メールマガジン 新聞拡張員ゲンさんの裏話
第193回 新聞拡張員ゲンさんの裏話
発行日 2008.4.18
■裏話のうらばなし その1 メルマガ、サイトの知名度について
以前からもそうやったが、「なぜ、他からもメルマガを発行しないんですか」というメールが、ときたま届くことがある。
今まで、散々世話になっていて言いにくいのやが、このメルマガの発行誌「メルマガ天国」さんというのは、メルマガ業界では、それほど上位というわけでもなさそうや。
上位と目されるメルマガ発行誌は他にも数社ある。
たいていのメルマガ発行者は、その数社にも同じようなメルマガを同時発行しとるのが普通やという。
それをハカセはしていない。その一番の原因は、ハカセの勘違いからや。
どういうことかと言うと、ハカセは4年ほど前、サイトの立ち上げと同時にメルマガを発行しようと考えていたとき、その発行誌について調べたことがあった。
その当初、複数誌で同時に同じメルマガが発行できるとは思わず、どこか一つに絞らなあかんもんやと考えたらしい。
さらに、そのときには、どこが有名で有力なメルマガ発行誌かというのも知らんかったという。
何しろ、HPを立ち上げたのも初めてなら、メルマガを書こうと決めたのも初めてやったさかいな。
そのとき、たまたま購読していたメルマガが「メルマガ天国」さんのものやったというのがあり、そこで発行しようと考えたというのが真相なんや。
2008年4月18日現在、メルマガの読者数は、629名。
これが多いか少ないかは、それぞれ意見の分かれるところやろうが、ワシらにとっては十分すぎるほど多いし、貴重かつ、大変ありがたい読者の方々やといつも感謝しとる。
他のメルマガでの読者のことはワシらには分からんが、当メルマガの読者に限って言えば、毎回、数多くの意見や情報、励ましのメールを頂いていて実に積極的な方々が多いと思う。
また、新聞関係者ばかりではなく、様々な職業の専門家の方々から、その知識や情報を惜しげもなく教えて頂いてもいる。
もうすでに、ご存じの方、ご気づきの読者も多いと思われるが、当メルマガは、そういう方々から寄せて頂いた情報、話を題材にしているものが結構多い。
その数、ざっと50回分ほどになる。190回余りの内でそれやから、決して少ない数やないと思う。
もっとも、それらの話は、真実の部分をベースにハカセが投稿者の方を特定されんようにという配慮で、フィクションも交えとるがな。
つまり、それくらい、このメルマガの読者の方々は、協力的であり熱心な方が多くおられるということや。
本当にありがたいことやと思う。
今回、何でこんなことを言うのか言えば、当メルマガ、およびサイトの知名度というものを知って貰い、それを読者の方々にも役立てて頂きたいという思いがあったからや。
これから説明することを理解して貰えれば、その意味が分かって頂けるものと思う。
現在、メルマガ天国に読者登録されている方は、先ほど言うたように629名おられる。
しかし、実際には、このメルマガで発表した内容を読んでおられる方は、その数倍、数十倍に上ると確信している。
通常、過去のメルマガというのは時が経てば読まれなくなることが多いと聞くが、このメルマガに関しては、その点、少し違う。
それが、他誌のメルマガで発行していない、また、そうする必要がないということで断念した最大の理由になるかと思う。
自慢話をするようで気が引けるが、このメルマガの知名度は相当あると断言できる。それなりに影響力も強いと。
もっとも、そのことに気づいて確証を得たのは、つい最近のことなんやけどな。
それまでは、この業界の中では、少しばかり、知られた存在くらいにしか思うてなかった。
もちろん、それでも大したもんなんやが、世間一般への認知度は、テレビや新聞などのメディアで取り上げられることもないためか、ほとんどなく、ワシら自身もどちらかと言えばマイナーな存在やと考えていた。
しかし、このメルマガでも良う言うてることやが、ワシらはそんな人気のあるなしということには、あまり興味がない。
確かに、一人でも多くの人に見て貰いたいという思いはある。人気のサイトになれば嬉しいというのもないとは言わん。
しかし、そのために積極的に何かをするつもりはないし、今までもしてきたことはない。そして、これからも、おそらくは何もしないと思う。
まあ、それは、ハカセの信念というより、そういう性質やから、しゃあないがな。
ワシ個人としては、これでも営業員の端くれやから、少しくらいは売り込みの宣伝をしてもええのやないかとは思うんやけどな。
「宣伝して集まって貰うより、その内容で判断して見てほしいという思いの方が強いですので」というのがハカセの口癖でもある。
もっとも、結果として、その内容が評価されれば、それが一番の宣伝にはなるんやがな。
読者に評価して貰えれば、人は自然に集まってくるし、そっぽを向かれれば閑古鳥が鳴く。
それだけのことや。
ただ、大手のポータルサイトから特別の扱いを受けているというのは、何となく気づいてはいた。
中でも、ポータルサイトでは日本NO.1と目されているYahoo!Japan での扱いが際つ。
例えば「新聞拡張員」のキーワードで検索すると、144万件ほどのページがヒットするが、その順位が1位というだけやなく、「登録サイト」として表示されるのは、サイトの「新聞拡張員ゲンさんの嘆き」1件のみになっているという点なんかがそうや。
その状況は、サイトを開設して僅か1ヶ月余りでそうなった。
これは、人によれば宝くじの1等に当たったくらいすごいことなのやと言う。誰にでも起きるということやないと。
実際、いくら金をかけてもYahoo!Japan の「登録サイト」として登録されること自体難しいというのが、その道の常識ということになっとるらしい。
普通は、検索ページでの順位を一つ上げるのでも、相当な金をかけるということや。
それがSEOやと言う人までおる。
しかし、ハカセは、そのために金はおろか、何の手間すらかけてない。
ハカセがやったことと言えば、HPを立ち上げたときに、そのソフトの指示通りに一度だけ大手検索サイトに登録する作業というのをしただけや。それ以外には何もしていない。
その中に、Yahoo!Japan
が含まれていたということになる。
勝手にと言うと語弊があるかも知れんが、いつの間にかそうなっていたというのが実状なわけや。
そのせいも大きいと思うが、このメルマガのページやサイト内のページなどが、Yahoo!Japanを始めとする大手検索ポータルサイトで上位に表示されることが多い。
ハカセは、以前、暇なとき、その上位表示されるキーワードが、どの程度あるのかを調べたことがあったようやが、その多さに途中で投げ出したことがあった。
そのときは、200ほどのキーワードまでは調べたようやが、キリがなかったという。計測不能というやつや。
それほど、多くのキーワードで、メルマガやサイトのページが表示されとることになる。
すべてがそうやとは言い切れんようやが、表示される件数が100万ヒットを越えるものは、頻繁に検索されとる、またそう見なされて登録されとるキーワードやという意見がある。
ハカセはその意見を採用して、Yahoo!Japan 限定で、100万件以上ヒットするキーワードで、メルマガやサイトのページがどの程度、表示されるかというのを再度、調べ直してみた。
条件は、上位50位以内にランクされているもの、検索に使用されやすいと思われるキーワードであること、キーワードはなるべく短いものとした。
結論から先に言うと、その条件に当て嵌まるキーワードで調べただけでも320に上った。
またもや、ハカセはそれ以上の調査は断念したようや。理由は、やはりキリがないということやった。
それを調査するだけで、暇な時間内にしたということもあるが、半月以上要したと言うさかいな。
その調べた範囲内での内訳を簡単に説明する。
第1ページ、つまり10位以内のものが、260。その内、第1位で表示されているものが、169あった。
これを1000万件ヒット以上に限定すると、103。10位以内のものが、89。その内、第1位は、40。
さらに、1億件以上ヒットするキーワードも5つほどあった。
それくらいやったら、書き出せそうやから紹介する。
1.キーワード「ネット記事」、ヒットするページ「第170回 新聞拡張員ゲンさんの裏話 ■新聞社への苦言 Part1 ネット記事について」、ヒット数、3億3100万件。第24位。
因みに「ネット記事について」にすると、ヒット数、1億8800万件で第1位にランクされとる。
2.キーワード「本当ですか」、ヒットするページ「新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A NO.76 解約できないって本当ですか?」、ヒット数、3億7400万件。第18位。
3.キーワード「このような事」、ヒットするページ「新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A NO.443 このような事ができるのでしょうか?」、ヒット数、2億3500万件。第5位。
4.キーワード「何かいい方法 」、ヒットするページ「新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A NO.87 何かいい方法があれば宜しくお願いします」、ヒット数、1億2000万件。第3位。
5.キーワード「関係のない問題」、ヒットするページ「新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A NO.278 新聞社はまったく関係のない問題なのでしょうか」、ヒット数、1億5200万件。第1位。
これらは、一見、サイトとはあまり関係なさそうなキーワードに思えるが、それ以外では、たいていは、やはり新聞に関係したキーワードでヒットするページの方が多い。
「新聞○○」と適当に入れれば、このメルマガかサイトのどれかのページが、たいていはその上位でヒットするはずや。
100万以上のヒット件数中、第1位で表示されるものだけでも、「新聞拡張員」「新聞営業員」「新聞営業講座」「新聞契約解除」「新聞の利点」「新聞適正価格」「新聞の契約期間」「新聞の契約書」「新聞の値段」「新聞の利益」など同様のものが他に50ほどある。
先ほどの1億以上ヒットするもの以外にも、およそ、サイトとは関係なさそうなキーワードも結構ある。
因みに、100万件以上のヒットで1位のものだけでも「趣味の活用」「矛盾は我にあり」「ふとんセールス」「新たなる計画」「ネット世界の闇」「おもしろくなる方法」などいろいろある。
そういう、キーワードで検索された挙げ句、当メルマガやサイトに迷い込む人もおられるわけや。
それで、面白いと思われて読者になられた方も多いのやないかと思う。
今回、自慢話のようなことを長々と話したのは、先にも言うたように、読者の方に、このメルマガやサイトを役立てて、あるいは利用して貰いたいと考えたからなんや。
このメルマガ、サイトで取り上げた内容は、そのほとんどが、ほぼ確実に大手の検索ポータプルサイトに上位で表示される。
何か主張したいことや人の役に立ちそうな情報があれば、それを知らせることができるということなんや。
もちろん、何でもというわけにはいかんがな。
一応、ワシらなりに、その内容、情報は吟味はさせて貰う。それで、発表すべきやとなったら、そうさせて頂くつもりや。
今までがそうやったようにな。
つまり、早い話が、情報、ネタの募集ということになる。
ただ、断っておくけど、メルマガのネタが不足してきたわけやないで。自慢するわけやないけど、メルマガのネタならいくらでもあるさかいな。
ワシらが、こういうことを考えたのは、去年の11月、サイトのQ&Aに「NO.483 リタリンについてHP上で記事にしていただけないでしょうか?」という相談を掲載したのが、そのきっかけやった。
本来、こんな相談は、サイトとは関係ないから受け付けるのは、どうかと思うたんやが、この相談者の方とは、以前から懇意にして頂いていたから、むげにできんというのがあった。
結果として、予想どおり大したアドバイスはできんかったが、相談者の方は、取り上げたということだけで満足されておられたようや。
因みにこのページは、Yahoo!Japan で「リタリンについて」のキーワードで検索すると、557000件ヒットする中の第25位にランクされとる。
そして、それは順位の変動はあっても掲載されたままになるやろうと思う。
このとき、ワシらは、このサイトに掲載すれば、どんなものでも、そこそこランクされるのやなというのが分かった。
普通、サイトに訪れる人は、その膨大な数のページのため、すべてを見るというケースはあまりないという気がする。
ごくまれに、何日もかかって読破されたという熱心な方もおられるが、そういう人は圧倒的に少ないと思う。
常連の方は、メルマガなら最新号、サイトならQ&Aの新着を見られるくらいやないかな。
つまり、サイトの中やと、それが過去のものになればなるほど、目立ちにくく埋もれやすいわけや。
しかし、検索サイトにあるものは、そのキーワードに関連したものを探している人が発見するわけやから、その過去のものでも目に触れやすくなる。
ただ、そうやからと言うて、どの程度の影響力があるかまでは分からんかった。
それも、つい最近のメルマガ「第190回 新聞拡張員ゲンさんの裏話 ■『中国義歯から鉛』報道に見るネット報道の危険について」で、ある程度の確信が持てるようになった。
それなりに影響力があるのやないかと感じたわけや。
この回の話には、『中国義歯から鉛』報道に乗せられ、それと知らず間違った情報のまま、その報道に追随したブロガーたちを批判した部分があった。
もちろん、そのときには「中国義歯から鉛」のキーワードで、その事実を調べて確認したわけやけどな。
そのことはメルマガ誌上の中でも言うてた。
Yahoo!Japanで『中国義歯から鉛』で検索すると、3月27日現在、64100件ヒット、Google やと74200件もヒットする。
そのほぼすべてが、その記事を無条件に信じて中国を批判する内容のもので占められている。
僅かでも疑念を示す内容のブログは、ワシの見る限り皆無やった。
しかも、それらは現在、日を追う毎に増殖しとる。
実際、その後も、その手のページは増える傾向にあった。
ところが、このメルマガの内容が、3月29日にサイトのバックナンバーに転載され、それが、4月7日あたりで、Yahoo!Japanで第4位にランクされたあたりから、その様子に変化が表れ出した。
そのときのメルマガで言うてたように、Yahoo!Japanで『中国義歯から鉛』で検索すると、3月27日には、64100件ヒットしてたのは確かなんやが、そのヒット件数が日を追う毎に減少に向かい出した。
4月17日現在のヒット件数は、18000件にまで減っている。因みに、Googleやと、13900件に激減している。
これをどう見るかやが、多くのブロガーたちが、その情報の信憑性に疑問を持ち削除していった結果やろうとワシらは思うとる。
多くは、そのメルマガの内容を見てやないかとも考えた。
もっとも、そんなのは、単なる偶然の一致やないのかと言われたら、それに反論するだけの根拠やデータ、あるいは証拠も持ってないから、それまでやけどな。
それでも、その報道に疑問を呈したのは、当メルマガだけやったのは間違いないとは言えるがな。
ワシらが、そう考える他に、そうなった理由が何かあるのなら知りたい。
これが、もし、ワシらが反対の立場で、間違ったコメントを掲載していて、それが修復不能な内容やと知ったら、やはり、同じように削除すると思う。
部分的なミスを直すようなわけにはいかんやろうからな。
まあ、その真偽がどうであれ、このメルマガやサイトで取り上げたものは、それなりにランクされるというのだけは確かや。
それにより、これからも、より多くの情報を発信したい、しなければならないという思いが強まると同時に、迂闊なことは言えんなというのが、今の正直なワシらの気持ちでもある。
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