メールマガジン・ゲンさんの新聞業界裏話・バックナンバー

第406回 ゲンさんの新聞業界裏


発行日 2016. 3.18


■拡張の群像 その17 覚醒剤に蝕まれた、ある拡張員の話


今回の話は、前々回のメルマガ『第404回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■元大物プロ野球選手に見る覚醒剤使用問題……新聞業界は大丈夫か?』(注1.巻末参考ページ参照)を見られたある業界関係者の方から寄せて頂いた情報をもとにしたものや。

その方はメルマガ本文中の、


『変則勤務の新聞配達員は睡眠不足に陥りやすく、売人が「元気が出る薬」などと称して接触してくるのではないかと懸念しております』、『精神的負担の多い拡張員に対しても同様です』という点については、あるともないとも言えないというのが正直な気持ちや。

ただ、確率、可能性ということで言えば、新聞業界関係者が違法薬物の売人に狙われるケースは限りなく低いと思うがな。

理由は簡単明瞭。新聞業界関係者、取り分け新聞販売店勤務の従業員、および新聞拡張員と呼ばれる人たちは、総体的に収入が低いからや。

当然やが、覚醒剤の売人は警察に捕まるというリスクが伴うため売る相手は利益率が高く、かつ密告される可能性の少ない比較的安全と思われる人間を狙う。

K氏のように社会的地位と名声があれば、高く売れるし、売人を警察に密告するケースも少ないから絶好の取引相手ということになる。

それに引き替え、新聞業界関係者は総体的に低収入やさかい、売人もターゲットとして考えるケースは少なく、新聞業界関係者自身も高い金を払ってまで『睡眠不足』を解消するために危険を犯してまで覚醒剤を買おうとはせんはずや。

眠気醒ましが目的なら、目薬、ペパーミントガム、メンソレータム、冷たい炭酸飲料、カフェインの多いエナジードリンク、ブラックの缶コーヒーなどいった手軽で安価な物が身近に数多くあるため、多くの新聞配達員は、それらを使い利用する。

『変則勤務の新聞配達員は睡眠不足に陥りやすい』とは言っても、配達員が仕事中に居眠りするケースは一般の人が考えておられるより少ない。

多くの場合、眠気は静止している時に起きやすく、動いている時にはなりにくい。新聞配達は仕事中、静止することなど殆どないさかい、眠気が襲うことなど、まずないと言うてもええ。

特に、マンションやアパートの階段などの上り下りをすることで血液の循環が良くなり眠気など飛んでしまうさかいな。

つまり、新聞配達員の多くは、例え睡眠不足であったとしても仕事中に眠気が襲ってくる心配をしなくても良いということや。

睡眠不足による体調の異変は病気という形で表れる。病気や体調不良になれば病院に行くか、市販の薬を買って飲むのが普通で、覚醒剤に手を出そうと考える者は極端に少ないやろうと思う。


と話したことについて反応されたものと思われる。


薬物に関して新聞販売店の店員の使用者はかなり少ないと私も思っていますが、セールスはそうではありません。

年収1千万から2千万の者も珍しくはありません。ですので、新聞セールスは決して低い収入ではないと思います。

少なくとも新聞販売店の従業員に比べて金銭面で余裕のある人間は結構いるものと思われます。

また、暴力団関係者とつながりのある新聞拡張団、および拡張員も少なからずいますので覚醒剤などの薬物に関係している人間がいてもおかしくはありません。

過去、私がセールス(拡張員)をしていた時にも、薬物を使用していた者がいました。他のセールス・チーム(新聞拡張団)にも相当数の薬物使用者がいたとの噂をよく耳にしてもいました。

現在は少なくなったというのは確かにその通りでしょうが、社会一般の職種からすれば相対的には、まだまだ多い方だと思います。

今から、具体的に私の知っている人間の話をします。


この後の話を原文のまま掲載するのは差し障りが大きすぎるので、例によって投稿者、関係者の方たちが特定されない形で物語り風に脚色して話したいと思う。

ワシらは警察でも何でもないさかい、この方の話を検証、捜査したわけやないから、その信憑性については読者の方々の判断に委ねるしかないと言うとく。

少し前置きが長くなったが、そろそろ始める。


それは数年前のある地方でのことやった。

「カガミさんて、どういう人なんですか?」

当時、まだ入団して間もなかったリョウタが、先輩拡張員のケイスケにそう訊いた。

「何で、そんなことを訊くんや?」

「実は、昨日のことなんですけど……」

昨日、リョウタは古株だというカガミから「運転しろ」と言われ、運転手として一緒に行動を共にした。

カガミは、団随一の実力者だと聞いていたさかい、一緒に廻ればリョウタも勉強になると思い、喜んで引き受けた。

その日、カガミは、夕方の5時から8時までの3時間ほどで10枚のカード(契約)をあげてきた。さすがである。

その頃、よくあげると言われる拡張員でも1日3枚から5枚程度が限度やと言われていたさかい、よけいやった。

しかも、リョウタの目の前で、その実力を見せつけられたわけやから驚嘆せずにはいられなかった。

ちなみに、その日、リョウタは2枚のカードをあげるのが、やっとだったという。

「凄いですね。どうすれば、そんなにあげられるんです? 何かコツがあるんでしょうね?」

リョウタは、そのやり方を教えて貰おうと考え、おだて気味にそう訊いた。

「コツなんか何もないで。ただ新聞を取れと言うてるだけや」

「え? でも、それだと断る客もいるでしょ?」

「そんな客が、おったらどやしつけてやったらええねん。新聞取らな殺すで、と言うてな」

「しかし、それは……」

カガミが言っているのは昔ながらの「喝勧」である。「喝勧」での勧誘は、刑法第222条の脅迫罪に該当する違法行為になる。それも『新聞取らな殺すで』と言うのでは救いがない。

「しかし、何や?」

カガミはリョウタを睨みつけて、そう言った。

「警察に通報されるようなことはありませんか?」

リョウタが以前いた団でも「喝勧」をやっている人間がいたが、客と揉めた末、警察に通報された挙げ句、大きな問題になり団から解雇されたことがあったさかい、そう訊いたのである。

続けてリョウタは、「警察沙汰までにはならなくてもクーリング・オフを使われませんか?」と訊いた。

この頃にはクーリング・オフは定着していて、大して揉めていなくても平気でそうする顧客が増えていた。たいていは、その場で断れない、断るのが面倒だからという理由や。

クーリング・オフというのは、「特定商取引に関する法律」の第9条「訪問販売における契約の申込みの撤回等」の俗称で、決められた一定の期間内やったら理由の如何を問わず契約者側から一方的に契約を解除できる法律のことや。

これに異を唱えて文句を言うために、その契約者に再度訪れるだけで警察に逮捕される可能性がある。実際に、そういうケースが幾つかあるさかいな。

「喝勧」で無理矢理契約させられた契約者が、よく使う方法である。

「アホか。何しょうもないこと気にしてんねん。そんなもん中途半端に脅すさかい、そんなことになるんや。ワシがあげたカードでクーリング・オフするような根性のある奴なんかおらんわい」

カガミは、そう豪語した。

そして、何を思ったか、カガミはリョウタに向かって、「ええか、このガキ、良う聞けよ。これ以上、ごちゃごちゃぬかしとったら、山に連れて行って埋めるぞ」と恐ろしげな目つきをして、そう脅してきた。

カガミは、もともとヤクザっぽい危ない感じの男やったが、この時の目つきは尋常やなかった。リョウタは心底恐怖で震え上がったという。

「す、すんまへん」

「冗談や、冗談。こんな風に脅し上げたったら、怖がって誰も警察やクーリング・オフするちゅうなアホなことは言わんわい。

まあ、中にはそれでも逆らおうとする骨のある奴も、ごく希にいとるけど、そんな奴でも『昨日、ムショ(刑務所)から出て来たばかりやなんや。頼むから断らんといてくれ。せやないと何するか分からへんさかいな』とでも言うたら終いや。

素直に契約しよる。タカが新聞の契約程度の金で命を張ってまでワシと勝負しようちゅうような肝の据わった者なんかおらんしな」

カガミは、そう言って高笑いした。

リョウタは、もう何も言わなかった。ただ、カガミについて行けば勉強になると考えていた自分が甘かったと知っただけやった。

話は、これだけでは終わらんかった。

「それにビール券を一枚も渡さずに済んださかい、その分も儲かった」と、カガミはすました顔でそう言った。

現在は禁止になっているが、当時は契約時に拡材としてビール券を渡していた。脅して契約させているからビール券を渡す必要などないというのが、カガミの理屈である。

その拡材は販売店から支給されているから、本来なら使わんかった分は返却せなあかんのやが、カガミは、あろうことか、それを販売店の店長に「買い取れ」と言って迫ったのである。

1年契約で1軒当たり10枚のビール券を渡すことになっていたから10軒分で100枚が残っている計算になる。

缶ビール2本分の額面480円の券を、そのままの値段ですべて買い取れと言う。

「それはできません」と店長が拒否すると、カガミは「何やて、できんやと?」と言いながら、その恐ろしげな目つきで睨み、ポケットからライターを取り出し灯した。

周りには新聞残紙が山積みになっている。言うことを聞かな新聞残紙を燃やすぞという脅しである。

店長は、仕方なくビール券を言い値で引き取ることにした。

「そんな無茶苦茶なことが許されるんですか?」

リョウタは、ケイスケにそう訊いた。

「カガミのおっさんは、しゃあない。あの人は特別や」

「どういうことです?」

「ここだけの話やがな、実はカガミのおっさん、ヤク中やねん」

「ヤク中?」

ヤク中とは言わずと知れた麻薬中毒者のことである。

そう言われれば、あの異様で恐ろしげな目つきをしていた理由が分かるような気がするとリョウタは思った。明らかに常人の目やなかったと。

「ああ、奴さんは過去に何度か覚醒剤の所持と使用で逮捕され、服役したことがある」

「でも、それだとIMC(新聞インフォメーション・センター)でセールス証なんか発行してくれないでしょ?」

「表向きはな」

その頃から、以前はあまり問題にされなかった「偽名」での登録ができない仕組みに変更された。

新聞拡張団が新規に団員を雇う場合は、基本的には運転免許証や健康検証、および住民票の添付が義務づけられたからや。中には、親族の保証人を取る団も増えたという。

そのため履歴書に犯罪歴を記載しないケースでも本名を偽ることができんようになった。

名前さえ分かれば新聞社のデータベースには犯罪歴、逮捕歴などは一目瞭然で分かるようになっているさかい、同様の情報を有しているIMC(新聞インフォメーション・センター)でも把握しているものと考えられる。

当然のように、団から照会があれば、その情報は洩れなく伝えている。覚醒剤だけやなく、すべての犯罪についても同じように。

新聞社は、そのすべてを知っていて、それでもカガミのような人間の登録を黙認しているのが実態なわけや。

ただ、問題を起こした時には団の責任にして、新聞社は知らぬ存ぜぬで通すがな。

力の弱い小規模の団だと、カガミのような人間の登録はできないかも知れんが、大規模な広域拡張団の場合、強引に新聞社にねじ込むのだとケイスケは言う。

新聞社には、依然と「部数至上主義」の考え方が根強い。それもあり、部数を多く確保する団や個人に対しては甘くなるのだと。

「あげた者勝ち」なのだと。カガミが、その典型だと。そんな真似が平気でできるのは、そのためだと。

大規模な広域拡張団には老舗が多く、新聞社とは昔からの絆が深い。リョウタの所属する団がそうであるように、昭和20年代、30年代の拡張黎明期と呼ばれた時代から存在している新聞拡張団も珍しくはない。

これはワシがよく言うてることやけど、その黎明期の頃の拡張はヤクザ組織に委ねていたということもあり、未だに、そのつながりを断ち切ることのできん新聞社も多い。

現在、表向き新聞社では、ヤクザ組織とのつながりのある新聞拡張団は廃団すると公言しているが、実際には昔のままスブズブの関係を続けているケースが大半を占める。

そのせいもあり、新聞社の社員自体が老舗の新聞拡張団を通して覚醒剤に手を染めて逮捕されたという事案も結構あるさかいな。

『覚せい剤:K新聞社販売局社員を逮捕 2月に依願退職』、『A新聞記者を覚せい剤使用容疑で逮捕 東京本社文化くらし報道部 警視庁』、『N経新聞46歳次長、覚醒剤所持容疑などで逮捕』といった事件の概要は今以てネット上に残っている。

もちろん、こんなのは氷山の一角でしかないがな。

つまり、いくら新聞社が表立ってヤクザ組織との癒着を否定しようが、現実にこういった事例があるということでも分かるように、なかなかその関係を断ち切ることなんかできんということや。

それが故に、カガミのような人間を排除できずにいるのやと思う。

カガミは、半ば新聞社のお墨付きを貰っているようなものだから怖い者なしだと考えているようだとケイスケは言う。

加えて、クスリによって気分がハイになっているということもあるのだろうと。

そのため、カガミを知る人間は「触らぬ神に祟りなし」を決め込むことが多いという。

「せやから、お前もこれ以上、カガミには関わるな」

「分かりました」

リョウタは、そう答えるしかなかった。そんな話を聞かされた後では、関われと言われても関わる気にはなれなかったというのもある。

その後、リョウタは、その広域拡張団にいてカガミ以外にも覚醒剤に冒された人間が複数いたことを知った。

検問にあって挙動不審だったため車の中を調べられた際、「ポンプ」と呼ばれる専用の注射器と覚醒剤が出たため現行犯逮捕された者。

キャバクラで酒を飲んで女の子とダンスをしている最中にクスリのやり過ぎで、その場で脱糞した者。

覚醒剤のやりすぎで幻覚症状に襲われ自殺した者など、一々挙げられんくらい、いたという。

そのことをメールで知らせてくれたリョウタは、「くれぐれも、これについての詳しい内容はオフレコでお願いします。ただ、そんな実態があるとだけゲンさんやハカセさんに知って貰えば良いので」と言ってきた。

もちろん、リョウタはワシらが情報提供者や登場人物の素性が分かるような情報は絶対に明かさないと知った上で、そう言うてるわけで内容の公開については承知して貰うとるがな。

覚醒剤の所持や使用の罪は5年で時効になる。

その点で言うても例え、今回のメルマガを見た警察関係者が、その気になって調べようとしても、とっくに時効が成立しとるさかい心配はいらんとリョウタには伝えた。

ただ、警察がその気になって全国の新聞拡張団を調べれば、相当数の覚醒剤使用者を発見できるやろうとは思う。

もっとも現在のようにあらゆる職種、あらゆる年代、あらゆる階層の人間に違法薬物が蔓延しているという実態があるさかい、どの業界、どの組織、どの集団を探しても同じような結果にはなるやろうがな。

諸外国に比べれば日本は、まだマシだとは言われているが、そうも楽観視できない状態になっている。

そう思わせるニュースが去年、2015年11月9日にあった。


http://www.sankei.com/west/news/151110/wst1511100013-n1.html より引用

「大麻吸った」小6男児が衝撃の告白 京都の小学校教師に 府警、児相への通告検討


 京都市内の小学6年の男児(12)が、通学する市立小学校の教師に「大麻を吸った」と話していることが9日、京都市教委などへの取材で分かった。学校側は市教委に連絡するとともに京都府警に通報。

 府警も事実関係の確認を始めた。府警によると、平成17年以降の過去10年間で大麻取締法違反で小学生が摘発された事例は全国的にないという。

 関係者によると、京都市内の小学校の教師が10月中旬、小学6年の男児の様子が不審だったことから問い詰めたところ、男児は「たばこを吸っていた」とした上で、「大麻を吸ったこともある」と説明した。

 大麻吸引についての男児の説明は経緯や方法などがある程度、具体的だったという。事態を問題視した学校側は、男児から説明を受けた日に府警に相談、市教委にも報告した。


というものや。

大麻は入り口で、その後に覚醒剤へと繋がることは周知の事実や。そして、大麻は簡単に手に入るという代物やない。それが小学生にまで及んでいるというのは、かなり深刻な事態やと思う。

当然やが、小学生の子供にまで至るには、その親や周りの大人に使用者がいるはずやさかいな。根は深い。

今回の話は、単に業界の暴露話というだけに止まらず、日本全体の問題として捉えて欲しいという思いでしたものや。身近な危険として。

このまま覚醒剤が蔓延するようなことになると日本は取り返しのつかないことになると危惧する。

最後に、覚醒剤などの禁止薬物の話をするキッカケになったK氏が昨日、3月17日に保釈されたが、本人が弁護士を通じて発表されたコメントの全文を紹介しとく。


http://news.yahoo.co.jp/pickup/6194833 より引用

皆様へ

 この度は、私の犯した罪により、関係者の皆様、ファンの皆様をはじめ、たくさんの方々にご迷惑とご心配をおかけしてしまったことを、心よりおわび申し上げます。

 本来であれば、保釈された直後にも、皆様の面前でおわび申し上げたいと考えておりました。

 しかし、警視庁から、周辺道路の安全を確保する必要があり、そのような振る舞いは差し控えるようにとご指導をいただきました。

 そのため、周辺道路の交通妨害とならないよう、警視庁内から直接自動車で目的地へ向かいますが、持病の糖尿病等の検査・治療のためにしばらく入院させていただく予定であり、皆様に謝罪するための特別な機会を設けることができないことを、ご理解いただければ幸いです。

 今は、皆様を裏切ってしまったことを深く後悔するとともに、これまで応援してくださった皆様のお気持ちに報いるためにも、一から出直し、必ず更生することを決意しています。

 必ず人の役に立つ人間になることを心に誓っております。

 いつか機会をいただき、直接皆様に謝罪したいと切に願っています。


というものや。

覚醒剤使用の再犯率が高いというのを承知の上で、敢えて言うが、ファンの一人として、K氏の言葉を信じたいと思う。

人は、どんな困難に遭遇しても意志の力で必ず克服できることを多くの人たちに証明して頂きたいと切に願う。

人はクスリには負けない。負けてはならないと。



参考ページ

注1.第404回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■元大物プロ野球選手に見る覚醒剤使用問題……新聞業界は大丈夫か?
http://melma.com/backnumber_174785_6336902/


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