問題の大きい商品・サービスに規制対象を絞るべきだ」な
どと修正を求めている』というのがあったためやという。

つまり、その是非が知りたかったというのやが、それが読者の方に上手く伝わってなかったようや。

それと、やはり提供した情報だけでは少ないいうこともあり、分かりにくかったのやないかと思う。

これについては、その意見を抽出しづらいので『ゲンさんのお役立ち情報 その9 飛び込み勧誘全面禁止アンケート結果情報』の方で確認して頂きたい。

ただ、答えて頂いた意見で、見えることはあった。

それは、『1.秋田県の飛び込み勧誘全面禁止条例案について』で、反対と回答した人の大半が、賛成と答えとることや。

つまり、今回のアンケートでは、この条例案には反対するが、規制対象を絞るのなら容認するという意見がもっとも多かったことになる。

今回、一応、アンケートの募集は締め切ったが、今後も回答は随時受け付け『ゲンさんのお役立ち情報 その9 飛び込み勧誘全面禁止アンケート結果情報』に掲載していくつもりやから、考え中、保留中やったという人は是非、参加して頂きたい。

それで、どの程度の影響があるかのは分からんが、少なくともその声が届く可能性はあると思うさかいな。

それにしても、こういう動きがあるというのは、今の時代の流れとして避けられんのかも知れんという気はする。

業界の人間には、あまり危機感がないという意見があったが、安閑とはしてられんのやないかと思う。

寄せられた回答の中に『私は、「新聞のセールスの方法について、飛び込み訪問以外に、本当に方法は無いのか?」ということを業界の皆さんに問いたいです』というのがあったが、真剣にそれを考えるええチャンスやないかな。

ただ、ワシは長年、この訪問営業一本でやってきたから、なかなかええアイデアが浮かばんが、業界関係者、および一般読者の方々で何か良さそうな方法があれば教えてほしいと思う。


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