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Q&A有意義情報集

その4 経営の危ない新聞販売店に見える兆候、およびシグナル事例


NO.31 配達のアルバイトにも勧誘のノルマは一般的なのですか  より


@ 配達部数が減少しているのに、紙受け(新聞社からの配送部数)が減らず、残紙が増え続けとる販売店。これは、仕入れと販売のバランスが崩れてきとるわけやから、経営に大きく響く。

押紙と言うて新聞社が販売所に購買を押しつける新聞は、例え売り上げ部数が減ろうと減少するのは考え辛いからな。

A 折り込みチラシの量が激減している。これは、広告収入の減収やな。折り込みチラシは、購買部数で引き受けるから、配達部数との差が開けば、当然、引き受けた折り込みチラシの残りは増える。分かり易い現象や。

B 必要以上の人員削減と配達負担の増加が急激にある。経営者にとっては、経営努力ということになるんやろけど、働く者を無視した改革はすぐ行き詰まる。必要な人材も逃げ出すからな。仕事のできる人間が減り出すと危ない。

C 頻繁に本社の担当が訪れるようになる。本社の担当はスケジュール以外の訪問はまずせん。大抵の用事は電話で済ますからな。改廃に本社が乗り出したら、頻繁に来る。

D 顧客とのトラブルが増える。拡張員の質が悪くなるのも要注意や。拡張員はきちんとした店では悪さはせえへんし、出来んもんやからな。反対にここは甘いと思われたら好き放題に悪さをされることがある。こういう所も先が見える。

E 経営者の金使いが急に荒くなる。儲かってないのに高級車を買い換えるというのも考えなあかん。見栄を張るタイプの経営者もどうかと思う。これは、何も新聞販売所に限ったことやないけど、なぜか、こういうことを平気でする業界の人間が多い。

F必要な経費を始末するようになる。単車の修理とか買い換えを控えるようになると何かある。商売道具に金をかけんようになったら終いや。

ワシは、今までかなりな数の店の改廃や廃業を見て来た。それらの店に共通して言えるのが、上記のような状態に陥った店や。


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