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第448回 ゲンさんの新聞業界裏話

発行日 2017. 1. 6


■ゲンさんの初笑いジョーク集 Part 5


正月くらいは笑って頂きたい。楽しい気分に浸って貰いたい。

その思いから、このメルマガでは毎年恒例になった『ゲンさんの初笑いジョーク集』を紹介している。

ここでは、様々な国と地域で使われているジョークをアレンジしているため完全なオリジナルというわけやないが、それなりに楽しめるものになっているとは思う。

人との楽しい会話、営業トークなどの参考にして貰えれば幸いや。

それでは始めさせて頂く。


【他の医者】

担当医師が重病患者に「誰か、呼んで欲しい人はいないかね」と訊いた。

重病患者は、息絶え絶えに訴えた。

「他の医者を……」



【望みは一つ】

大資産家が大勢の客を豪勢な別荘に招き、庭で盛大な宴会を催した。

宴もたけなわとなった時、大資産家が「みなさん、こちらのプール前にお集まりください。このプールは50メートルあります。見事、このプールを泳ぎ切った方には、この別荘を提供します。もしくは、私の後継者と認め一人娘との結婚を許可します。ただし、プールの中には餓えたピラニアを1万匹ほど放ってあります。それでも挑戦したいという勇気のある方はいませんか」と言った。

すると突然、一人の青年がプールに飛び込んで泳ぎ始めた。

客たちは口々に「すごい、勇気ある若者だ」と感心した。

予想通り無数のピラニアが、若者に食いついてきた。若者は血だらけになりながらも必死に50メートルを泳ぎ切った。

大資産家は、誰もそんなバカな挑戦をする者などいないだろうと思って軽い気持ちで言ったことを後悔し始めていた。

「と、ところで、あなたはこの別荘が欲しいのですか、それとも娘と結婚したいのですか?」と大資産家が訊いた。 

「いや、僕はどちらも欲しくありません」と、若者が毅然とした態度で答えた。 
「では、あなたは何が欲しくて、こんな危険な挑戦をされたのですか?」 

「それが僕には分からない」 

「それは、どういうことですか?」 

「誰が後ろから俺を押したんだ!」と、その若者が大勢の客に向かって叫んだ。



【1分待ちなさい】

太郎は算数が大嫌いだった。小学校の授業で大きな数の勉強をしているが、1億がどのぐらいなのか、さっぱり分からない。

宿題を途中でやめて、勉強部屋から外を眺めていると、雲の間から髭を生やした巨大なお爺さんが現れ、太郎に話しかけてきた。

「太郎、何をしているんだね」 

「もしかして神様?」 

「そうだよ。宿題ができないんだね」 

「神様、僕、1億ってどれぐらいか分からないんだ。だから宿題するのがいやになっちゃって。1億年ってどれぐらいなんですか?」 

「1億年か。君にとっての1億年は私にとっては1分と同じだな」 

「へえー。じゃあ1億円ってどれぐらい?」 

「1億円か。君にとっての1億円は私にとっては1円と同じだよ」 

「神様、お願いです。僕、おこづかいが欲しいんです。1円だけでいいんで神様の1円をください。宿題も一生懸命にやります。ママやパパの言うこともちゃんと聞きます」 

「よしよし、1円ぐらいお安いご用だ」 

「わーい! やったー!」 

「じゃ、ちょっと取ってくるから、そのまま、1分ほど待ってなさい」

「はーい!」



【あなたに言われたくない】

母親が娘に言った。

「大声で喚(わめ)いたり、わがままを言ったり、そんなはしたないことばかりをしていると誰もお嫁にもらってくれなくなるわよ」

「でも、私、そんな人と結婚した男の人、一人知ってるわ」

「誰よそれ?」

「お父さんよ」



【そうだったのか】

ある日、幼稚園児の息子が母親に言った。

「ねえお母さん、隣のお兄さんが、どこかのお姉さんと口と口をくっつけてたの見たけど、何でそんなことをするの?」

「それはね、二人は近いうちに結婚するっていうことなのよ」

「そうなんだ。じゃあ、お父さんはもうすぐお手伝いさんと結婚するんだね?」



【おとぎ話】

二人の作家の会話。

「今度小説を書くことにしたんだ」

「ほう、それはどんな小説だい?」

「少年が少女と運命的な出会いをして、燃えるような恋をする話さ」

「恋愛小説だな」

「最後は立派な家を建て、二人でいつまでも幸せな結婚生活を送るんだ」

「何だ、おとぎ話か」



【確認】

二人の男が森を歩いていて一人が急に倒れた。

もう一人の男が携帯を取り出して、救急に連絡した。

「友達が撃たれて死んだようだ。どうしたらいい?」と息を切らしながら言った。

オペレーターは「落ち着いてください。まず、お友達が本当に死んでいるかどうか、もう一度確かめてください」と言った。

「分かった。ちょっと、待ってくれ」

しばらくして、銃声が聞こえた。

電話に戻ると、男が一言。「OK。で、どうすればいい?」



【名文の条件】

ある大学の文学部の学生が教授に「名作、名文とは、いったいどのような作品
で、どんな文章のことを言うのでしょうか?」と質問した。

教授は「名作とは、第一に女性が主人公。次に宗教性。そして、ミステリー性が含まれている作品のことで、名文とは、それを端的に表したインパクトの強い文章のことだろうな」と答えた。

後日、その学生が持ってきた文章には「おお神よ! この子は一体誰の子なのでしょうか?」と書かれていた。



【最後のシーン】

アクション俳優が、橋もロープない、落ちたら即死亡の崖の向こうにいる女優を、崖を飛び越えて助けるシーンの撮影中、「いくらなんでもこんな崖を飛ぶなんて無理だろ? 落ちたら本当に死んじまうじゃないか?」と抗議した。

すると相手役の女優が、落ち着いて言った。

「安心して、これが最後のシーンだから」



【二重の幸運】

記者「墜落した飛行機に乗り遅れて命拾いされたわけですね?」

男「そのとおりです」

記者「幸運でしたね」

男「ええ。でも幸運はそれだけじゃありませんでした」

記者「ほう、他に何が?」

男「家内は間に合ったんです」



【望まれない子供】

子「誰も産んでくれなんて頼んだ覚えはないぞ!」

父「もし頼まれていたら断っていたさ!」



【羞恥心】

若いカップルの会話。

「見て。あの男、あんなブス連れて恥ずかしくないのかしら」

「おい! そんなこと大きな声で言うな! 俺が恥ずかしいだろ! 俺の身にもなってくれ」



【身に覚え】

神様と天使の会話。

「一日一回、人間に神罰を下す事にした」

「良いんですか? 理由もなくそんな事して」

「なあに、こっちに理由がなくったって、神罰を受けた方には思い当たるフシがあるもんさ」



【一番耳にしたくない言葉】

女性で最も多かった回答は『若いうちが花』

スポーツ界では『体力の限界』

ちなみに自衛隊では『これは訓練ではない』



【夫婦円満の理由】

結婚50周年を迎えた老夫婦に地元の新聞社がインタビューした。

「50年間も結婚生活を続けてこられた理由は何ですか?」

「ワシらは新婚旅行でメキシコへ行ったんじゃ。そしてロバを借りて二人で砂漠をのんびりと歩き回った。すると妻の乗ったロバが急にガクンと膝を折り、妻は落ちてしまったんじゃ。

妻は『死にたいの?』と言うと何事も無かったようにロバに乗り、再び散歩を続けた。

するとまたそのロバが急に膝を折って、妻はまた落ちてしまった。妻は『今度やったら殺すよ』と言うとまた何事も無かったようにロバに乗った。

そして三度目に落とされた時、妻は荷物の中から小型の拳銃を取り出して、ロバを撃ち殺してしまったのじゃ。

ワシは、『いくらなんでも本当に撃ち殺すことはなかろうと妻を叱ったんじゃ。そうしたら妻が言ったんじゃよ」

「何と?」

「『死にたいの?』と」

「なるほど」



【味噌汁の味】

1年前に他界した姑女(しゅうとめ)は、とても温和で、嫁に優しい人だった。
しかし、舅(しゅうと)は頑固で意地が悪く、かいがいしく世話をする嫁の行動に、いちいち文句をつけた。

中でも味噌汁については「婆さんとは全然味が違う、なっとらん! 本当に覚えの悪い嫁だ!」と毎日怒鳴りつける有様だった。

ある日、頭に来た嫁は舅に出す味噌汁の中に、こっそりと殺虫剤を入れた。

その味噌汁を一口すすった舅が一言。

「これじゃよ! この味じゃよ!! 婆さんの味噌汁は!!」



【それぞれの死の理由】

天国の門に3人の男が訪れた。

門番の天使がそれぞれの男たちに死んだ理由を訪ねると、最初の一人が答えた。
「私が会社を早退してマンションに戻ると、妻がベッドで死んでいました。家の中を調べてみると見ず知らずの男がベランダの手すりにぶら下がっていたのです。私は、その男が妻を殺したと思って怒り狂い、部屋にあったタンスを持ち上げ、男めがけて投げつけ転落死させました。その後、私も妻の後を追いベランダから飛び降りたのです」

続けて次の男が語った。

「今日は会社を休みだったのでマンションのベランダで、のんびりしていました。すると急に風が吹いて、干していたタオルが飛ばされそうだったので、何とか取ろうとしたのですが、その時、バランスを崩して下に落ちてしまったのです。でも運良く下の階のベランダにつかまることができました。しかし、その部屋の男が私を見つけなぜか狂ったようにタンスを投げつけてきたのです。私は理由が分からないままタンスと一緒に落ちて死にました」

最後の男は、「私は、そのタンスの中に入っていました」と言った。



【安い女】

男が歓楽街を歩いていると、ポン引きが声をかけてきた。

「4万円払ってくれれば綺麗どころを紹介するよ」

「4万円? 高すぎる。せめて1万円にまけろ」

結局商談は成立せず、ポン引きはそのまま立ち去っていった。

後日、男が妻と一緒に夜の歓楽街を歩いていると、いつかのポン引きが現れ、ニヤニヤしながら近づいて言った。

「どうだい旦那、1万円じゃロクな女に当たらないってことが、これでよく分かっただろう?」



【刑務所と会社の違い】

刑務所は、時間に縛られ自由はないが定時で終わる。会社は時間に縛られ自由がない上に望まない残業を強いられる。

刑務所は3度の食事が無料で出る。会社は一食だけで、しかも自費である。

刑務所は真面目に勤めれば早く出られる。会社は真面目に働けばさらに仕事が増える。

刑務所には専用トイレがある。会社のトイレは共用である。

刑務所では税金から経費が支払われる。会社では給料から、その税金が引かれる。

どちらが良いかは一目瞭然である。



【必要な授業】

有名大学の医学部で教授が、複雑な物理について講義を行った。

その時、ある学生が無礼にも教授の話を遮って質問した。

「何でこんな難しいことを学ばないといけないんですか?」

「命を救うためだ」と教授はすぐに答え、講義を続行した。

数分後、同じ生徒が、しつこくまた質問した。

「いったい、どうやったら物理が人間の命を救えるって言うんですか?」

すると教授はこう答えた。

「物理は君のような出来の悪い生徒を医学部から追い出せるからだよ」



【白人と黒人の会話】

「神サマが黒人をどうやって作ったか知ってるか? 石炭とクソを混ぜたんだとさ!」

「白人を神サマがどうやって作ったか教えてやろうか? 黒人と同じだよ。ただし石炭抜きでな!」



【自白】

独裁者が警察署長を呼び付けていった。

「ワシの腕時計が見つからん。誰かが盗んだに違いない。すぐに犯人を捜し出せ」

「分かりました」

その後、腕時計は独裁者の机の中から出てきた。

「もういいよ署長。腕時計は見つかった」

「遅すぎます閣下。すでに20人の容疑者を逮捕しましたが、全員が犯行を自白しています」



【一つの墓に二人】

土葬専用の墓標に、「誠実な男、そして政治家だった男、ここに眠る」と書かれていた。

その近くを通りかかった男が言った。

「これは珍しい。一つの墓に二人も埋めているなんて」



【最後の願い】

電気椅子で死刑が執行される死刑囚に牧師がやさしく言った。

「死ぬ前に何か願いごとがあったら言いなさい。望みを叶えてあげます」

死刑囚が答えた。

「私は緊張すると手の震えが止まらないのです。どうか、このまま刑の執行が終わるまで手を握っていてください」



【覚悟】

刑務所長が新任の看守に覚悟のほどを訊いた。

「ここにはタフな連中ばかり入れられているんだ。君に務まるかな?」

「任せてください。囚人には徹底的に厳しく接します。言うことを聞かない奴がいたら、容赦なくムショから叩き出します」



【王の条件】

教師と生徒の会話。

「百獣の王はライオン。では魚の王は何かな?」

「はい、アジです」

「どうして?」

「歴史で習いました。死んでミイラになるのは王様だけだと」



【間違い】

「君、結婚指輪をはめる指を間違えているよ」

「いいのよ。私たちの結婚も間違っていたんだから」



【説明】

「あの峠道はね、別名『フラワーロード』と呼ばれてるんだ」

「素敵、たくさんのお花が咲いてるのね」

「いや、単に死亡事故が多いだけなんだ」



【粋な計らい】

「ちょっとスチュワーデスさん! 席を変えてちょうだい」

混んだ飛行機の中で、白人の中年女性客が叫んだ。

「何かありましたか?」

「私は黒人なんかの隣には座りたくないのよ! こんな人迷惑だわ」

女性の隣では、黒人男性が憮然とした顔で座っている。

「お客様、少々お待ち下さいませ。空いている席を確認してきます」

乗務員は足早に立ち去り、周囲の乗客はざわざわとして不穏な空気が流れた。

しばらくして乗務員が戻って来た。

「お待たせしました。ファーストクラスにひとつ空きがありますので、どうぞそちらへ。本来ならこういうことはできないんですが、隣の席がこんな人では確かに迷惑でしょうと、機長が特別に許可しました。さ、どうぞ」

周囲の乗客は、にこやかに黒人男性を見送った。



【マヌケ】

父と子の会話。

「お父さん、マヌケって何?」

「マヌケとは、自分の考えをわけの分からない長ったらしい言葉で説明して伝えようとしているのだが、その話を聞いてる相手に何を言っているのか分かってもらえない人のことだよ。分かった?」

「分からない」



【有り難い、お言葉】

ある信心深い男がいた。

その男は、昔からローマ法王に是非会いたいと思い続けていた。

ついに念願が叶ってイタリアに行った男は、長年の夢を果たそうと高級な服を着て、サン・ピエトロ寺院の群集の中に紛れ込んだ。

良い服を着ていれば、ローマ法王が自分に気づいて話しかけてくれるのではないかと思った。

ローマ法王は、ゆっくりと人々の前を歩きながら、穏やかな笑みを浮かべて一人の乞食に何かを語りかけると、男には見向きもせず通り過ぎていったのである。

男はとても反省した。良い服を着て法王の目に留めてもらおうなんて、自分はなんて、はしたない考えを持っていたのだろうと。貧しき者にこそ、偉大なる聖職者は慈悲深き目を向けるものなのだと。

一計を案じた男は、先程の乞食に頼んで、千ドルで自分の服と乞食の服とを交換してもらうことにした。

次の日、また法王が人々の前を通りかかった。

すると法王は、乞食の服を着た男に近づき、耳元で囁いた。

「昨日、目障りだから消え失せろと言ったはずだぞ」



【無駄な体罰】

母親が息子の部屋を掃除しているとベッドの下から、いかがわしいSM本が大量に出てきた。

めくってみると息子はどうもM(マゾ)らしい。

ひどく動揺してしまった母親は父親が帰ってくると、その本を見せて相談した。
「いったい、どうしたらいいのかしら?」

父親が答えた。

「やつを殴って叱っても無駄な事だけは確かだな」


以上や。

どうやったかな。楽しんで貰えたやろうか。

ジョークはTPO、Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場合)のタイミングを上手く見計らって使う必要がある。また使うてもええ人間とダメな人間の区別もな。

それを間違えると、場が白けたり、とんでもない空気に包まれたりすることがあるさかい注意することや。

まあ、基本的には気心のよく知れた仲間内とか、冗談の通じる相手に対してのみ使うように心がけていれば大丈夫やとは思うがな。


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