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第343回 ゲンさんの新聞業界裏話
発行日 2015. 1. 2
■ゲンさんの初笑いジョーク集 Part 3
昨年は嫌な話題が多すぎた。それを忘れるためには笑い飛ばすのが一番や。
人にとって笑いほど有意義なものはない。まず健康にええ。人は笑うことで身体の毒素の大部分を吐き出すことができるというさかいな。
その毒素の多くはストレスという形になって表れる。ストレスが溜まると、あらゆる病気を引き起こす要因になるというのは、そういう理由からや。
うつ病などの精神疾患は言うに及ばず、癌や生活習慣病の脳卒中、心臓病、糖尿病などもストレスが大きく影響していると言われている。
ストレスが溜まると免疫力が低下して病気になりやすい体質になるというのは、今や医学界だけでなく世間一般の常識になっている。
高価な薬を用いずとも、「笑い」でストレスの元になる毒素を体外に発散し、それらの病気を予防、改善できるというのやから、笑わな損やわな。
今回は、シリーズ化している『ゲンさんの初笑いジョーク集』(注1.巻末参考ページ参照)の第3弾として、面白いと思える話を集めたので紹介する。
新聞勧誘員の方には『ゲンさんの拡張ジョーク集』や『新聞の勧誘ユーモア&ジョーク集』(注2.巻末参考ページ参照)も併せて見て頂けたらと思う。
それでは始めさせて貰う。
【四つのバラの由来】
南北戦争当時のアメリカ。南軍の将校、ポールが美しい娘に一目惚れをした。
何度かアプローチしてプロポーズをするのだが、その娘にはライバルが多くて迷っているのか、ポールの思いが上手く伝わらず良い返事が貰えない。
そこでポールは思い切って「明日の夜の舞踏会で、私のプロポーズにOKして下さるのなら胸に赤いバラの花を一つつけておいてください。もし、あなたの胸に赤いバラがなかったら、私はこの町を去ります」と言った。
舞踏会の夜。娘はなんと赤いバラを胸に四つもつけて現れたのである。当然のようにポールを含む4人の男たちが幸せな気分になって、その姿を見た。
これは、バーボン・ウィスキー『フォアローゼス』の由来とされる話である。
もっとも、女は怖いという話でもあるが。
【ノロケなのかグチなのか】
アツコがユウコに言った。
「私は夫以外の男の人とキスをしたことがないのよ」
「そう。で、それはノロケなの? それともグチなの?」
【本当の幸福とは】
「結婚して初めて本当の幸福というものが分かったよ」
「結婚って、そんなに素晴らしいものなのかい?」
「いや、失ったものの価値が良く分かったってことさ」
【5分待って】
夫が会社から帰るって来ると、まだ夕食の支度すらできていない。それに怒った夫が出かけようとした時、妻が言った。
「あら、どこへいらっしゃるの?」
「レストランに決まっているじゃないか」
「それなら、5分待ってくれない?」
「5分待てば、夕食の準備ができるというのか?」
「違うわよ。5分あれば、わたしも一緒に行けるから」
【最初のうすのろ】
夫婦喧嘩をしている夫婦の会話。
「お前、そんなに何人もの男にプロポーズされたと言うのか」
「そうよ、何人もいたわ」
「そうかい、それなら最初にプロポーズをした、うすのろと結婚して欲しかったよ」
「したわよ」
【小鳥のようになる理由】
夫婦喧嘩をしている若い夫婦の会話。
「世間で若い女のことを小鳥のようだと言っているのは、年中口やかましく囀(さえず)るからだな」
「あら、わたしは虫けらみたいな男ばかりいるからだと思っていたわ」
【届かない願い】
「隣の奥さん、最近元気がないね」
「ご主人に愛されていないって言ってたわ」
「どうして?」
「奥さん、サンタクロースに宛てて、ブランド物のバックを下さいと書いた手紙を、ご主人に郵便ポストに入れといてと言って頼んだらしいの」
「それで?」
「本当に、そのままポストに手紙を入れちゃったんだって」
【間違い電話】
医者の家に電話がかかってきた。
「おい、急いで俺の診察カバンを出してくれ」と医師である夫が言った。
「どうしたの? こんな夜遅くに」と妻が尋ねた。
「男が電話で今すぐ来てくれないと死ぬと言って、すぐ電話を切ったんだ。よほどの急病だと思うから急いで行かなくちゃいけない」
「ちょっと待って、その電話、私にかかってきたんじゃないかしら」
【のぞきの常習者の言い訳】
夜更けの住宅街。
警官がパトロール中、一軒の家の中をのぞき込んでいる男を発見した。
「おい、そんなところで何をしているんだ」
「シーッ、ここは私の家なんだ。ところが今帰って外から中を見ると見知らぬ男が妻と仲良くしているじゃないか。これは尋常じゃないと思ってその男の正体を、こうして探っているんだ。大丈夫、警察の世話になるような面倒は起こさないから」
「そうですか」と言って、その警官は立ち去った。
その次の夜更け。前日の男が、まったく違う家をのぞき込んでいるのを、またもパトロールをしていた同じ警官が見つけた。
「今度は騙されないぞ。署まで同行して貰おうか」
「シーッ、今この家に俺の妻が入ったんだ。相手の男が誰なのか知りたいだけなんだよ」
【珍しい電話】
「スザンヌ、スザンヌ」と寝言を言っているのを聞いた妻が、夫を揺り起こした。
「ねえ、あなた、スザンヌって誰なの?」
「スザンヌ? ああ、僕が賭けた牝馬の名前さ。競馬の夢を見ていたんだ」
翌日、会社を帰った夫が「留守中、何も変わったことはなかったかい?」と訊いた。
「別に。ああ、そう言えば珍しいことがあったわ。あなたの賭けた牝馬が電話をかけて来たわよ」
【思いは一緒】
海辺で超ビキニ姿の女が隣に寝そべっていた若い男に言った。
「あなた、今何を考えているの?」
「君と同じことだよ」
「まあ、いやらしい」
【言葉の意味】
小学校の教師が子供たちに質問した。
「空恐ろしい、の意味を知っている人?」
生徒の一人が答えた。
「ハーイ。飛行機事故のことです」
【脅迫】
ある家に強盗が押し入った。
「さあ、金を出せ。出さねえと命を貰うぜ」
「女房を持っていってくれ。女房が俺の命だ」
【凶器】
ある家で主婦が殺された。犯人は夫だった。
刑事が夫に「なぜ食卓の椅子で奥さんを殴ったんだね?」と訊いた。
「だって、テーブルは重いじゃないか」
【断る理由】
ある会社の社長が銀行の頭取に面会を申し込んだ。頭取は、秘書に何か口実を設けて断るように秘書に命じた。
「申し訳ございませんが、頭取は、ただいま背骨を痛めておりまして、面会は致しかねます」と秘書が社長に言った。
「なるほど。では頭取にもう一度、こう伝えて下さい。私が来たのは頭取とレスリングをするためではありません。お話をしたいだけです。と」
【それは凄い】
ホテルのバーで二人の作家が久しぶりに再会した。
「久しぶりだな。以前、君と会ってから私の読者が2倍になってね」
「それは、おめでとう。でも君が結婚したとは知らなかったな」
【来ないはず】
女性客が、かんかんに怒って電気店にやって来た。
「インターホンを直すのに誰か寄越してて言ったでしょ。なのになぜ誰も来ないの?」
「すみません。修理人がお宅に行って何度チャイムを押しても誰もドアを開けてくれないもんで、お留守かと思って帰ったと言うんです」
【忘れ物】
ある商店で買い物をしていた男性が、傘を忘れていたことに気づいて戻って来た。
「ここで雨傘を忘れたんだが、知らないか?」
すると、その商店の店主が空を見上げて言った。
「旦那、良い具合に、もう雨は止んでますぜ」
【客の年齢】
ある店で女性客が店主に言った。
「この商品、昔は安かったのに、今はなぜこんなに高いの?」
「えーっ!」とわざと驚いた素振りをして、その店主が続けた。
「あなたのような若い女性が、そんな昔のことを覚えておられるとは驚きです」
「そう? どうやら、私の勘違いだったみたいね。今のこと忘れて」
その女性客は、まんざらではない様子で、その商品を購入した。
【保証人は神様】
「今、金に困っているんだ」
「なあに、そのうち神様が助けてくれるさ」
「それは分かっているんだ。だから、神様の保証でそれまで金を貸してくれないか」
【強運の持ち主】
「花束を一つ、奥様にいかがです?」
そう言って花屋の店主が道行く若い男に声をかけた。
「妻はいないよ」
「それでは、恋人にどうです?」
「恋人もいないよ」
「おお、何と運の強い方だ。羨ましい。ご自分のそのツキために花を一つどうです?」
【挑戦者】
レストランで、体格の良い男がトイレに行った。
その時、洋服掛けに掛けられたコートに「このコートはレスリングチャンピオンのものです。チャンピオンはすぐ帰って来ます」と書かれた紙切れが貼られていた。
しかし、チャンピオンが帰って来ると、そのコートはなくなっていた。
代わりに「コートを持ち去ったのはマラソンの王者で彼は二度と帰って来ません」と書かれた紙切れだけが残っていた。
【神様にインタビュー】
新米の新聞記者が洪水被害に遭った地域に取材に行った。
その新米記者は、「町はまるで神の裁きを受けたように酷い有様だ」といった抽象的な言葉で始まる小説のような美文、麗文の限りを尽くした記事を何度も送ってくるのだが肝心の事実の描写がない。
苛立った編集長が一言。
「その神様にインタビューして来い」
【2人のバーテン】
ある親が成人になった息子を酒場に連れて行った。
「息子よ。酒は飲んでも呑まれるな。酔っぱらいほど恥ずかしく見苦しいものはない。そうなる前に飲むのを止めろ」
「では父さん、どういう状態になったら、酔っぱらっていると判断するのですか?」
「酔っぱらうと物がはっきり見えなくなる。例えば、今目の前にバーテンが2人いるだろう。あれが4人に見え出したら飲むのを止めろ。酔っぱらった証拠だから」
「でも父さん、バーテンは一人しかいませんよ」
【家族の心理】
「この病棟には4号室があるんですね」と4号室の入室が決まった患者が、病院の院長にそう質問した。
「ええ4は死に通じるといって嫌がる人はいますけどね」
「院長は、そんな迷信は信じておられないわけですね」
「いえ、病人をそんな部屋に入れたいっていうご家族も結構多いから仕方ないんですよ」
【緊急事態】
「麻酔科医にも声をかけたんだが、それでもまだメンバーが足りないんだ。君も大至急来てくれ」と内科医が外科医に電話してきた。
「分かりました。先生、すぐに参りましょう」
それを横で聞いていた妻が往診カバンを渡しながら「ねえ、あなた今日は私たちの結婚記念日よ。それでも断れないほど大切な用事なの」と不満そうに言った。
「ごめん、どうも緊急事態のようなんだ。何しろ、すでに医者が3人も集まっているから僕が行かなくちゃ、始まらないんだ」
その4人の医師たちは麻雀屋にいた。
【どちらに転んでもOK】
主婦同士の会話。
「最近、会いたくない訪問客が多いんだけど、どう対処したら良いかしら」
「そんなの簡単よ。帽子と手袋、そして鞄をいつも玄関に用意しておくだけで十分よ」
「それで、どうするの?」
「チャイムが鳴ると、用意している帽子と手袋、そして鞄を手に持つの。嫌な訪問客だったら、今から出かけるところなので、またにしてって言うのよ」
「でも、会いたい人だったら?」
「その時は、良かった、ちょうど帰って来たところです、って言えば良いわ」
今回は、ここまで。楽しんで貰えたかな。
笑いは健康と心の薬や。また営業職に携わる者にとっては強力な武器になる。
さらに一般の人にとっても人との関係をスムーズにする潤滑剤にもなり得る。
それはなぜか? 答は単純明快。
ジョークを使うのは人を笑わせようとする気持ちがあるからや。人を喜ばせたい、人を和ませたい、そういった思いは必ず相手に伝わる。
そんなジョークを言われて怒る者は少ない。
もっとも、ブラック・ジョークと言われているものには「皮肉」と受け取られるケースも多いから気をつけなあかんがな。
ジョークと皮肉の違いは一つ。それは使う相手に対する思いの違いや。
相手への心遣い、優しさがあれば、けっして皮肉にはならない。反対に、相手に対して敵意があれば、どんなジョークも皮肉に聞こえてしまう。
そう心することや。
最後に一言。
ジョークは、そのまま使うのやなく、自分なりのアレンジを加えて使うた方がええと言うとく。
ジョークは使う場所や時、タイミングを間違えれば笑えないものも多いさかい、使うにはそれぞれで工夫して欲しい。
ワシが、ここで紹介したジョークは、昔どこかで聞いたような話を自分なりにアレンジしたものが多いしな。
皆さんも自由にアレンジしたジョークを駆使して頂きたい。周囲に笑いがあれば必ず事は上手く運ぶさかいな。
それでは、今年1年、今までどおり頑張るので、よろしくお願いしたいと思う。
参考ページ
注1.第82回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■ゲンさんの初笑いジョーク集
http://www3.ocn.ne.jp/~siratuka/newpage19-82.html
第239回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■ゲンさんの初笑いジョーク集 Part 2
http://www3.ocn.ne.jp/~siratuka/newpage19-239.html
注2.第167回 新聞拡張員ゲンさんの裏話 ■ゲンさんの拡張ジョーク集 Part1
http://www3.ocn.ne.jp/~siratuka/newpage13-167.html
第175回 新聞拡張員ゲンさんの裏話 ■ゲンさんの拡張ジョーク集 Part2
http://www3.ocn.ne.jp/~siratuka/newpage13-175.html
第68回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■新聞の勧誘ユーモア&ジョーク集 Part 1
http://www3.ocn.ne.jp/~siratuka/newpage19-68.html
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