新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.1329 新聞の契約について


投稿者 匿名希望さん  投稿日時 2015. 3.26 PM 8:09


はじめまして、よろしくお願いします。

突然で恐縮なのですが、質問です。

本日(2015.3.26)、拡張員の勧誘が来て4月から6月の3ヶ月間の契約をすれば今年1年間は勧誘などは来ないようにするということで契約してしまいました。

この際、拡張員の人が「6月末日まで新聞が届き、7月1日から勝手に配達が止まる」と言っていたのですが、契約書には「購読契約の満期終了前に購読終了の意思表示がないときは継続購読とします」との書き込みがあり、3か月過ぎても続いてしまうのではないかと不安になりました。

拡張員の方は3ヶ月のみで更新の気がない利用者であることは、販売店に報告など行うものなのでしょうか。

クーリングオフなども考えたのですが、洗剤や商品券を受け取ってしまい3ヶ月間だけならとってもいいかなとも考えています。

もし、自動更新になる場合はどのように講読終了の意思を満期のどのくらい前に、どこに伝えるのが良いのでしょうか。

ちなみに、支払いは集金にしました。

初投稿で大変つたない文で申し訳ありません。ご回答いただければ幸いです。


回答者 ゲン


『3ヶ月間の契約をすれば今年1年間は勧誘などは来ないようにするということで契約してしまいました』というのが、あんたにとって、どれだけの比重があるのか分からんが、その拡張員の言うとるのは間違いや。そんなことはあり得ないと言うとく。

正しくは、『3ヶ月間の契約』をしている間は、その新聞の販売店から新規の新聞勧誘に来ることはないというだけのことや。

これは業界の「現読拡張禁止」ということがあるからや。ただ、継続契約の依頼なら、その新聞販売店から来ることはあるがな。

また『3ヶ月間の契約』をしている間は、その新聞の販売店から拡張員が新規の新聞勧誘に来ることはないが、それ以外の新聞の拡張員は別や。今までどおり、やって来る。

当たり前やが、契約した新聞以外の拡張員にとっては、あんたは相変わらず勧誘のターゲットでしかないさかいな。

「現在、、○○新聞を取っているので無理です」と言えば、あきらめるやろうという考えも甘い。そういった連中は必ず、「その○○新聞の契約が終わった後からの契約をお願いします」と言うはずや。

あんたが、過去に他の新聞を購読していた経験があるのなら、それほど今と変わりはないやろうが、今回初めて新聞の購読契約をした場合、今までとは格段の違いで拡張員が頻繁にやって来る確率が高くなるやろうと思う。

「他の新聞と契約したのなら、うちとも契約するはずや。いや、させて見せる」と意気込むのが普通やさかいな。

あんたが『今年1年間は勧誘などは来ないようにする』からというのを真に受けて契約したのなら、そういうことは考えられない。ウソやと断言する。

それでは話が違うから嫌だということなら、クーリング・オフをするしか方法はない。

幸い、あんたは『本日(2015.3.26)』に契約したということやから、クーリング・オフの有効期間の8日間以内、つまり4月2日までなら文書で、相手方の新聞販売店に通告すれば可能や。

その詳しい方法は『ゲンさんのお役立ち情報 その8 クーリング・オフについての情報』というのがあるので、その気があるのなら参考にして貰えればと思う。

『拡張員の人が「6月末日まで新聞が届き、7月1日から勝手に配達が止まる」と言っていた』というのは、たいていはそのとおりになることの方が多い。

『契約書には「購読契約の満期終了前に購読終了の意思表示がないときは継続購読とします』というのは、ありがちな文言やが、それは「自動継続契約」のことや。

確かに、放っておけば勝手に新聞が続けて届けられる可能性はある。

しかし、この「自動継続契約」には何の法的拘束力もない。あんたが嫌なら、いつでもその新聞を止めることができる。「もう新聞を配達しないで欲しい」と言うだけでええ。

契約に拘束力があるのは期間が決められているからや。あんたの場合やと、『4月から6月の3ヶ月間』というのが、それになる。

その期間内での契約解除は簡単にはいかんが、その契約期間が過ぎれば、新たな契約を結び直さない限り、その契約に縛られることはない。

「自動継続契約」に効力がないということは、どこの新聞販売店でも知っているから、普通は契約が切れる前に継続契約の依頼をするケースが多い。それが叶わなかった場合、契約が終了した後からでも契約を求めて拡張員が勧誘にやって来るやろうと思う。

それ故、『3ヶ月間の契約をすれば今年1年間は勧誘などは来ないようにする』というのは、間違うとると言うてるわけや。そんなことが拡張員にできるわけがない。また、そんなことを本気でやろうとするアホな者もおらん。

そう言えば、あんたが契約をするやろうと考えただけのことや。それ以外に理由はない。

『拡張員の方は3ヶ月のみで更新の気がない利用者であることは、販売店に報告など行うものなのでしょうか』という者などおらん。皆無に近い。

そのことを販売店に伝えても拡張員にとっては何の得にもならんどころか不利益にしかならんさかいな。

普通に考えて、自分の取ってきた契約者が『3ヶ月のみで更新の気がない』と伝えるのは、その販売店に「あまりええ読者やないけど、それでもよろしいか」と言うに等しいことやからな。

そんな報告をするのはバカげとるわな。むしろ、ウソでも『これからもずっと取ってくれる優良読者』やと報告することの方が多い。自分の値打ちを上げるためにな。

『クーリングオフなども考えたのですが、洗剤や商品券を受け取ってしまい3ヶ月間だけならとってもいいかなとも考えています』ということなら、そうされたらええ。

『もし、自動更新になる場合はどのように講読終了の意思を満期のどのくらい前に、どこに伝えるのが良いのでしょうか』というのは、継続契約さえせえへんかったら普通はそのまま新聞の配達は止まるさかい問題ないが、止まらんかった時点で、その販売店に連絡しても遅くはない。

ただ、新聞販売店の中には、「自動継続契約」に効力がないということを知らず、「1日でも過ぎれば新たな契約を結んだと同じことだ」とわけの分からんことを言い出す輩も稀におるとのことやから、そういうのと面倒を起こしたくないといのであれば、契約が切れる前日か2日前に確認の意味で「契約が終了しますので、○月○日以降は新聞を配達しないでくださいね」と、その販売店に連絡を入れておけばええと思う。

以上や。分かって貰えたやろうか。


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