メールマガジン 新聞拡張員ゲンさんの裏話

第82回 新聞拡張員ゲンさんの裏話
     

発行日 2006.3. 3


■それはないやろ


「班長、これで、今月、3回目のK北の入店でっせ。日程、何とかなりまへんのか」

現場までの車中で、班員の新田(仮名)が班長の山本(仮名)に不満げにそうぼやく。

K北というのは、K市北部販売店の略や。

拡張員が販売店に営業するために行くことを「入店」と言う。原則として、この入店をした拡張員にしか、その日の営業はできんことになっとる。

通常、拡張員は団から割り振りされた日程に従って、各販売店に入店する。ワシらの団では40店舗ほどの入店先がある。

月によれば、1度も入店せん所もある。少ない販売店やと、3,4ヶ月に1度というのもあるくらいや。反対に、多い販売店へは、月5,6回あるのも珍しいことやない。それ以上もざらにある。

その大半は、新聞社の販売部担当から入店先の指示が団に入ることで決まる。

販売店は、翌月の希望入店数、人員を販売部担当に伝える。販売部担当は、それらの入店先をまとめ、各団の事情と要望を考慮した上で地域の所属拡張団に振り分ける。

団は、それを基に、班や拡張員の割り振りを決める。それで、月末に、翌月の日程がプリントアウトされ、各自に配られる。これが日程表や。

日程表にある入店先に、名前があればそこが、その人間の営業日ということになる。

そして、それは、公平の原則の上に成り立っとるわけやない。

各団へは、販売部担当、拡販売店、各団長までの意見でほぼ決められる。そこには、関係者の力関係が大きく物を言うし、左右する。

団内では、団長、部長、班長あたりの幹部の合議となる。それに参加できんで、意見を言えん平拡張員の不満はどうしても出る。

この拡張の仕事は、その入店するバンク次第で、カード(契約)が上がるかどうかに大きく影響するという思いが強い。

もっとも、拡張員個人の意見や要望を一々聞いてたら収拾がつかんことになるから、しゃあないんけどな。

いずれにしても、カードが上げやすい所と上げにくい所が歴然としとるというのは確かなことや。その原因はいろいろある。

しかし、ここのK北のバンクでは、その原因の大半が販売店にあるというのが、団員全員のほぼ一致した思いやった。

ワシも、それに異論はない。元来、ワシは契約が上がる、上がらんというのは、個人の取り組み方次第やと思うとるが、それだけではどうしようもない例外もあるのは確かや。

K北の評判は、最悪と言うてもええ。どこに行っても客から某かの苦情を聞くことが多い。

昔、国会で「疑惑のデパート」やと言うた国会議員がおったけど、ここは「苦情の総卸元」と言うてええほど、この業界のありとあらゆる苦情が凝縮しとるような所やった。

元凶は、所長の楠本(仮名)にあるのは間違いない。ほんまにええ加減なやっちゃで。それも、超ウルトラ級や。

販売店という所は、そのトップ次第で決まる。トップがええ加減な店は、当然のように、それに見合う従業員が集まる。

サイトの相談にも、時折、ええ加減な販売店に悩む読者からのものがあるが、それらと比べても、ここは桁が違う。

それが何でかというのを話せば、おそらく今回のメルマガでは言い尽くせんと思うから主なものだけを簡単に話す。

まず、所長の楠本を筆頭に従業員も、とにかく客と良う揉めて喧嘩をするということがある。

不配、遅配、誤配をしたと客からクレームが入り、その言い方がちょっとでも気にいらんかったら「その言い方は何や」と逆に噛みつくという具合や。

約束事は、ほとんど守らん。一例を挙げる。

このあたりの販売店では古紙の回収サービスというのを普通にやっとる。せやから、ワシらも、営業トークの中で「購読して貰えたら、新聞の回収をしますので」と言う。

販売店にも、新聞の回収を希望した客と契約した場合は伝える。楠本の返事はええが、それを放っとく。客が催促しても動じることはない。

この古紙の回収に関して、購読客数人と揉めたことがあった。揉めたのは、公営団地の住人たちやった。

エレベーターのない団地の3階から上の客は、この古紙回収のトークで比較的、落としやすいというのがある。

客からすれば、地域の回収日に古紙集積場まで、古新聞を持って行くのが面倒やから助かるという理由でな。

せやから、営業トークも「玄関口に、決まった日に出しておいて貰えれば、こちらで回収しますので」と言うわけや。

しかし、その約束を守らんから、当然のように怒る。苦情の電話を入れても取りに来るわけでもないしな。

その文句を言われると、その楠本は、また逆切れで「アホか、何であんたらのような団地へ糞しんどい目して、古新聞を集めに廻らなあかんねん」と言う始末や。

因みに、その販売店では、その団地への新聞配達も1階の郵便受けに入れとるという。

たいていの販売店の配達員は、階段を駆け上がり、全室の玄関ポストに投入しとる。それが常識や。トップが横着やと、その配達員までがそうなる。

それで、揉めた挙げ句、その楠本は何を言うかと思うたら、ワシら拡張員に「あの団地は拡張禁止にしたから、もう行くな」や。考えられんやっちゃで、ほんま。

客曰く、集金は思い出したようにしか来んという。3,4ヶ月分、溜まってからというのは普通に聞く苦情や。その揉め事も後を絶たん。

それでも、言うことだけは、いっちょ(一人)前や。

「何でもええから、カードを上げてくれ。後はオレが責任持つ」が口癖やが、そんなことを真に受けとったらえらい目に遭う。

楠本がそうしたというのは、ワシの記憶にはないからな。

それどころか、前出の公団での件も「古新聞の回収のことなんか知らん。あれは、拡張員が勝手に言うたことや」で済ましとるしな。どうにもならん。

それに、これだけ苦情の多いバンクは、その気になっても、現実的にカードも上げにくい。人気の悪さはワシらの拡張エリア中ナンバー1や。

「まあ、そう言わんと頑張ってくれや」

班長の山本としたら、そう言うしかない。

「店、つぶすか」

新田が言う。

新田の言う「店をつぶす」というのは、客の前で「以前の販売店はつぶれました。これからは、新しい経営者で心機一転、頑張りますので、よろしく……」というトークを使うという意味や。

苦情を並び立てる客には、これでも効果的な場合もある。

しかし、それが続くと「あんたの所の店、良うつぶれるな。先月もつぶれたて言わんかったか」となる。

「そんなのは、もう効かんで」

他の団員が言う。

「それなら、殺すか」

「あかん、それも、オレが、あちこちで何回も殺しとるから効き目ないで」

「どっちにしても、あの糞本(楠本)がおる限りはどうもならん。適当にやらなしゃあないやろ」

泣きや嘆きよりも、あきらめに近い。

そんなことを言うとる間に、その販売店に着いた。

午後、0時20分。店は、まだ閉まったままや。

また、寝坊か。皆、そう思うた。この店では、良うあることや。

ワシらの入店日に、それでは許されん。入店日は事前に分かっとるから、販売店は、前もってその受け入れ準備をしとかなあかん。

受け入れ準備とは、人数分の契約帳の用意、拡材の揃え、拡張禁止などの通達書類の作成、バイク、自転車などの拡張員の乗り物の用意、整備なんかがそうや。団に新人がおる場合は、拡域地図もいる。

契約書自体は、エリア内の販売店なら、どこでも一緒やが、入店先の社印が押してなかったら、契約は認められん。それを押した契約帳が必要になる。

拡材も、販売店で用意しとかなあかん。ワシらは原則、販売店の用意した拡材を客に渡すことになっとるから、それがなかったら仕事にならん。

拡張禁止も聞いとかなあかん。通常はプリントされとるものを拡張員各自に配る。

そこに記されとる個人、住居、条件の所でカードを上げても成績にも金にもならん。間違うて上げれば、それだけやなく揉め事になるおそれが大や。

逆に言えば、そこに記されてない客は、すべてOKということになる。

乗り物の準備も重要や。販売店は、拡張員に希望する自転車やバイクの貸し出しをする。それには、ガソリンの補充もやが、整備もちゃんと店が事前にしとかなあかん決まりや。

それらの準備には少なくとも手慣れた従業員でも、小一時間程度かかる。それが、この時間までに誰もおらんようやとどうしようもない。

「今、所長と連絡取ったら、主任の磯部(いそべ)が今日は休んどるらしいから、1時半頃に来てくれということや。先にめしにしようか」

班長の山本が携帯電話をしまい込みながら、そう言う。

仕方なく全員で、行きつけの喫茶店に行き、食事をして店に戻る。

すると、店内で楠本が肥えた体を忙しげに動かしながら準備しとった。

本人は、急いどるつもりかも知れんが、傍目には、動物園のカバが運動不足の解消をしとるようにしか見えん。

「磯部のガキぁ、どこに行きくさったんや、ほんまにもう……」

楠本は、ぶつぶつ言いながら、ワシらに聞こえるようにぼやいとる。

どうやら、班長の山本から電話があった後、今日は休んどるという磯部に、すぐ連絡を入れたが捕まらなんだんということのようや。

それで、仕方なしに、楠本が出て準備をしとるという。まあ、言い訳みたいなもんやが、ワシらには、そんな話は関係ない。

「逃げられたんと違うか」

新田が、隣におる別の班員に小声で言う。

「かもな」

この販売店では、そういう話は良う聞く。店員の出入りが激しい。それも、ほとんどが、黙って消えるというパターンのようや。

それも、トラブルの耐えん原因の一つやと思う。引継なんかすることはないから、客と何かの約束をその従業員と交わしとったら確実に揉める。

例えそれが、映画の鑑賞券程度のサービスを持って行くことになっとっただけでも、例によって楠本は「それは○○の奴が勝手に言うたことで、ワシは知らん」で通すからな。

しかし、新田が冗談半分で言うたことが現実に的中し、この後、問題が発覚することになる。

ワシは忙しそうに?動く楠本を後目に、自分で乗るバイクの調整を始めた。使うバイクは、本来は販売店指定なんやが、そんなことを言うてられん。

それに、楠本に指定されたバイクなんか、危のうて乗ってられんということもある。

とにかく、信用できん所というのは、何でも自分の目で確かめなあかん。それが、身を守る最良の方法や。

案の定、ガソリンは底をつきかけとるし、ブレーキの効きは悪い。それでも、まだ、ましなバイクを選んでそれや。中には、パンクしたままで放ったらかしとるのもあるしな。

ワシは、それを文句も言わず、当然のように直す。もっとも、文句を言うて、ちゃんとなるのなら言うがな。

ワシは、貰う物を貰い、一通り準備が終わると、マイ・ヘルメットを車から取り出し出発した。他の連中も、思い思いに散る。

ワシは、懇意にしとる宮本という客に会いに行った。宮本は交代読者で、今月から確かA新聞を取っとるから、行けばカードになるはずやった。

「おう、ゲンさんか。あんたには悪いけど、もうYは止めるで」

ワシの顔を見ると、いきなり宮本はそう言う。

「宮本さん、また、何で?」

「何でやて、それは、あんたとこの店主に聞いてくれ」

あの楠本、また、何かやったなと思うた。

「宮本さん、怒ってはるのは良う分かりますから、何でか、教えて貰えませんか。場合によったら、ワシが掛け合いますんで……」

こういう、何かで怒っとるという客から事情を聞き出すには「私は味方ですよ」と印象づけるようにする必要がある。「力になります」ということを強調するわけや。

まあ、ワシは、こういうのは昔から慣れとるから、それと意識せんでも自然と、そういう物言いにはなるんやがな。

「……そうやな、ゲンさんに八つ当たりしても仕方ないな。実はな……」

宮本の話によると、一週間ほど前に、店から新聞代の請求にきたという。請求は3ヶ月分や。宮本は、3ヶ月づつの交代やから、その間、一度も来てないことになる。

以前にも、同じことがあったから、さすがに二度目ということで、そのときは怒って追い返そうとした。

すると、その若い店員が「どうも、申し訳ありません。今回は、お詫びも兼ねて2ヶ月分だけでいいので、お願いできませんか」と、いつになく低姿勢や。

それならということで、その条件で納得したという。

「それが、昨日、また別の奴が、その集金に来よったから、ワシは、頭に来て『もう、払うとるわい』と言うて追い返したったんや」

さらに、その日の内に、楠本から電話があったという。宮本は、てっきり、間違うとったからというので、謝りの電話やと思うとった。

ところが、いきなり「こっちは、まだ集金もしとらんのに、金払うたてどういうことや」と、怒鳴り込みの電話や。

「どういうことて、この前、集金に来たやないか。お前とこの若いのから貰うた領収書かてあるわい」

「何を言うとんねん。そっちには、領収書は渡しとらんはずや」

「どっちになっても2回も払わんさかいな」

「いいや、払うて貰う」

結局、電話では、その言い合いのまま終わったという。

「宮本さん、その領収書、見せて貰われませんか」

「ええけど」

宮本が持ってきた領収書というのを見て、ワシは、これは、大事(おおごと)になるなと直感した。

その領収書というのが、そこらで市販されとるものやったからや。通常、新聞販売店の領収書は、専用のものになっとる。

客の氏名、住所、領収月分の明記、領収金額、販売所名、住所、領収印までが、すべて印字されとるのが普通や。1ヶ月分の料金に対して1枚の領収書という体裁になっとる。

手書きの領収書を発行しとる所は少ない。いくら、ルーズで横着な、ここの販売店やというても、それだけはしとらん。

宮本が示した領収書は、手書きの上に但し書きもある。

領収金額は、6000円になっていて、その下の欄に「但し、○月〜○月までの3ヶ月分の新聞代金」とあった。担当者名はない。

偽物や。宮本と楠本のやりとりからして、おそらくそうやないかとは、思うてた。

何ぼ、3ヶ月集金してないからというて、それを2ヶ月分でええなんて、あの楠本が言うはずがないからな。

そんなことをしてたら、大変や。そこら中、そんな客ばっかりやさかいな。

楠本は、当然、このことは知らん。知ってて、許可したことなら、宮本とあんな言い合いにはならんはずや。

ここの従業員が、ほぼ独断でしたことになる。それなら、この領収書は無効かというと、そうはならん。

確かに従業員が集金に来たということと、規定外の領収書とはいえ、店の社印までしっかり押されとるからな。宮本に落ち度はない。

「その集金に来たというのは、どんな感じの男でした?所長に伝えて、ちゃんと調べますんで」

こういう場合、気を付けなあかんのは、あきらかにおかしいと思うても、それを客に気取られんことや。単なる、間違いでしょうと安心させとく方がええ。

客と一緒になって、おかしいと騒いでも何のメリットもない。事が大きくなるだけや。

事が大きくなるということは、評判がさらに落ちることを意味する。ひいては、今後のワシらの営業にまで影響しかねんからな。

「そうやな、背が高うて痩せた感じの、歳は35,6というところやったかな」

主任の磯部か。それで、おおよその筋書きは分かった。新田が冗談で「逃げたのと違うか」と言うてたのが的を得ていたことになる。

ほぼ、間違いない。今日、無断で休んだというのは、すでに逃げた後のはずや。

ワシは、店に戻って、そのことを楠本に伝えた。

「所長、そういうことやから、宮本さんの所へは行かん方がええと思うで」

「あの、磯部のガキが!!とんでもないことしよる。せやけど、騙されたんは、ワシも一緒や。店としては、まだ、宮本から集金してへんのやから、悪いけど払うて貰う」

「所長、それは通らんで。止めといた方がええのと違うか」

「何ぼ、ゲンさんの客かも知れんが、口出しせんといてくれや」

「さよか。それなら、好きにしなはれや」

ええ加減な男やというのは承知してたが、ここまで物分かりが悪いとは知らなんだ。

この後の結末は、容易に想像できる。しかし、言うて分からん者に忠告しても意味がない。

忠告してこれを善導し、不可なれば即ち止む。ということや。

何ぼ、その人間に破滅が待っとることが分かっとっても言うて聞かん者には、それ以上、何も言うなという教えというか教訓や。

この教えは、この後に「自ら辱めらるるなかれ」と続く。忠言、善意は相手の受け取り方次第では、ただのお節介ということになる。

相手のためによかれと思うて言うたことで、それに深入りすれば、嫌な思いをするだけやから損をするということを言うてる。

その1ヶ月後、この販売店は改廃となって、つぶれた。

その詳しい経緯は、ワシらには伏せられとるが、分かっとる範囲だけで、推論も交えて話す。

宮本のような客は、他にも何人かおった。主任の磯部が、集金と偽って金を持ち逃げしたということや。その総額は、30万円とも50万円とも言われとる。

楠本は、宮本をはじめ他の客へも、金を払えと迫った。客たちは、当然、拒むし怒る。

結果、新聞本社への苦情が殺到したらしい。そこで、新聞社からその調査が入り、今回のことが発覚した。

主任の磯部のしたことは、業務上横領で、それだけを見ると個人的な犯罪に見えるが、そうなる下地があったことは明白や。

それで、経営、管理のずさんさを露呈することになった。磯部が狙うたのは、集金遅れ、漏れの客たちや。

毎月、集金に行っとる客は、領収書のおかしさに気付く。せやけど、宮本のような3ヶ月契約の客はそれが分かりにくい。

さらに、その3ヶ月分を2ヶ月分でええと言えば、誰でも応じる。磯部とすれば、その場の現金がほしいから、何ぼでもええわけや。

集金の遅れ、漏れというのは、従業員の集金業務が単にルーズなということと、それをチェックする管理態勢の甘さにある。

それが、なければ、こういうことをするのは難しい。と言うより、普通に管理されとる販売店では不可能に近いことやからな。

経営とは名ばかりで、その実態は俗に言う「どんふり勘定」というやつや。

楠本にも言い分はある。従業員が集金に行っても「今は金がない」と客が言えば、待つしかないやないかとなる。確かに、その主張は、あながち間違いとは言えん。

しかし、ここの従業員は、客に会えんとか、たまたま行った所が留守やったとかで再度、足を運ぶのが面倒やという理由で、客が「金がない」と言うてたことにしとるのが実態やったという。

つまり、それを言い訳にしてたというのに気が付いとらんかったことになる。

加えて、この楠本の店は、カードの水増しをしてたということも発覚した。架空の顧客をでっち上げ、本社に報告することや。

これは、ワシらで言うたら、てんぷら(架空契約)ということになる。これも、すべての販売店でそうやというのやないが、拡張員のてんぷらと同じ、危機回避的な要素もあり、僅かなら他にもしとる所もあるようや。

しかし、これが、発覚したら本社は黙ってはおられん。ワシらに分かった情報はここまでやが、他にまだ何かあった可能性はある。

結果、新聞社は、販売店とは業務取引契約の強制解除という措置をとった。これが改廃と言うて、実質上の廃業、つぶれることを意味する。

なるべくしてなったということやが、こういう他人の失敗にも学ぶことは多いと思う。

ワシも、こういう楠本の経営するような販売店を数多く見てきたおかげで、ここは大丈夫か、危ないかの判断がつくようにはなった。

最悪なのは、もう分かったと思うが、ワンマンでええ加減な経営者ほど、先はないということになる。

特に、これからの新聞販売店経営は、よほどしっかりとしたビジョンがないと厳しい時代や。

いつまでも、旧態依然としたやり方は通用せんからな。そして、それは、ワシら拡張員にも言えることやと思う。


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