メールマガジン・ゲンさんの新聞業界裏話・バックナンバー
第336回 ゲンさんの新聞業界裏話
発行日 2014.11.14
■ゲンさんのよろず相談あれこれ Part14
最早、恒例になったシリーズやから今更説明することもないとは思うが、この回から読み始められた読者もおられるやろうから簡単に説明しとく。
このシリーズは3年以上前の2011年6月24日『第159回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■ゲンさんのよろず相談あれこれ Part 1』(注1.巻末参考ページ参照)を皮切りに始めたものや。
基本的にはQ&A方式や。Q&Aについてはサイトの『新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A』(注2.巻末参考ページ参照)で開設当初の2004年7月3日から、やっていた。
それまでも新聞関連以外の相談や質問が、たまに寄せられてくることもあり、サイトのQ&Aで答えてきたのやが、このシリーズを始める頃から、その頻度が多くなったため、このメルマガ誌上で取り上げて話すようになったという経緯がある。
新聞関連以外の相談事の回答、およびアドバイスをするのは少々荷が重いという気がしていたが、相談者の方から、それでも助かったと言うて貰えることが多いので、今まで続けてこられたわけや。
その辺のどこにでもいる、ちょっとした物知りの「おっちゃん」に相談するという程度に考えて貰えば有り難いのやが、なぜか法律サイト顔負けの法律相談が寄せられるケースが多くなった。
ワシもハカセも過去の仕事柄、民事裁判に関わることが多かったさかい、人よりかは多少、そういった面に詳しいのは確かやが、言うても所詮、法律に関しては素人や。
法律家のような回答やアドバイスができるという自信はない。また、知っている法律の範囲も狭い。間違った法律解釈をする場合があるかも知れん。
それでも良ければということで続けさせて貰っている。もっとも、今のところ、どこからも間違いの指摘や非難、批判がないようやから、大きな問題にはなっとらんようやがな。
自分で言うのもなんやが、このシリーズは結構人気がある。それには、法律家にはできん切り口があるからやと思う。
ワシら素人は、法律相談をすることで金を要求することはできん。それをすれば法律に触れるということもあるしな。
ただ、その分、法律一辺倒の回答やアドバイスはせん。法律は、あくまでも二次的なものや。
法律は尊重するが、それだけでは人間の社会というのは上手くいかん。
法律以前に人として、どうあるべきかの方が重要やと考えとる。
それを踏まえた上で、少しでも困ってあられる人の力になれたらという思いが強い。
簡単やなかったかも知れんが、それがワシらのこのシリーズに対するモチベーションや。
それでは始めさせて貰う。
事例1.請負い業務での仕事中の怪我について
相談内容
お忙しいところすいませんm(__)m
お伺いしたいのですが、私は個人請負業で美観整備をしている者なのですが、とあるパン屋さんに請負で美観整備をしていた時に、店内に野良犬が入ろうとしていたので、排除しに向かって取り押さえた時に左手を噛まれ、筋や神経を傷つけてしまいました。
手術を受ける事になったのですが、常駐請負で仕事をしているお店で、最初に請負契約を交わした時に、
「業務時間内(中)の怪我や事故に関しては、御社(パン屋さん)の労災保険を適用」としてあるのに、
今回の怪我に関しては、「建築・土木業者の下請けで無いと出ない」と言われ、現在手術を3日後に控え自分の健康保険で病院に通って入院する事になってます。
また、入院期間が1ヶ月半最低必要と言われその後リハビリも3〜4ヶ月かかると医師から言われて居ます。
この間の生活保証や入院費などは、労災適用にはならないのでしょうか?
お忙しい中すいませんm(__)m
宜しくお願い致しますm(__)m
回答者 ゲン
労災保険に関しては、いろいろと細かい規定があるさかい、適用されるか適用されないかについての判断は、申し訳ないが法律の素人であるワシらにはできん。
詳しくは、社会保険労務士、または労働基準局の担当者に訊いて頂きたい。
ただ、そのための参考意見としてなら、あんたの役に立てるかも知れんので話す。
『パン屋さんに請負で美観整備をしていた時』というのは具体的には、パン屋の店舗、もしくは製造工場内の清掃をされておられた時のことやと思う。
一般的に請負業務であれば、労災保険(労働者災害補償保険)の適用はされないとなっている。
労災保険は、保険名にもあるとおり「労働者」であることが条件になるさかいな。
請負契約では発注していた業務が完了した場合、あらかじめ契約しておいた外注費を支払うので、外形的には商取引ということになる。
よって請負事業者は労働者とは考えられず、労災保険の適用がないのが原則とされているわけや。
ただ、あんたのような個人事業主でも労災への特別加入が認められるケースがある。
但し、個人事業主の場合、労災への特別加入が認められる業種は限られているがな。
現在、適用が確認されているのは「建築関係事業者(大工、左官、とび等)」と「自動車を使用して行う旅客や貨物の運送業者(個人タクシーや個人貨物運送業者等)」くらいなものや。
そのため『今回の怪我に関しては、「建築・土木業者の下請けで無いと出ない」』と、そのパン屋の担当者が言うてるのやと思う。
美観整備の清掃業は建築・土木業者には当たらないと考えて。
しかし、あんたの場合は『最初に請負契約を交わした時に、「業務時間内(中)の怪我や事故に関しては、御社(パン屋さん)の労災保険を適用」』と請負契約書に明記されているのなら、適用される可能性が高いのやないかと思う。
ワシは昔、大手建築会社にいて実際に住宅やマンションの建設現場の監督をしていたことがあるのやが、その経験からして美観整備の清掃業も立派な建築関係業者になると考えるがな。
実際、ワシは住宅やマンション建設では清掃業者を手配して、その作業が終了してから施主に引き渡していたさかいな。
建築業界にとっては、なくてはならん業種や。当然、下請け業者もいくつかあった。
ただ、そのことを知らん人からすれば『建築・土木業者の下請けで無い』と考えるのやろうと思う。
それについては『社会保険労務士、または労働基準局の担当者』に判断して貰うことや。
それで、労災への特別加入が認められれば、労災を受けることができるようになる。
それとは別に、あんたの場合は『常駐請負で仕事をしている』ということで、労働者と認定される可能性があるのやないかと思われる。
その場合は、請負契約になっているか、どうかといった形式的な問題ではなく、就業実態がどうかという点での判断になる。
それには、幾つかの要因が考えられる。
1.仕事の依頼や業務命令に対して拒否することができない場合。
通常、請負とは依頼者と請負者双方の納得して契約した業務のことで、その業務毎に引き受ける、引き受けないといった拒否権も当然のようにある。
しかし、その仕事を拒否することができず、命令により業務が遂行されていると認められた場合は労働者と同じに見なされる可能性が高い。
2.事業主が業務の具体的な遂行方法を指示し、業務の進行状況を本人から報告させることなどにより管理している場合。
請負業務とは、その仕事毎に請け負う仕事の範囲を決め、仕事のやり方に関しては請負業者に委任し、その成果に対して報酬を支払うものや。
つまり、仕事の内容に口出ししたり管理したりした時点で請負とは見なされんということやな。
3.事業主が始業、終業時間などの勤務時間を定めていて拘束がある場合。
普通、請負業務には仕事の達成期間の定めはあるが、勤務時間まで決められることはない。請負業者の自由意思に任される。
極端なことを言えば、1時間でその仕事が達成できれば、通常の従業員のように勤務時間に縛られることない。
反対に従業員が仕事をしている時間内に業務が達成できない場合、請け負った業務が達成するまで、その会社、および店舗に留まって仕事をすることができなあかん。
4.報酬が時給や日給、月給など勤務時間を単位として計算されている場合。
そもそも請負業務は成果報酬制やから、請負業務毎に契約金が支払わなければならない。
報酬が時給や日給、月給として支払われていれば労働者と判断される確率が高くなるということや。
5.仕事をする上での機器が事業者から無償貸与されている場合。
あんたの場合、掃除道具や機器が、そのパン製造会社、もしくは店舗の物であれば、労働者に該当する可能性があるということになるわけや。
通常、請負業者は仕事道具は一式を自前で用意、準備しているもんやさかいな。
上記に該当する内容が一つでもあれば、実態として労働者であると認められる可能性がある。
そうであれば、通常の従業員と同じ資格が得られ、労災保険も下りることになるということやな。
あんたの場合は、労災への特別加入が認めて貰うか、労働者として認定して貰うかのいずれかの方法で労災保険の適用が受けられるものと考えられる。
ただ、現状では、そのパン屋の担当者は、労災への特別加入が認められないと言うてる以上、その手続きはしてくれんやろうと思う。
労災保険の適用が受けられるようになるまで、『自分の健康保険で病院に通って入院する事になってます』ということなら、一旦、それで立て替え払いにしといて、後日、退院してからでも労災認定を受けることや。
そうすれば、労働基準監督署にその療養費用を請求して、その代金の償還を受けることができる。
これは、労災(指定)病院以外の医療機関で診療を受けた場合でも、後日、請求は可能とされているから問題はない。
「労災保険給付の請求をする為には、その労働者について雇用保険への加入手続きをしなければならない」と変な勘違いをしている事業主の方がたまにいとるが、労災保険給付請求と雇用保険加入は何の関係もない。
雇用保険に加入していなくても労災保険の給付は受けられる。
ただ、あんたの場合は、ご自分で直接、労働基準監督署に行くなり、社会封建労務士に頼むなりして手続きされるしかないやろうがな。
最後に、労災への特別加入が認められず、労働者としても認められなかった場合は、残念やが、あきらめて貰うしかないやろうな。
普通、請負事業者の多くは民間の障害入院給付付きの生命保険に加入しとるさかい、あんたがまだなら、そうされることを勧める。
事例2.1回だけ闇金を利用したいのですが、どう思われますか?
相談内容
どこからもお金が借りられず困っています。
現在、総量規制で消費者金融、クレジット会社のキャッシング枠が満杯の状態で、どこからもお金を借りることができない状態です。
そこへ持ってきて勤めている会社の景気が悪くなり、今まであった残業時間が大幅に減って、給料も毎月5万円ほど少なくなってしまい、支払いが滞納するようになってしまいました。
このまま支払いが遅れるようだと信用機関に登録すると脅かされています。
そんな時、携帯電話のメールに、
突然のメールにて失礼します。○○○○の後藤と申します。
この度、新規オープンキャンペーン中のためぜひ弊社のキャンペーンを利用していただきたいと思いメールさせていただきました。
今ならお電話のご案内なら手数料半額。
お給料日までもう少しなのに生活費が足りない、急な後出費でお困りのお客様。
新規オープンなので、何処よりもイイ条件をお伝えする自信があります。
まずは気になる弊社のシステムからご紹介します。
まずは簡単なお無料試し審査。
※審査したからと言って借りないといけない事ありません。
ステップ1
無料で審査。お電話orメールでいくつか質問させていただきます。
※5分程度で終わります。
ステップ2
審査が終わりましたら最終確認。
※5分程度で終わります。
ステップ3
審査の結果と利息などの条件をお伝えします。
※もしお伝えした条件が合わなければここで断ってもらっても構いません。
ステップ4
ご融資という流れになりますm(_ _)m
他社で審査が通らない、ブラックだから…、会社、家族に内緒にしてほしい、専業主婦なんで…、電話などが苦手なお客様はメールでのご案内も可能なので
ご安心ください。
お客様それぞれ事情があると思いますので、柔軟に対応させて頂きます。
優しいスタッフがどんな質問も丁寧にご説明しますので、ご連絡お待ちしておりますm(_ _)m
お急ぎ方は 080********
メール・携帯アドレス
……………………………………………………………………………………………
といった内容のものが送信されてきました。
僕は、こんなところに申し込んだ覚えはなく、まったく身に覚えのない会社名でした。
いかがわしいメールだとは思ったのですが、藁に縋る思いで借りたいので話を聞きたいとメールしました。
すると、
こちらに記入お願いいたします。空欄が多いと最悪融資ができないこともありますのでご了承下さい。
といって申し込みフォームが送信されてきました。
殆どは消費者金融の申し込みフォームと同じでしたが、『緊急連絡先』として両親、兄弟、親戚などの個人情報の記載が必要だという点が違いました。
しかも、それには3人分記載するようになっていました。
電話で問い合わせ「家族には内緒で借りるつもりでしたので、連絡されると困ります」と言ったところ、「ご家族やご親戚には電話することはありません。書かなくても良いですが、書かれていた方が審査には通りやすいですよ」と言われ、書きました。
一時間ほどして「審査が終わりました。○○さんは合格しました」と言ってきました。
ただ、電話で借り入れ条件を聞いた時は驚きました。
3万円の融資で利息が1週間で1万円。手数料が5千円。最初の振り込み金額は、利息の1万円と手数料の5千円を差し引いた1万5千円とのことでした。
そして、一週間後には元金の3万円を返却しなければいけないということでした。
僕は今まで大手の消費者金融しか借りていなかったので、こんなべらぼうな金利など考えもしていませんでした。
それに借りたとしても次の給料日まで2週間以上もあるため、1週間で返すことができません。
そのことを伝えると、「当社は給料日前に、どうしてもお金が足りない時の間に合わせに利用される方が多いので」ということでした。
それを聞いて、給料日前の一週間以内にどうしてもお金が必要になったら少々無理をして借りても良いかなと思い、取り敢えず「その時になったら返事します」と言って、その電話を切りました。
こんなことは誰にも相談できないと思っていたところ、ある知人から、どんな質問でも答えてアドバイスをしてくれるところがあると言うのを聞いて、ここのアドレスを教えて貰いメールしました。
1回だけ利用したいのですが、どう思われますか?
回答者 ゲン
あんたの話を訊く限り、そこは典型的な闇金業者やな。
念のため、あんたから聞いた会社名で調べたところ金融庁への登録はなかった。ネットにもその名前はない。やはり、もぐりの金貸しやった。
違法な業者や。もっとも、業者と呼べるのか、どうかすらも怪しいがな。
昔、ワシが若い頃の闇金は、十一(といち)といって、10日で1割の利息が普通やったが、その頃は今と違って貸し金業者の金利にあまり制限のなかった時代の話や。
現在の低金利時代のご時世に、それ以上の1週間で1万円の金利というのは、あまりにもバカげている。狂気の沙汰やない。
単純計算で、3万円借りると1年で実に52、3万円の利息になるさかいな。もっとも、そんなものに手を出せば実際には、その程度では済まんやろうがな。
当たり前やが、3万円を借りたい人間が50万円もの利息を払えるわけがない。利息が払えなければ、借金の元金自体が膨らむのが闇金の怖いところや。
1年後、借金の総額が60万円になり、次の1年で300万円を越す。3年目は実に1,500万円以上になる計算や。そこから先は天文学的な数字に突入する。
たった3万円借りたがために、そうなるわけや。
もちろん、こんなことは違法や。発覚すれば、その金融屋は営業停止どころか捕まってブタ箱(刑務所)行きは間違いない。
しかし、逮捕されるのは元締めである暴力団に使われている窓口の下っ端のチンピラだけや。
そうなってもええように、その下っ端の個人的な携帯番号と携帯アドレスしか教えてないわけやさかいな。
もっとも、その下っ端のチンピラも捕まるのは嫌やから、その携帯の出所は闇ルートで売られているものしか使うてないはずや。
携帯の持ち主にすら、なかなか辿り着けない。例え携帯の持ち主に辿り着いても、その下っ端のチンピラにまで行き着くことすら難しいやろうと思う。
奴らは危険を察知すると、簡単にその携帯を捨てるさかいな。そして、また新たな携帯を闇ルートで仕入れる。それの繰り返しや。
それでも中には捕まるドジなやつもいる。
下っ端のチンピラは元締めの暴力団の存在をバラすと命がないと思うとるから、捕まった時の罪は一身に被ろうとする。
実際、闇金で摘発されとる人間は、そんな連中ばかりや。新聞やテレビの報道では「社長」、「経営者」として報じられとるがな。
そういうのを俗に「トカゲの尻尾切り」と形容されるが、使っている上部組織の暴力団にとっては、「トカゲの尻尾切り」ほどの痛痒すらない。
類が及ぶケースは殆どないから、痛くも痒くもないわけや。
連中は、使い捨てのチンピラなんか世の中には掃いて捨てるほどおると考えとるさかいな。
「オレオレ詐欺の使いっ走り」と同じで、そんな連中は無数に湧いて出てくるもんやと。人としてすら扱うてない。
ある意味、そこで使われているチンピラも可哀想なもんやと思う。いくら自業自得とはいえな。
哀しいかな今は、そういう時代やと認識するしかない。金さえ稼げるのなら善悪の境界やハードルなどいくらでも低くし、簡単に飛び越える者がどこにでもいると。
『1回だけ利用したいのですが、どう思われますか?』ということやが、そんな闇金に手を出したら確実に身の破滅を招く。悪いことは言わん止めとき。
闇金に手を出す人間に1回だけで済むはずがないし、闇金もそんな美味しい客を逃がすようなことはせん。
とことんまでシャブリ尽くそうとする。しかも、それはあんただけやなく、親兄弟、親戚縁者にまで類が及ぶことになる。
そのために『両親、兄弟、親戚などの個人情報の記載が必要』なわけやさかいな。追い込む目的以外には考えられん。
そんな連中に狙われたら普通の人では対抗するのは難しいやろうと思う。
大手の消費者金融あたりやと最悪の場合、自己破産すれば法律で守って貰えるが、もともと法律外のところで生きている闇金には関係がない。
例え違法な借金の取り立てをして捕まったとしても、それはただの下っ端の連中にすぎんさかい、その代わりの者がすぐさま襲って来る。延々と。
賢い闇金なら警察の「民事不介入の原則」を利用して「民事の揉め事」という風に持っていくさかい、警察も迂闊に手が出し辛いということもある。
はっきり言うて、狙われたら終いと考えといた方がええ。
ワシからのアドバイスは簡単明瞭や。
金を借りる場所がなく、どうしても金に困るのなら、親兄弟、親戚に頭を下げて借りることや。
その時、「貸してくれへんかったら闇金で借りるしかない」てなことを言うて脅かしたらあかんで。
それとも、ただひたすら我慢することや。もしくは、ないものは払えんと開き直ることや。方法はいくらでもある。
聞けば、あんたは消費者金融やクレジット会社への支払いが目的で金が必要なようやが、金がなくて払えんのなら、正直にそう言えば、それらの業者は気持ちよく待ってくれる、あるいは相談に乗ってくれると思うがな。
消費者金融やクレジット会社は、そういう人を追い込んで自己破産でもされたら困ることになるさかいな。
『信用機関に登録』されることを怖がっておられるのなら本末転倒や。
『信用機関に登録』されても一定期間経過すれば、また元に戻れる。その支払いを含めて様々な方法が考えられる。少なくとも生きていく上での支障は殆どない。
しかし、闇金に手を出せば十中八九、救いはなくなる。
内臓を売った金で支払えとか、保険に入ってから死ねというような話はいくらでも聞くさかいな。
実際にも、そうして追い込まれた自殺者は数え切れんほどいとる。
そのキッカケは、あんたと同じように僅か数万円の金を借りたがためにそうなつた人が圧倒的に多い。
目先の小さなピンチを避けようとして、二度と生きて出られん底なし沼に嵌り込むようなもんや。
もう一度言う。そんな闇金には絶対手を出したらあかん。
もっとも、最終的にどうされるかは、あんたの判断次第やがな。ワシには、何も言えんしな。
以上や。
どうやったかな。それぞれの相談者の方からの返信で、ワシらの言わんとすること、アドバイスは分かって貰えたようやった。
これを読まれた方は「転ばぬ先の杖」という感じで、こういったケースがあるんやなとということが分かって頂けたらええと思う。
人生には、いつ何時、どんな災難が降りかからんとも限らんと。
いろいろな事案を知ることで、そういった時の心の準備になると思って貰えれば、このシリーズを続ける値打ちがあると言える。
それでは、今日はこのくらいにしとく。
参考ページ
注1.第159回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■ゲンさんのよろず相談あれこれ Part 1
http://www3.ocn.ne.jp/~siratuka/newpage19-159.html
注2.新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A
http://www3.ocn.ne.jp/~siratuka/newpage10.html
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