ゲンさんのお役立ち情報

その6 新聞配達員の危険情報

その1〜その10


その1 全国紙 女性経営者 Sさん


うちも、何か対策を考えないといけないと思っています。

新聞配達は危険にさらされていると思います。殺人事件とまではいかなくても、何もしてなくても、絡まれることが多々あるからです。

コンビニの前のたむろした若者や酔っ払いなど、できるだけ関わらないようにと気をつけています。

特に女性の配達さんには「変な人がおったら配達順を変えて配るように」と言っています。どうしても、怪しい人がいて配れない場合は後で店で持っていくからと・・・

「変な人がおった!」とは聞きますが、具体的な被害はありません。私は、従業員時代、拡張先で、痴漢にあいました。

その後は怖かったので防犯ベルを首にかけて拡張してました。昼間といえども、どこに、どんな人がいるかわからないので。

しかも、そこの社宅は2度危ない目にあっています。

当時はとある店に研修という名目で完全歩合給の営業の仕事をしていました。

店に申し込みの電話が入り、「申し込みたいが、ビール券がほしい!」と言っているから挨拶に行って来てと所長からいわれました。そのときは店員のおじさんと同行で周ってた日だったから一緒に行くことになりました。

場所は某リフォーム会社が隣のマンションを社宅として使っているようでした。申し込みのあったところへ行くと、30代後半くらいの男性でした。

無事に契約を結び、帰ろうとすると「○町はどっち?」と聞くのでざっと教えてあげると「一緒に遊ぼう!」というので「勤務中ですから」と逃げようとすると3Fから1Fまで追いかけてきました。「電話番号教えて!」とひつこく言われましたが、同行のおじさんがいるのに気づいたので助かりました。

それから数ヶ月後、同じマンションの人から同じような申し込みがあり、そのときもセクハラされ危ないめに遭いました。

それをその販売店の経営者に言うと「まあな、外回りしよったらそういうこともあるわ!」でした。

私はショックでした。研修の身とはいえ、自分の従業員。「大丈夫だったか?そういう時は契約はどうでもええから」とか、「文句言いに行ってやる!」こういう言葉がほしかった。

セクハラしたおっさんにも腹が立ちますが、その所長にも腹が立った。私なら従業員を守る!契約より、従業員を大事にする。
そういう客は必ず、後から契約が崩れるから。私にも隙があったと思いますが、こんな所長にはならないと思いました。

私にもかなり隙があったんでしょうが、訪問先にはどんな人がいるかわからないので、 女性営業員には防犯ベルを持って周ってほしいと思います。私は、その事件の直後は防犯ベルを持って周ってました。その後は引きずることなく、拡張、楽しんでいます。

話は戻りますが、別の店では若い娘さんが配達していたら男が待ち伏せしてずっと配達中、車でつけてきたということがあったみたいです。


その2 関東 全国紙 専業 Hさん


自分も、配達中に酔った男に絡まれたことが、あります。営業でお客様に自分が悪くなくても、ペコペコ頭を下げる習慣ついてるせいか、ペコペコ頭を下げてその場をやりすごしました。

でも、自分も一つ間違えたら、今回と同じになると思うと、ぞっとしますね。対策は、正直、難しいとおもいます。配達中は、常に一人ですからね。実際、配達時間中は、人通りもないし。特に山とか、田舎の区域などでは、思いきり叫んだところで、誰にもきずかれない事も十分かんがえられます。

いろいろ馬鹿な自分の頭で考えた、対策方法なのですが、タクシーなどでも、最近ふえてきている。GPS機能付きバイクなんか、あれば、配達から、帰ってこなければ、すぐ今どこにいるか、わかると思うし。

役立つと思うのですが?さぼってるのも、分かってしまいますけど(笑)自分の意見が少しでも、役立てば幸いです。

このサイトは、珍しく新聞屋さんの味方だと思います。だから、留守止め中に空き巣にはいる新聞販売店の店員とか、この業界のイメージをさらに悪くさせる事件は頭にきます。博士さんも、サイトの繁栄のため頑張ってください。心から、応援してます。


その3 東海 全国紙 配達員 Jさん


まず、私の勤める販売店は、現在、給料は銀行振込になっています。給料日になると、店から、明細書の入った封書を渡されるだけです。

しかし、3年くらい前までは現金支給でした。私は、新卒でサラリーマンを経験していたので、初めて現金支給を知ったとき、私は、なんて時代遅れで危険なことかと思っていました。

しかも過去に経営者が3回替わっていますが、そのどこもが、現金払いでした。

もらった給料が現金だと本当に困ります。クルマに置いておくと車上狙いに遭うのではないかと不安になりますので結局いつも、ファスナー付きのポケットに入れた状態で、その日は配達をしていたものでした。

夏場は、汗で封筒がくしゃくしゃになって、お金もシワシワということもありました。

あと、配達中のトラブルについてですが、これは、近年、私がもっとも警戒していることと一致しています。

と言いますのも、交通事故の場合は、ある程度予測が利きますが、強盗目的の絡まれや、通行人とのいざこざなんてことは、全く予測がつきません。

たとえば、いくらこちらが気を付けていても、集合住宅の階段などでそういう輩が肩を当ててきて、因縁をつけられる可能性だってあるわけですから。

特に、早朝であっても、コンビニの入口付近は要注意です。酔った若者がたむろしていることもしょっちゅうです。

私がその際に実践しているトラブルの防止策としましては、できるだけ手早く作業をして、決して、そういう集団には「目を向けない・目を合わせない」ことです。これでまず、絡まれたことはありません。

私の配達仲間の一人は、過去に、不用意に相手と言葉を交したがために、あやうくケンカに発展する一歩手前の状況になったことがありました。

また私の身にも起こったことがあります。それは、私が集合住宅に配達中のできごとです。私がバイクから離れたとき、たまたまそこを通りかかった酒に酔っていたと思われる男がバイクを触り、私がそれを注意したことから、ケンカになりかけたというものです。

それがきっかけで、私はネット通販で、催涙スプレーを購入したのですが、そういったアブナイ機会は滅多にあるものではないので、数ヶ月もするとそれを持ち歩くことはやめましたが、バイクから離れるときは、面倒でもなるべくキーを外すようにしています。

私の住む地域は、今、全国各地から派遣の若者が単身で”移住”しています。アパートも建設ラッシュで、ものすごい勢いで空き地や田畑がアパートに化けているのが現状です。

それと比例するかのように、派遣社員という職業名で事件報道される犯罪者が目立ちます。もちろん、そういう立場の人達ばかりが犯罪を犯すわけではないのでしょうが、ストレスも多いのでしょう、街で飲んだくれて荒れたくなるという社会的背景は見て取れます。

具体的に言えば、夜間に複数でコンビニを訪れ、食べかけのカップ麺を散乱させたまま、おそろいの自転車で帰宅するという実態があります。

ちなみに、新聞の新規顧客のうち、派遣社員がいそうなアパート関係は、1ヶ月もたたない内に”崩れる”のは日常茶飯事です。

配達初日に空き家になっていたり、別の住人に替わっているということもよくあります。いちいち場所を暗記する立場としては、苦労が絶えませんが、これも仕事と割り切っていますね。


その4 東海 ブロック紙 元専業 田舎帝王さん


特に冬場ともなると朝も遅く(?)にならないと夜が明けてきませんから、必然的に暗いところでの作業となり、犯罪からの安全が夏場よりもとり難くなりますね。

まぁ、夏場は夏場で暴走族や夜更かしをしている者、馬鹿学生どもが騒いでいることもあり、そういった面では安全面には四季は関係ないといったところでしょうか。

ところで、メールにあるように人気の少ない時間帯である以上は何らかの危険性をはらんでいるのは確かです。

幸い、ボクが専業をしていた時は僕自身を含め、スタッフの皆さんも犯罪に巻き込まれる事なく過ごす事が出来ました。

地域が地域だけに、凶悪犯罪が起こりにくい場所と言う事もあったかもしれませんが、会社としても特にこれといった防犯対策は練っていなかったように思われます。

また、うちの店には元暴走族のヘッドで、現在は地域の肝煎りをやっている人や、元少年野球チームの監督をしていた人も居るので、そういった面でも防犯面で役に立っていたのかもしれません。

犯罪から身を守る為に考えられる事は、治安の悪化している地域の把握と、それに対する対策でしょうね。

特に地域の情報が手に入りやすい新聞配達業ですから、どこの場所が危ないかは簡単にわかると思います。

あとは、自店のみならず、他紙の販売店や牛乳配達などの他業種との防犯連携を確立させる事と、警察に対してパトロールの強化を要請したり、販売店の情報ネットワーク(例えば自店発行のミニコミ紙やチラシ)を活用して警察と連携するかたちで地域住民による防犯活動を支援したり、啓発活動を行うのも手段の一つかもしれません。

ちなみにボクは上記の手段を用いて地域防犯の啓発活動に協力しました。ハード面を強化した上で、防犯ブザーの携帯や携帯電話による緊急網の整備を行って対処するほかにないと思われます。

物騒な世の中になり、個人の身をいかに護るかが大切ですが、地域全体をいかに犯罪から護るかも並行して考えないと解決できる問題ではないと思います。


その5  九州 全国紙 経営者 Hさん


アンケートの件、今回は難しいですね。配達の方ということで人事ではありません。

実は私のエリアでもある営業マンがお客に部屋の中に引き込まれて暴行を受けるという事件がありました。

顔は腫れて、包丁を持ち出されて、下手をすると全国ニュースものでした。そのときは連勧でしたし、案内もいたのですぐに110番することができ、とりあえずは無事でした。

警察官が夜に着るベストのような物に防犯ベルを装着し、着用することで危険を遠ざけ、こちらにも意識を持たせるなどということは思いつきますが、今回は非常に難しく思います。

私では、今のところお役に立てませんが、自店では注意を呼びかけるので精一杯というのが現状です。マニュアルができましたら御願いします。


その6 関西 全国紙 配達員 Sさん


この事件はホント他人事じゃないですよね…

わたしの配達している区域は住宅地ばっかりで、配達中に人に会うことはあまり無いんですが、だからと言って危険がないわけではありませんし、何か考えないとなと思っています。

スプレー式の催涙ガスとかあれば、いざというとき暴漢を無力化できそうな気がしますが、使い方が難しそうですし(噴射口の方向を間違えると自爆の危険性が…)、やはり防犯ベルを持ってるのが一番なのかもしれません。

ちなみに、会社の方からは話すら無いので、自分で防犯ベルを入手して持とうかと思っています。


その7 全国紙 専業 Oさん


いつもメルマガ楽しみに読ませていただいております。 販売所に勤める人間として情けないのですが、このニュースは今回のメールで知りました。

私の勤務している販売所のケースでは、そういった人にからまれて殴られて怪我をした、というのは今のところありません。むしろ車との接触事故や単独の事故などの方が多い(自転車で配達中に車にひかれる・雪道を滑って転んで怪我をするetc)ので、「交通安全のよびかけ」などの方が多いかもしれません。
 
ただ今までに直接「配達員がからまれて怪我をした」というのはないというだけで、販売所のエリア内で女子高校生が犯罪に巻き込まれる事件は実際に起きています。実際、女の子が怪しい車につけられて販売所に逃げ込んできたという事が先日ありました。

こういったこ事を踏まえて配達員さんには配達時に腕に「地域安全パトロール」と書いた腕章をしてもらってます。それで何かあれば販売所へ連絡してもらうようになってます。

話が少し違ってしまったかもしれませんが、 「犯罪行為にまきこまれた時どうするか?」というよりは、 最近は販売所員による犯罪行為の方が紙面をにぎわせているので 「お前らは大丈夫なんだろうな?変な事するなよ!」という注意の方が多い
かもしれません。

そして危ない人に出くわした時どう対処するか?ですが、はやり「無視する・その場から逃げる・販売所に連絡する・警察を呼ぶ」とか変な人がいそうな区域は配達員さんには配達させないで、所員が直接配達するといった方法くらいしかないような気がします。


その8 関東 全国紙 専業 I さん


いつもメルマガ楽しみに読ませてもらっています。ほんとうに、この事件はひとごとではありませんね。

僕の配達区域にヤクザの人が住んでいるマンションがあります。そこは、いつも明け方5時くらいの配達でほとんど人には会わないのですが、たまに怖そうな人と会うことがあります。

文句を言われたりとか脅かされたりとかはないのですが、先入観があるからかも知れませんが、やはり怖いです。

でも、これはしかたないですよね。でも、何かされたらそれで終わりだし。何かいい方法はないですかね。とにかく、そのマンションの配達は、いつもダッシュで終わらせています。僕には、それくらいしか思いつきません。


その9 関東 アルバイト配達員 Kさん


私は今年70歳になり、この事件の被害者の方とは歳も近いせいか、とても他人事のようには思えないですね。

私も自転車で配達しています。配達区域にコンビニエンスストアがあり、そこへも本紙とスポーツ紙を配達しているのですが、早朝4時くらいという時間にも関わらず、まだ十代後半くらいの若い連中が5,6人たむろしているときがあります。

一度だけですが「おじさん、大変だね」と、にやにや笑いながら話しかけられたことがあります。どこか人を小馬鹿にした感じがあり、とても不愉快でしたが相手にするのはよそうと、その場は愛想笑いをして誤魔化しました。これなども、ひとつ間違えると危なかったかも知れないですね。


その10 関西 配達員


もう一年ほど前ですが、配達員同士で、ちょっとした小競り合いの喧嘩になったことがありました。

新聞を二部取っている家があるのですが、その相手の配達員が、私の入れた新聞をボストから抜き取り地面に落として、自分の新聞をそのポストに差し込もうとしている現場を見つけ文句を言いました。

相手はそのとき謝罪するどころか反論してきたので、双方とも大声で揉めることになり、掴み合い寸前になりました。そのとき、その家の人が出てきて、その場は収まりましたけど。

私が、その現場を目撃したのは、たまたま、他の家に入れ忘れたことに気づきそこまで引き返そうとしていたからです。

以前、雨の日でしたが、新聞が地べたに落ちていて、ビニールの袋に入れているのに濡れていたということがありました。私は、そのときわけも分からず、ただ謝るしかありませんでした。

その原因が、その相手の配達員に間違いないということで、我を忘れて喧嘩になりました。その後、相手の店長とその配達員が、こちらの店に正式に謝罪に来られその件は終わりました。

今回の原因はポストが小さいということで、こちらから新聞入れを持って行き、今はそれに入れていますので、問題はなくなっています。

ただ、あのとき、その喧嘩がエスカレートしたらと考えると少し怖い気もします。相手を怪我させてもこちらが怪我をしてもろくな結果になっていないでしょうからね。

あれから、その配達員とは顔を会わせていませんが、私が配達するときはいつも先にその新聞が配達されているから、たぶん順路を変えたのだと思います。


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