メールマガジン・ゲンさんの新聞業界裏話・バックナンバー

第396回 ゲンさんの新聞業界裏話


発行日 2016. 1. 8


■ゲンさんの営業に役立つ名言集 その3


このシリーズは前2回とも、そこそこ評判が良かった。端的で分かりやすいと。

過去の「ゲンさんの名言集」や「ゲンさんの深イイ話」も、そうやったが、どうも短い文章に人気が集まる傾向が強いようや。

しかし、当メルマガは総じて長い。

無理に長くしようといているわけやないが、話し出したら止まらない、書き出したら止まらないという、ワシとハカセの因果な性質上、ついそうなってしまうんやな。

ただ、人気のある短い文章ばかりを集めた「ゲンさんの名言集」や「ゲンさんの深イイ話」にしても、もとは長文の中から選りすぐった一文なわけや。

長文があってこその「ゲンさんの名言集」や「ゲンさんの深イイ話」とも言える。

当たり前やが、最初から名言や深イイ話を話そう、書こうとしても上手くいくもんやない。

また意図されて作った言葉が、名言や深イイ話として読者に受け入れられることなど殆どないと考えるしな。

何事も、そうやが無理をせず、ありのままの方がええのやないかな。そこから生まれたものが本物やと。そんな気がする。

そんなわけで、これからも長すぎると言われる文章を書くことも多いやろうし、そこから抜き出した言葉を「ゲンさんの名言集」や「ゲンさんの深イイ話」として紹介する機会もあるやろうと思う。

それでは、そろそろ始めさせて貰う。


ゲンさんの営業に役立つ名言集 その3  71撰


人を一括りにすることなど、誰にもできん。十人十色、百人百様、千差万別が人の本質やさかいな。(第255回より)


人は考えるという武器を持ち得たからこそ、生き物としては弱者の部類でありながら地上最強の生物になれたんや。(第256回より)


まあ、何でもそうやが、恥ずかしいと考えれば格好悪いとなるし、堂々としとれば、それが個性となって光り輝くもんや。

要は、その人それぞれの考え方一つで世界は違うて見えるということやな。他人がどう思うかやなく、自分がどう考えるかやと。(第262回より)


続けることによって道が開かれ、物事が好転していくケースが世の中には多い。成功者と呼ばれる人たちの大半がそうや。あきらめたり、途中で止めてしまったりすれば、そこですべてが終わる。(第262回より)


続けることの先にあるものを見ようとしない限り、絶対に目の前に現れることなどないと思う。(第262回より)


希望的観測を頼りに生きる方が、悲観的な予想で思い悩むより数段マシや。希望は絶望に勝る。そう信じたい。(第268回より)


ワシら拡張員が勧誘トークで「新聞を読まんとアホになりまっせ」てなことを言うても、誰も相手にすらせんやろううが、その道の権威が同じようなことを言うと、それなりの説得力を持ち不安になる人も多いのやないかと思う。(第269回より)


人は達成可能な目標を立てると、それだけは何とかクリアしようとする。その目標を少しずつ無理なく増やす。その小さな積み重ねが、とてつもなく大きな結果を生む。(第276回より)


期待は不安を消す。(第276回より)


人はできない理由を探し出すと際限なく見つける。それで安心するわけやが、それでは営業する者としては失格や。(第276回より)


何でもそうやが、言い訳をすると正当化できると錯覚しやすくなる。その錯覚は自分自身を蝕む。本当の意味で病気にもなる。(第276回より)


逃げたいのなら逃げたらええ。それも一つの方法や。他人から、とやかく言われる筋合いのことでもない。

しかし、人には、ここ一番踏ん張らなあかんという時が必ず来る。そんな時、言い訳する癖がついて逃げてばかりいたら、どうしようもないと思うがな。(第276回より)


話を聞いて頭で理解するのと、実践して克服するというのは次元の違う問題や。(第276回より)


何事も今が終着点と考え満足するのではなく、いつもこれから始まるという気持ちが、ワシらにあるからやと思う。過去にどれだけのことを成し遂げたかより、明日何ができるのかということの方が重要やと。(第279回より)


境遇を嘆くというのは人として一番みっともないことさ。人間が幸せになるためには、自分の置かれた環境の中でどうにかするしかないんだよ。今いる場所で幸せを見つけるんだよ。(第280回より)


普遍的な営業がしたいのなら、客の気を引ける話、ネタを探して雑談に持ち込むことや。(Q&A1152)


論戦になれば勝てるかも知れんが、その前にあきらめる。ワシの経験上、論戦でやり込めても「それでは仕方ありません。契約しましょう」とは、絶対にならんさかいな。(Q&A1155)


話を聞いて貰えんから仕事にならんと嘆く前に、聞いて貰える下地を作らなあかん。そのためには、どこでも誰にでも挨拶することを心がけることやとワシは思う。(Q&A1159)


地域の人のために新聞販売店があると考えれば、自ずからいろんなアイデアが出てくると思う。(Q&A1159)


最善の営業は、人の心に訴えかけるというものや。(Q&A1159)


何事についても言えることやが、チャレンジする前にあきらめる必要はない。(Q&A1161)


例えどんなに可能性が低かろうとゼロでない限りチャンスはある。(Q&A1161)


後退思考に生き残る術などない。(Q&A1163)


初めて出会う客には、まず笑顔で「よいしょ」するのが基本やというくらいに考えとくことや。客の気持ちを良くするのが一番で、よけいにサービス品を渡すより、はるかに効果があると知っといて欲しいと思う。(Q&A1166)


どんな理由があれ、動いていなければ他人からはサボっていると見られる。拡張の仕事とはそうしたもんや。(Q&A1177)


新聞社の連中には顧客の顔は見えんが、顧客にはワシらの顔しか見えない。必然的に文句や苦情を言われるのは現場の者ということになる。それを理不尽だと嘆いても仕方ないということや。そういう世界で生きている限りはな。(Q&A1188)


何でもそうやが、懸命に頑張って勉強をして損をするということはない。必ず身につくし、そうして良かったと思える日が来るはずや。(Q&A1189)


タカが新聞の勧誘といえども、その道で成功するには、それなりに勉強もせなあかんということや。一朝一夕に会得できるほど底の浅いものやない。(Q&A1190)


自分で自分に「できない言い訳」を探して足枷をしているのと同じやさかいな。初めからあきらめの気持ちが入っているようでは契約など上げられるわけがない。(Q&A1191)


何でも物は考えようで、不利に見える事が、却って有利に働く事などナンボでもある。悪いように捉えれば、いくらでも悪く、良いように考えれば際限なく良く思えるものなんや。どうせなら、良いように考えな損やわな。(Q&A1191)


新聞営業は気持ちの持ち方が結果に大きく影響する。そして、新聞のブランド力、ネームバリュー以上に、勧誘員個人の力量がモノを言う世界でもある。(Q&A1191)


人より営業成績が上げられるようになれば自信がつくし、人に負けたくないという気持ちが芽生える。それが向上心を育てる。(Q&A1194)


道半ばの者が失敗することなど、どんな世界でも当たり前や。(Q&A1194)


面白いと思う仕事をするのやなく、その仕事が面白いと思えるように自分を変えたら、ええのやないやろうか。(Q&A1194)


どんな仕事も所詮は様々な制約の上に成り立っているもので自由気ままにできるというのは少ない。何でも面白いと思えればそう思えるし、面白くないと感じれば、そうなる。仕事とは、そういうものやないかと考えるがな。(Q&A1194)


僅かでも進歩できる人は必ずもっと進歩できる。(Q&A1194)


人が最も輝くのは愚直なまでに目標、目的に向かって突き進む姿やと思う。本当の面白さとはその中から生まれてくるものやと。(Q&A1194)


『新聞を読まないと言われたお客』にも、いろいろな人がいる。完全無読者といってネットで十分という人、勧誘員や新聞販売店と揉め事があって特定の新聞が嫌になった人、長引く不況で新聞代を払うのが勿体ないと思い止めた人など、その理由は多岐に渡る。

ただ、共通して言えるのは、それが断り文句であるという点や。(NO.1204より)


悪評というのは自分の仕事の幅を狭くするだけにしかならん。(NO.1204より)


勧誘成績を上げたいのなら、どんなに反論したいことがあっても、どんなに酷い言われ方をして腹の立つことがあろうとも、じっと我慢するしかない。そう肝に銘じることや。客と喧嘩して得るものは何もないと。(NO.1204より)


拡張の格言に「契約欲しけりゃ親でも殺せ」というのがあるが、営業トーク上、必要でない人間は片っ端から殺す、左遷させるというのは別に珍しい手法やない。

まあ、それに関しては、そういう方法があるというだけで、取り入れるかどうかは、あんた次第で決めればええがな。(NO.1204より)


物を売る者が買って頂くという気持ちを忘れて、そういった強引な行動を取った時点で終わりやと思う。そんな販売店に未来はない。(NO.1207より)


あんたが目指すべきは、あんた自身につく客を確保することやと思う。あんたでなかったらあかんという人やな。(NO.1209より)


あんただけにしか出せない味、オリジナリティに磨きをかけるようにされたら、もう一歩前進すると思うがな。(NO.1209より)


人は自分のしていることを否定されると反発したくなるという心理が働く。営業では、それは絶対に避けなあかん。(NO.1209より)


勧誘員の一番の武器は、「約束を守る」、「嘘はつかない」という正直さやと言うても過言やない。(NO.1209より)


断られ続けるのは契約してくれる客へ導いて貰っているのやと。そう考えれば断られ続けることが必ずしも悪いことやないと気づくはずや。(NO.1210より)


これは何も勧誘に限ったことやなく、人生そのものもそうや。悪い事ばかりが永遠に続くことは絶対にないし、逆にええ事が長続きするということもない。(NO.1210より)


物事は見方を変えると、それが良く見えたり悪く思えたりするものです。視点の違いを知る、養うという点でも、自分とは違う物の見方や意見は参考にするべきだと考えています。

そこに好き嫌いを介在させてはいけません。好き嫌いで物事を判断すると過ちを冒しやすくなります。(NO.1211より)


所詮、どんなに素晴らしいと言われる営業法でも、その人間にとって有意義で役立つものでなければ、それは単なる絵に描いた餅にすぎんということや。

絵に描いた餅を食えるようにするのは難しいが、どうにかして食おうとするのが、「やる気」であり「創意工夫」やと思う。所詮は絵に描いた餅やないかと考える人間は、そこまでの器でしかないということや。(NO.1219より)


絵に描いた餅は絶対に食えんが、絵と似た餅を作ることで食えるようにすることは可能や。その似た物を作る技術を磨くことで、食える物の幅も拡がってくる。

料理本のレシピに似ている。料理本のレシピそのものは食えんでも、そのとおりにして料理を作ることはできる。ただ、その味は画一的なものやない。作る人間、それぞれのやり方や技量で美味くもなれば不味くもなる。

営業にも、それと同じことが言えると思う。(NO.1219より)


失敗したことを悔やんでも仕方がない。過去の過ちは事実として残るさかい変えようもないしな。やってしもうた事はやってしもうた事として認識するしかない。

失敗することで、一つ勉強ができたと考えれば、その失敗も長い目で見れば失敗にはならん。ワシなら、そう考える。(NO.1221より)


物事は捉え方一つで、どうとでも変わる。マイナスをマイナスと考えて落ち込むか、マイナスはプラスに転じることができると考えるかで、同じ失敗をしたとしても天と地ほどの違いが出てくるもんなんや。(NO.1221より)


どんなに辛い苦しいことでも過ぎ去って見れば、すべては経験、思い出になる。ええか悪いかは捉え方次第やが、たいていは後日の笑い話になるようなことが多い。どうせなら、その経験、思い出を自身のプラスになるように考えた方が得やわな。(NO.1221より)


相手により、どこまで押せるか、どう持っていけば納得させられるかというのを会得するのは、口で言うほど簡単な話やない。(NO.1222より)


できると言われる営業員のすべては「絶対に契約が取れる」と強く信じている人たちばかりや。状況的に「契約を取るのが難しい」からといって気持ちが萎えとるようでは「できる営業員」には絶対になれん。(NO.1222より)


新聞の勧誘営業は難しくて当たり前という認識に立って、それでも自分は「できる」と信じられる人のみが成功する世界なんや。(NO.1222より)


いくら気持ちの持ち方が良くても見当外れなことをやってたんでは、『うまく契約まで持って』いくのは難しい。確率の高い技術の裏付けがあってこその心の持ち方とも言えるさかいな。(NO.1222より)


物事が上手くいかない場合、よく「万策尽きた」と言うが、それは万策を講じた者のみが言えることであって、万策と言えるほど多くのやり方を知らなければ、また知っていても使わなければ、それは「無策」以外のなにものでもないと思う。(NO.1222より)


ワシは、策には限界がないと信じている。策は無限に考え出すことができると。(NO.1222より)


やらずして分かることなど世の中には何もない。人の話を聞いただけで分かったと言う者は、分かったと錯覚しているだけにすぎんと断言する。(NO.1224より)


そもそも壁の高さ、強さというのは、ぶつかった本人がそれと決めるもので、破ることができると信じれば破れるし、乗り越えられると思い込めば乗り越えられるもんなんや。

反対にそうするのは無理やと考えてしもうたら、乗り越えることはできんし、突き破ることもできんということや。それほど人は心の持ち方で左右される生き物やと思う。(NO.1224より)


人が自らにブレーキをかける理由や言い訳はいろいろある。社会が悪い。環境が悪い。条件が合っていない。体調が悪い。気分が乗らない。競争が激しい。ロクな客がいないなど、たいていは自分の責任ではなさそうな事を理由にし、言い訳に使う。

しかし、そんな事など誰もが最初から分かっていることやと思う。少なくとも、この拡張の仕事を選んだ者は、皆そうや。難しくて当たり前の仕事、そういう仕事なんやと。それを乗り越えようと考えるか、無理やと思うかで、結果が大きく違うてくるだけの話でな。(NO.1224より)


いつも同じようなやり方で拡張しているだけでは、すべての客に通用することなどない。(NO.1225より)


一つのやり方であかんかったら、次の方法を繰り出すといった具合に引き出しが多ければ多いほど有利になるのが営業の仕事というものや。

その引き出しがない状態で、『どうやったら気持ちを高めらることが出来るんでしょうか』と、精神的なモチベーションに拘ってもあまり意味がない。(NO.1225より)


当たり前やが、人は迷惑やと感じた人間に対しては追い返すことしか考えんものや。ゆっくり話を聞こうという気になる者は皆無に近い。(NO.1233より)


はっきり言うて、読まない、読めないという人間に新聞を講読させようというのは、ニンジンやピーマンの嫌いな者に、それを買って食えと言うてるのと同じことやと思う。(NO.1234より)


どんな人でも、必ず必要なものがある。(NO.1234より)


人は育った環境と状況で、その物の価値が違うてくる。必要な人から見れば、必要なものでも、必要でないと考える人からすれば不必要なものになる。(NO.1239より)


営業中は、例え相手が子供であろうと、誰であろうと、すべてはお客様という意識を持たなあかん。これは営業する上での基本中の基本やと言うとく。(NO.1246より)


勧誘は言葉でするものやから、こう言えば相手が、こう反応するやろうなというところまで予測して言わなあかん。

相手に否定の言葉を言いやすくさせるような物言いをすると、本当に否定することしか考えんようになる。それは極力避けなあかん。(NO.1246より)


今回は、ここまでにしとく。

この中に一つでも「これは」というものがあれば儲けものと思って頂きたい。

それを、役に立つ言葉として受け取るか、しょうもないとして捨てるかは、それぞれが判断して貰えればええ。

そして、ええなと思えるものがあれば、活かす方法を考えてみて欲しいと思う。


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