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第102回 ゲンさんの新聞業界裏話
発行日 2010.5.21
■ゲンさんの深イイ話 メルマガ編 Part 2
第99回の『ゲンさんの深イイ話 メルマガ編 Part 1』(注1.巻末参考ページ参照)でも予告して約束していたとおり、その続編「Part 2」の掲載をしたいと思う。
例によって、読者からの感想や希望に加え、ワシらの独断と偏見で選ばせて貰ったものや。
ただ、過去の『ゲンさんの名言集』や『ゲンさんの深イイ話』(注1.巻末参考ページ参照)で掲載したような内容のものは選外としたので、まだ見ておられない方は、そちらも併せて見て頂けたらと思う。
それでは、さっそく始めさせて頂く。
ゲンさんの深イイ話 メルマガ編 Part 2 62撰
胡散臭い業者が紛れ込むのが、ネットの最大の欠点やと言える。(第51回より)
どんなに心酔する優れた人物であっても、人であるからには、間違ったことも言うし、愚かな行いもする。(第52回より)
その出会いがあり、それと気づけばラッキーやし、それがないと感じる人生は不幸でしかない。(第52回より)
ワラをも縋(すが)りたい人間にすれば「地獄で仏」に出会うたと思うたのかも知れんが、地獄に仏がおるわけがない。
地獄におるのは鬼と相場が決まっとるし、神様に近いのは閻魔様だけや。いずれも地獄に迷い込んだ死者にとっては、やさしい存在とは言い難い。(第53回より)
業界で長く慣習となっているものについて、例えそれが違法性の高いものであったとしても、それと指摘されんと気づきにくいということがままある。(第55回より)
人は、我が身に降りかかる、あるいは関係することには敏感に反応するもんやが、対岸の火事には傍観者になるケースが多いさかいな。(第55回より)
過去の歴史を振り返るまでもなく、どんなに強大な帝国を築いていようと、それが崩壊するときは必ず内部から、その崩壊が始まると相場が決まっとるさかいな。(第56回より)
昔の人間にできて、今の人間にできんという理由は何もないと思うがな。(第56回より)
小説を書くというのは、自分自身を素っ裸にして人に見せることなんです。(第57回より)
一般的には恥ずかしい事、隠したい事、人に知られたくない事ほど人に与えるインパクトは強く、面白いと評価される場合が多い。(第57回より)
人の悩みの尺度を人が推し量ることなどできん。またするべきやない。(第57回より)
苦情はなるべく冷静に要点だけを絞って伝える。それがベストということになる。(第58回より)
そこにどんなに参考になることが書かれていようと示されていようと、それを活かすことのできる人間は少ない。
ええ事が書かれた書物とそれを参考にして活かすことのできる人間と比べた場合、文句なく後者の方が「えらい」とワシは考える。(第58回より)
古今東西、政治が腐敗するときには必ずと言うてええほど、この役人絡みの不祥事が多発するものと相場が決まっとる。歴史がそれを証明しとる。(第60回より)
選挙というのは国民の義務やなく権利や。人権の象徴でもある。それを行使することでしか、自らの生活を良くしたり変えたりすることはできんと思う。(第60回より)
人を鍛えるのは不遇の時や。(第60回より)
どんな言葉、教訓もその使い方次第で薬にもなるし、毒にもなる。(第61回より)
どんな名言、人生訓があっても、「ええこと言うなあ」で終わってしもうたんでは、それまでや。そんなものは、すぐに忘れ去られてしまう。
しかし、それを実行に移した人間は、それを忘れる事は絶対にない。それが、その人の一生の財産として残る。(第63回より)
人を貶(けな)したり批判したりするようなものからは何も生まれん。(第66回より)
人間の中には、例え悪い事と分かっていても、それが簡単にできてバレることがないとなれば、自らそのハードルをどんどん下げてエスカレートしていく者がいとる。そんな人間の行き着くところは一つ、「破滅」しかない。(第66回より)
自らの価値観だけで、他者もそうやと決めつけるべきやない。決めつけると必ず穿(うが)った見方になりやすいさかいな。(第67回より)
夫婦は、喜びや楽しみを共にすれば倍になる。悲しみや辛さを共有すれば半減する。
しかし、そのために重ねる我慢が、その限界を超えると爆発をして取り返しがつかんようになる。
その前に夫婦共通の敵として現れる、あこぎな拡張員が、それを救う救世主になる。(第68回より)
人は知っている事があると、つい披露してしまいがちになるが、そうするには十分な注意を払ってせなあかん。(第69回より)
世に問うという大袈裟なものやなくても、人に自身の思いを伝えられるのは素晴らしいことやと思う。(第70回より)
どんなに厳しい状況にあろうと乗り越えられん危機というのはないはずや。道は必ずある。(第70回より)
どんな手段を講じようとネガティブな発想から未来が切り開かれることは絶対にない。(第70回より)
危機を危機と捉えてなかったら、危機感など抱くはずもない。(第70回より)
人は、経験則という曖昧な根拠で過去の出来事を判断し、過小評価することが往々にしてある。今まで大丈夫やったから、次もたぶん大丈夫やろうと。(第71回より)
どんな事でも二つと同じ状況というものはない。似た状況を同じと錯覚するだけなんやが、その錯覚が判断力を鈍らせる。(第71回より)
少々の時間の遅れは人生の中でいくらでも取り返せるが、命は一度失われると取り返しがつかん。(第71回より)
法律を守らなあかんというのは誰でも知っとることやが、世の中にはその法律を熟知しとると言えるほどの人間など極端に少ない。(第72回より)
偏った情報に接するのは、ある意味、何も勉強しないよりもタチが悪く、その人にとっても不幸やと思う。
それに触れることで得られるものは、単に偏った情報というだけやなく偏見という、人が最も陥りやすい過ち、思い込みでしかない場合が多い。(第74回より)
相手が悪い、落ち度があると分かっても鬼の首を取ったかのような態度を示さん方が賢い。(第75回より)
人は、一度、その高さのハードルを飛び越えると次も簡単に越えるようになる。ええことであっても悪いことであっても、それは同じや。(第75回より)
借金の返済に窮するのなら、その取り立て人の知恵に学べ。(第77回より)
裁判とは言うても、民事のそれは書類審査みたいなものや。実際の状況や現場を見れば一目瞭然に分かるような事でも、その書類審査だけやと「何でそんな判決になるんや」というような事案はいくらでもあるさかいな。(第78回より)
「人間関係を作って気に入られる」という営業法は、いかなる法律を持ってしても絶対に制限を加えられたり、否定されたりすることのない普遍的なものやと信じとる。(第79回より)
確かに時代はネットやデジタル化されて便利にはなってきとるが、人が信頼できるのは、やはり人しかないと思う。人を助けられるのは人しかおらんさかいな。(第79回より)
あこぎな行為を平気でする人間に従っていても最後にはロクな結果にはならん。(第81回より)
人生とは不思議なもので、その気になれば運も味方するようになる。(第81回より)
誰の人生においても、必ず分岐点というのがある。右が左か、はたまた直進か。人生に後戻りができん以上、どの道か否応なく選択するしかない。(第81回より)
過去の過ちは仕方ない。しかし、未来はその人間の選択次第で、どうにでもなる。(第81回より)
「取らせる」ためにできることは少ないが、「取って頂く」ためにするべきことは数限りなく存在するし、その方法をいくらでも編み出せる。(第83回より)
何事も相手の立場に立って、その目線で見れば理解できることも多い。(第83回より)
新聞が必要ない。無駄なことには金を使いたくない。そんな新聞離れが顕著な人間にも、必要なものは必ずある。その必要なものを拡材にしたらええ。(第84回より)
サービスとは、する側がその価値を決めるものではなく、受ける側が判断するものや。(第84回より)
詐欺師や悪意のある人間に限って表面的には善人を装うことが多い。(第85回より)
オオカミも羊の皮を被るからこそ騙せるわけで、最初からオオカミと分かっていれば誰でも用心する。
騙しにかかろうとする人間は、そんな愚は冒さない。被れる皮は何でも被ろうとするさかいな。(第85回より)
名刺というのは印刷された自己紹介にすぎんという風に見ておいた方がええ。(第85回より)
自信を持って言えることがある。それは訪問販売の商品として新聞ほど社会的に貢献してきたものは他にないということや。(第86回より)
人は自分のしていることを否定されると反発したくなるという心理が働く。(第88回より)
人から好意を寄せて貰う、信用して貰うためには、「嘘をつかない」というのが最低条件になる。(第88回より)
人には、それぞれ望みもあれば、必要なもの、譲れない事というのがある。それを察知することで大きな効果を生む場合がある。(第88回より)
平時に考えられるものと咄嗟(とっさ)のそれとは大きく違う。(第89回より)
統一的な意志がはっきり見えるのが、「我、関せず」というのでは、あまりにも寂しい。(第89回より)
ネットは見るだけでそこら中に、その危険な罠が張り巡らされている。地雷原の中を用心しながら歩き、目的のものを探すような状態に似ていると言える。(第90回より)
罠に落ちるのは、たいてい不用心に近づいた者と相場が決まっとる。(第90回より)
そろそろ、人はインターネットへの幻想を捨てる時代に突入したのやないかと思う。(第90回より)
人はその組織の中にいると、そこで長年培われてきた過去の慣習やしきたりを重要視しがちになる。また、経験的にもその方が効果が上がると信じる。(第91回より)
人はどんなときも絶望したらあかん。例え、その希望が今は何も見えんとしても、その光を見つける努力はするべきや。(第91回より)
はっきり言うが未来への可能性なら、どんなものでも成立する。(第92回より)
劇薬はその場の効き目は抜群やが、結局は毒やから、いずれはそれで自らも身を滅ぼすことになる。(第93回より)
何でもそうやが、偏(かたよ)った思考からは、ええ結果を招くことはまずないと言える。(第93回より)
人の幻想はいつかは醒め、その現実を知るときが必ず訪れる。(第93回より)
このままでは『辞めた、辞めたい』という勧誘員が確実に増える。実際に増えつつある。それが、どんな事態よりも新聞にとっては最大の危機になる。(第94回より)
『新聞は売り込まな売れんという絶対的な事実がある』ということは、裏を返せば、そのための勧誘員がいれば、新聞はまだ救われる可能性が残されるということになるわけや。(第94回より)
どんな規制でもそうやが、強化するのなら、それと平行して緩和策も打ち出さな効果は望みにくい。(第94回より)
辞めることは、いつでもできる。あきらめるのも簡単や。しかし、あきらめたら、その先はない。そこで、すべては終わる。(第94回より)
人は思い込むと選択肢を狭くする。行動に制限がかかる。それをなくさん限り、何か事が起きる度に行き場を失うことになる。(第94回より)
子供にとって1年か2年というのは、ほとんど永遠と同じくらい長い。(第96回より)
大人の1年は早い。それも歳を重ねる毎に加速度的に、その早さを増していく。
しかし、子供には、その1年はとてつもなく長い。それに気がつく大人は少ない。(第96回より)
「1年や2年なんかすぐだよ」と大人は考え、子供はその長さに絶望する。(第96回より)
難問は一つずつ片付けるに限る。(第96回より)
誰も子猫なんか欲しがらないんだ。欲しがるぼくには飼えない。なんて世の中は薄情で無情なんだ。(第96回より)
騙される、詐欺に遭(あ)う最大の要因は、その事実があるということを知らんからやさかいな。(第97回より)
いくらええアドバイス、忠言でも、それを聞く人間次第では、いらんお節介になる。(第98回より)
世のため、人のためというものがないと「使命感」など、湧くもんでも持てるもんでもない。(第100回より)
ワシは基本的には、その行為で誰かが迷惑を被る、被害を受けるという事があって、初めて「悪事」やという思いがある。(第100回より)
新聞がペンで負けとるようやと救いはないで。(第100回より)
以上やが、どうやったかな。
こういった特集、シリーズを始めることにしたのは、サイトを開設した当初から、こんな言葉に感激、あるいは納得、教訓を得たというメールを送って来られるケースが日増しに多くなっていたからということが大きい。
そう言うて貰えるのはとても嬉しいことやった。
ワシのような者の吐く言葉でも、誰かの役に立って、心に残るのやと考えるだけで、本当に今まで生きてきて良かったと、つくづくそう思えたさかいな。
そして、2年ほど前、サイトのQ&Aへの相談、質問件数が500を超え、旧メルマガ『新聞拡張員ゲンさんの裏話』が200回に近づいたのを機に、一度、そのまとめをしておこうと考えたことがきっかけで始めたわけや。
それが好評やったということもあり、ある一定の文書量が溜まった頃を見計らって定期的に続けとるということや。
次回は、いつの頃になるか分からんが、これからも続けていこうと思うとるので、そのときが来るまで気長に待っていてほしいと思う。
参考ページ
注1.第196回 新聞拡張員ゲンさんの裏話 ■ゲンさんの名言集サイト編Part1
第197回 新聞拡張員ゲンさんの裏話 ■ゲンさんの名言集サイト編Part2
第199回 新聞拡張員ゲンさんの裏話 ■ゲンさんの名言集 メルマガ編
注2.第54回 ゲンさんの新聞業界裏話 ゲンさんの深イイ話 Q&A編 Part 1
第73回 ゲンさんの新聞業界裏話 ゲンさんの深イイ話 Q&A編 Part 2
第99回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■ゲンさんの深イイ話 メルマガ編 Part1
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