メールマガジン・ゲンさんの新聞業界裏話・バックナンバー
第398回 ゲンさんの新聞業界裏話
発行日 2016. 1.22
■新聞販売店物語 その19 苦情の行方……それぞれの言い分
ヤマダ新聞販売店の専業員、タケルは、いつものように原付バイクに乗って夕刊の配達をしていた。
狭い路地に差しかかった。夕方は幼稚園児や小学生の低学年児が、その狭い路地から飛び出すことが多い。危ないと思ったことは一度や二度ではない。
実際、その路地ではバイクや自転車と歩行者との接触事故が多発しているという話をよく聞く。
そのためもあり、タケルは、その路地の中では必ず軽くクラクションを鳴らすようにしている。路地には脇道が幾つかあるから。
さすがにクラクションを鳴らせばバイクが来ていると分かるから子供たちも飛び出すことがないだろうと考えて。
その日も、そうだった。ただ、その日は路地で子供たちがゲーム機を持って路地の中央に屯(たむろ)していてバイクが近づいても動こうとせず通れなかったため、いつもより多めにクラクションを鳴らした。
子供たちは、こうでもしないとなかなか、退(ど)いてはくれない。大人を舐めている。タケルは、そう考え、いらつき気味だったから、多少乱暴に鳴らした。
それで、やっと子供たちが道を開けた。そこまでは良かった。問題は次の瞬間だった。いきなり路地に面した家の窓が開いて中年の男が怒鳴ってきたのである。
「ぼけぇ、うるさいわい!」と。
「うるさいて言われても、しゃあないでしょ。子供たちがいて危ないんやから」
タケルは、そう反論した。ここで、その罵声に屈したら、子供たちに馬鹿にされる。そうなると次からは平気で路地を占拠する。引き下がるわけにはいかない。
「何やと、この糞ガキ、もう一遍、言うてみぃ」と、その中年の男は険悪な表情で噛みつきそうな勢いで怒鳴った。完全に喧嘩腰やった。
タケルは一方的な物言いに、カチンときた。
「ここはクラクションを鳴らさんと走るのは危ないから、しゃない言うてるんやないか! わざとやっとんのやないわい!」と、ついタケルも声を荒げてしまった。
「何じゃ、その言い草は! 迷惑行為をしとるちゅうことが分からんのか。お前、○○新聞のヤマダ販売店の人間やな。警察に通報するぞ!」
「警察でも、どこでも通報したらええやないか!」
売り言葉に買い言葉である。物には言い方というものがある。その中年の男は、ええ歳をして、それが分かっていないと考え、タケルは憤りを覚えた。
せめて「兄ちゃん、悪いが、そんなにけたたましくクラクションを鳴らさんといてくれるか」とやんわり言われていたら、タケルも「すみませんでした。子供がいて危なかったものですから。次からは気をつけます」と素直に謝ることもできた。
しかし、わけも訊かず、いきなり頭ごなしに怒鳴られたんでは、とてもやないが、そんな気にはなれない。
その日は、そのことがあったため嫌な気分のまま店に帰った。
「おい、タケル、今日、島原町で揉めたんか?」
店長のヨシモトだった。例の中年の男が店に電話したのだと思った。
「あの路地は狭くて、子供がいたからクラクションを鳴らしただけなんです。そしたら……」
「それくらいのことは分かっとる。俺も喧嘩腰の男の言い方が気に食わんから、うちでは、そういう指導をしとると言うといたった。警察か新聞社に電話するとぬかしとったけど、心配せんでもええぞ」とヨシモトが言った。
その後、警察からは何も言って来なかったが、新聞社から事情を訊きたいという問い合わせがあった。
新聞社の人間にもヨシモトが同じ説明をすると、「そうですか、それは仕方ありませんね。でも、なるべくなら揉め事は起こさないでくださいね」と言われたという。
次の日、同じように、そこを通ると、待ち伏せでもしていたかのように、またその中年の男が窓を開けて文句を言って来た。
タケルは無視して走り去ったが、毎回、同じことをやられたら、うっとうしいので、何とかならないかと、ワシらに相談してきた。
数年前になるが、今回と似たような相談が持ち込まれたことがあった。その時は、立場が逆で、一般の人からの相談やったがな。
ただ、その相談自体は非公開を希望されていたので、サイトにはアップしてない。
その時に回答した内容のものがあるさかい、何かの参考になると思うたのでタケルには知らせた。
もちろん、相談者の個人情報や特定されそうな情報はカットした上でやけどな。
その一部をここで抜粋する。
相談件名 販売店から仕返しされないか心配です
ある新聞屋さんの配達員ですが、バイクで夕刊の配達をしてます。
決して危なくもない、誰もいない道なのにいつも必ず、ブーブーブーブーとクラクションを鳴らしながら通ります。通る所全て鳴らします。
うるさくて迷惑なので販売店にやめてもらうよう電話してお願いしたら、「何が悪い? あんたが自分で配達員を注意しろ」と言われました。
「迷惑行為なので、改善しなければ警察に言います」と言ったら、「どうぞどうぞ言ってください」と言われ、「所長ですか?」と聞きましたら、「そうです」との返答。
しばらく押し問答が続き一方的に電話を切られました。
腹が立ち本社に電話して、その事を言いました。電話の相手は、頼りなさげで、ただただオドオドしてました。謝ることもなく本社に電話かけるだけ無駄やったかなぁと思いました。
販売店の方が立場が強いですか?
その本社の人に住んでる地区と名字を告げてしまいました。販売店の所長は、かなり怖い口調だったから仕返しされないか心配です。
回答者 ゲン
あんたの相談については、その事情により、一般的なものと特殊なケースの2種類の回答、アドバイスが考えられ、それぞれで大きく異なったものになる。
まずは、一般的な回答から話す。
『うるさくて迷惑なので販売店にやめてもらうよう電話してお願いした』ということやが、『決して危なくもない、誰もいない道なのにいつも必ず、ブーブーブーブーとクラクションを鳴らしながら通ります。通る所全て鳴らします』という行為については法に触れない限り、警察に苦情を持ち込んでも動かんやろうと思う。
道路交通法第54条に「警音器の使用等」というのがある。
車両等(自転車以外の軽車両を除く。以下この条において同じ)の運転者は、次の各号に掲げる場合においては、警音器を鳴らさなければならない。
一 左右の見とおしのきかない交差点、見とおしのきかない道路のまがりかど又は見とおしのきかない上り坂の頂上で道路標識等により指定された場所を通行しようとするとき。
二 山地部の道路その他曲折が多い道路について道路標識等により指定された区問における左右の見とおしのきかない交差点、見とおしのきかない道路のまがりかど又は見とおしのきかない上り坂の頂上を通行しようとするとき。
2 車両等の運転者は、法令の規定により警音器を鳴らさなければならないこととされている場合を除き、警音器を鳴らしてはならない。ただし、危険を防止するためやむを得ないときは、この限りでない。
罰則は、第一項、第二項については5万円以下の罰金、2については2万円以下の罰金又は科料となっている。
これからすると、「2 車両等の運転者は、法令の規定により警音器を鳴らさなければならないこととされている場合を除き、警音器を鳴らしてはならない」というのに、その配達員が違反している可能性があると考えられるが、
但し書きにある「ただし、危険を防止するためやむを得ないときは、この限りでない」という理由を掲げられたら、その配達員の違反を立証するのは難しいやろうと思う。
『決して危なくもない』というのは、その現場の状況にもよるが、多分にあんたの主観とされやすい。
一般的に、新聞配達は住宅街などの人の住んでいる場所で行われるため、事故の危険は常に付きもので、『誰もいない道』というのはあり得んことや。
よほど人里離れた限界集落のような地域を別にすればな。それでも、人と接する危険が皆無とは言えんと思う。
その配達員が、道路交通法第54条第一項にある『左右の見とおしのきかない交差点、見とおしのきかない道路のまがりかどがあって危険』と判断した場合、それが優先される可能性の方が高いさかいな。
これが深夜とか早朝の誰もが寝静まっている時間帯というのなら、また別かも知れんが、夕方ということやから、それが果たして、その危険を無視しろと言えるほどの迷惑行為なのかという疑問もある。
特に、子供たちは遊びに夢中になるあまり路地からの飛び出しで事故に遭うケースがあるさかい、よけいや。実際にも、その手の事故は多い。
『誰もいない(はずの)道なのに』というのも、却って、『だからこそ危険が大きいからクラクションを鳴らす必要がある』とも言えるわけや。
あんたは、そのクレームを伝える際、正当な苦情やと信じてそうしたのやろうが、その前に相手の立場に立って、少し考えてほしかったと思う。
なぜ、その配達員は『ブーブーブーブーとクラクションを鳴らしながら通った』のやろうかと。どうして、『通る所全て鳴らします』という必要があったのかと。
普通、こんなことをしながら運転して配達する方が面倒なことやと思う。それでも敢えて、そうするからには、それなりの理由が何かあるはずや。
その地域、もしくはその周辺で、その配達員が歩行者と接触事故を起こしたことがあった、あるいは、その新聞販売店で過去にそういった事故歴があった、
または事故そのものが多発しているような地域やった場合、それを回避するために、その新聞販売店の指示、および配達員の判断で、そうするというのは十分考えられる。
そのために、あんたがその販売店にその苦情を言うた際、『何が悪い?』という返答になったのやないやろうか。
また、それがあるからこそ、あんたの『迷惑行為なので、改善しなければ警察に言います』という物言いに対して、『どうぞどうぞ言ってください』という対応になったという気がする。
販売店の所長は所長で、その行為には何の問題もなく、むしろ、止む得ない正当な行為やったと考えとるフシがある。
その所長からすれば、あんたの苦情は、タチの悪いクレーマーやと受け取ったとも考えられるわけや。
それらの事を考え合わせると、よほどのケース以外では、この件で警察に苦情を言うても無駄なような気がする。
第三者の立場で見ても、その販売店、配達員に分がありそうな話やさかいな。たいていの警察も彼らに味方するような判断をするのやないかと思う。
極論すれば、「迷惑行為」と考えるのか、「事故防止のための危険回避行為」と判断するのかということになるさかいな。
当然やが、個人への「迷惑行為」より、人命の危険が伴う可能性のある「事故防止のための危険回避行為」の方が優先されるさかいな。
その電話に出た新聞社の人間も、それがあるからこそ、あんたのクレームにどう対処したらええか分からず『頼りなさげで、ただただオドオドしてました』ということになったのやないかな。
まあ、それでは新聞社の苦情係は務まらんけどな。
『販売店の方が立場が強いですか?』ということやが、一般的には新聞社と新聞販売店を比べれば圧倒的に新聞社の方が立場は強い。
しかし、事、配達に関しては、その道のエキスパートである新聞販売店に任せるしかない。それに対して口出しするような新聞社などないはずや。というか、配達のノウハウなど持ち合わせていない新聞社には口出しのしようがないと思う。
よくて、何かのクレームが一般読者からあれば、その事情をその販売店に問い合わせて尋ねるくらいや。
それで、その販売店から納得のいく答が返ってきたら「そうか」となるだけの話や。それで終わる。
次に特殊なケースについて話す。
先に『よほどのケース以外では、この件で警察に苦情を言うても無駄なような気がする』と言うたが、その行為が、そのよほどのケースに該当するような場合は警察もほっとかん可能性がある。
それは、その行為を楽しむ、あるいは迷惑と承知で、わざとそうしとるような場合や。言えば、暴走族がけたたましい音を上げて暴走行為をしとるようなケースやな。
数は少ないが、そういった住民に対する嫌がらせ目的でやっている配達員も皆無やないさかいな。
あんたも、そう思われたからこそ、販売店と新聞社に苦情を言うたのやろうと思う。
そういうケースやと、その道を走るにも制限速度など無視して走っとるやろうから、その行為に危険回避があるとは言えず、むしろ、危険運転行為の部類になり、道路交通法違反に問える可能性が大きいと思う。
その場合なら、実際にその行為をしている現場を隠し撮りすればええ。ビデオカメラでも携帯の録画機能でも何でもええから、その証拠を録画して記録する。
いつも、その配達員が同じことをしとるということなら、その現場を隠し撮りするくらい造作もないはずやと思う。
それを警察に持ち込んで、判断を仰げばええ。但し、その際、いきなり交通課などの専門部署に相談するより、多くの警察署には「市民安全課」という類の部署があるから、そこへまず相談することから始めた方がええと言うとく。
一般的に警察という所は、厄介事を避けようとする体質がある。できればなるべく事件にならんように持って行きたいと考える。よけいな仕事は極力したくないということでな。
こんな言い方が適切かどうかは分からんが、どれだけ事件が増えようが、解決しようが、担当の警察官には大した実績にはならんということがある。
つまり、仕事を多く抱え込んでも、あまり益にはならんということやな。
その事件を解決して当たり前で、未解決やトラブルにでもなったら、その責任を問われかねん。それくらいなら、事件は最初から少ない方がええということになるわけや。
その考えが、日本の警察が世界最高ランクの検挙率を誇る要因になっとると言える。ややこしい、面倒な事件を少なくすれば、その分、未解決やトラブルになるリスクも減るという理屈や。少し言い過ぎな面があるかも知れんがな。
その点、「市民安全課」というのは、警察のアピールをするための部署として設置されとるので、その苦情や相談には驚くほど親身になって聞いて貰えるということがある。
もちろん、警察やから、そこに違法性がなければ、いくら苦情を申し立てても、その相手をどうにかすることはできんがな。
ただ、少なくとも話くらいはちゃんと聞いてくれるから、精神的な面での支えにはなるはずやと思う。
『その本社の人に住んでる地区と名字を告げてしまいました。販売店の所長は、かなり怖い口調だったから仕返しされないか心配です』というのも、その警察の「市民安全課」に相談することで、その心配もいくらか和らぐのやないかと考える。
まあ、普通に考えて、この程度のことで、その本人を捜し当てて、仕返しをすることなど、よほど頭の線の切れた人間でもない限り、まずない、考えつかんと思う。
ワシも長いこと、この業界に身を置き、幾多の新聞販売店に出入りした経験があるが、そんな話は未だかつて聞いたこともないさかいな。
その仕返しの度合い、程度にもよるが、万が一、直接的な危害、被害を加えられれば、それを警察なり、新聞社に通報すればええ。
そうなれば新聞販売店の存続にも関わる重大事になる可能性がある。
どんなにあこぎな新聞販売店の人間でも、そこまでアホなことをするとは、とても考えられんというのがワシの見方や。
もっとも、その危険を感じて仕方ないという人には何を言うても慰めにはならんと思うが、それでも「このことは警察に相談済みですから、私に何かすれば、そちらがまずいことになりますよ」とその相手に言えるというのは大きいのやないかな。
その意味でも、警察の「市民安全課」に相談することで、その心配を払拭できるのやないかと思う。
転ばぬ先の杖くらいにはなると。
最後に一言。
苦情を言うのは構わんが、言うのなら、その言い方には気をつけといた方がええと言うとく。
たいていの場合、極悪非道な犯罪行為以外では立場の違いで、それぞれに正義が存在するさかいな。
あんたにとっての正義があるように、相手にも、それなりの言い分と正義があるということや。
それを考えに入れとれば、今回のように、いきなり『うるさくて迷惑なので販売店にやめてもらうよう電話してお願いした』とか『迷惑行為なので、改善しなければ警察に言います』という物言いにはならんかったと思う。
人が「何を偉そうに言うてんねん」と反発するのは、多くはその物言いが原因やさかいな。
一方的に悪いと決めつけられた物言いをされれば、どんなに温厚な人間でも反発、反抗したくなるもんや。それを分かってほしい。
文句を言うて気が済むと言うのなら、それでもええが、相手に納得して貰い、こちらの希望を受け入れてほしいのなら、それなりの言い方を心掛けといた方がええと思う。
せめて、「お仕事をされていて大変だというのはよく分かりますが、いきなりクラクションを鳴らし続けられると、一体何事があったのかと驚いてしまいますので、配達の方にはできる限り抑えて頂けるように注意して頂けませんか」と言うくらいの配慮がほしかった。
このとき、「幼い子供が寝ていますので」、あるいは「病弱の親が驚き、心臓にもよくありませんので」と言って「お願いします」と低姿勢に言えば、また違った対応になったと思う。
まあ、これはワシのアドバイスの一つにすぎんから、どうされるか、どう考えられるかは、あんたの判断に任せるがな。
というものや。
立場は正反対やが、今回のタケルの問題にも同じ事が言えると思う。
お互いがお互いの立場を理解していない、理解しようとしない姿勢に問題があったと。
タケルからは『毎回、同じことをやられたら、うっとうしいので、何とかならないか』という相談やったが、それを避けたいのであれば、路地に面した家の住人である男が迷惑行為やと思うたことに対しては不本意かも知れんが、まずは謝ることや。
それからでしか話は進まんやろうと思う。その上で、相手がなぜ怒ったのかという理由について親身に訊くことや。
この時、間違っても自分の方の事情とか都合、考えを先に言わん方がええ。
トラブルを上手く収めたいのであれば、まずは相手の苦情を真摯に訊くという姿勢が大事やさかいな。
そうすれば、路地に面した家の住人である男にも相応の理由と事情があったことが分かるはずや。
例えば、夜勤や変則勤務などで、その時間帯は寝なければならなかったとか、病気で自身、および家族が臥(ふ)せっている、幼い子が寝ているといったようなことや。
あるいは、事例の相談者のように、「いつもクラクションを鳴らしてうるさい」と思っていた気持ちが溜まりに溜まって爆発したとも考えられる。
それについては、一旦謝罪した上で、「こちらのご近所の子供たちの安全を考えてしていたことでした」と言えば、お互い理解ができるのやないやろうか。
騒音問題でトラブルになるケースというのは、お互いが理解し合っていない、交流がないといったことで相手を快く思っていない場合に起きると相場が決まっている。
普段仲の良い隣人同士とか知り合いであれば、少々の騒音くらいは笑って済ませられるもんやさかいな。
逆に僅かでも気に入らないと思っている相手やと、ちょっとした音でも迷惑、うるさいと感じてしまうもんや。
そうは言うても、今回のタケルのように頭ごなしに、いきなり怒鳴られれば誰でも頭に来て反論したくなるやろうと思う。ワシでも、そうなるかも知れん。
一般の人同士の争いなら、それでも致し方ない部分もある。
しかし、地域を営業の地盤にしている新聞販売店は、それではあかん。地元の人間と喧嘩してもマイナスになることがあっても得することなんか何もないさかいな。
苦情には言いがかりに近いものが多いというのは、この業界に長くいとるさかい良う分かっとる。クレーマーも、そこら中にいとる。わけの分かん苦情を突きつけられることもあるやろう。
それでも敢えて言うが、その場所で新聞販売店を経営、または働く限りは何事についても一歩引き下がった対応をすることが賢いし、懸命な方法やと思う。
タケルには、そうアドバイスをした。その後、どうなったのは、まだ連絡がないから分からんが、上手くいっていることを望む。
もっとも、無責任なようやが、ワシのアドバイスをどう考え、どうするかは相談者の意志に任せるしかないさかい、気を揉んでも仕方ないがな。
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