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Q&A有意義情報集
その14 団と請負業務契約を結んでいるフルコミ拡張員の確定申告に必要な経費について
新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A NO.174 源泉徴収票および確定申告について より
1.個人の場合は青色申告の方が有利や。
青色申告会というのが、全国どこでもあるから、そこに問い合わせれば、申告方法も教えてくれる。青色ネット あたりがええのやないかな。
2.商工会を利用する。
こういう所に所属しとると税金の申告なんかは比較的楽やし、節税のプロが多いから多少の会費を払うても結果的には得することが多い。
初めのうちは、まずこういう所で申告の要領を覚えることや。
3.取りあえず何でもええから、領収書を集める。
経費になるかならんかは、後で選別したらええ。
それをコピーしとく。できれば、経費別に分別してた方がええ。
更に、そのコピーの余白にその合計金額を書いとく。こうすれば、後で集計も楽やし、万が一の提出用にも使える。
4.メモをこまめにつける。
これは結構、役立つ。領収書のない経費、出費というのもあるからな。例えば、電車、バスなんかの移動やとその領収書はないから、メモにつけとかな損をする。
5.拡張で使う個人所有のバイク、車のガソリン代、車両の修理にかかる経費、車両の保険料などの維持費はすべて経費として経費認められる。
個人事業者というのは、個人会社ということやと思えばええ。その仕事をするために必要な経費は問題ない。
ちなみに、車やバイクを買い換えた場合も、商用、営業用ということにすれば、経費ということになる。但し、減価償却分は、取得額が10万円以上の場合、購入した年度に全額経費とすることはできんがな。
税法で耐用年数が3年とか10年とか種類によって決めらとるから、それは個別に調べて貰うしかない。
車以外でも、パソコンなども場合によったら、認められるということや。仕事でのデータ作成は欠かせんということでな。
6.営業で使うサービス品、拡材も原則的には経費になる。
但し、限度もある。ワシの経験から、すんなり認められやすいのは、総収入額の30%くらいまでやと思う。もっとも、これはケース毎でも違うから絶対というわけでもない。目安やな。
それに、これ以上、そういう経費をかけとったら儲からん。景品のやりすぎで販売店や団から目をつけられるのもつまらんしな。適当にすることや。
一番、安全なのは販売店の指示通りの景品で済ますことや。それなら、ほとんど出費はなくて済むさかいな。
7.服は作業服としてなら認められる。
防寒ジャンバー、防寒手袋、ほっかロン、マフラーなど実際の営業に必要なものは、たいてい認められる。
ワシは、こういう経費はすべて入れていた。今のところ何も言われたことはない。
もっとも、こんな細かいところまで税務署がチェックしとるとも思えんから、合法かどうかというのは保証はできんがな。
ついでやから、認められん経費の主なものを言うとく。
同居している家族が持っている建物を借りている場合の家賃。本人名義の賃貸で事業所とするなら認められる。
他には、事業資金を借りた支払利息。青色専従者給与以外で同居の家族に支払った給与。各種税金。税金の延滞税・各種加算金。国民健康保険料。年金。事業主の生命保険料。交通違反の罰金。家計費。家族の食事代。旅行費用なんかも経費としては認められん。
必要経費というのは、仕事や個人の状況でも違うから、どの程度かというのは一律には決まっていない。できる限り申告してみるというのが答えやな。
こんなことを言うと、サラリーマンの方には怒られるかも知れんけど、個人事業者の場合は、書類さえ不備なく提出できたら、少々の融通は利くもんや。それで通りやすい。
税金を進んで払おうとしとるのやからな。その辺も、ワシなんかより、商工会で聞く方が良う分かるし、丁寧に教えてくれると思う。
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