新聞勧誘・拡張問題なんでもQ&A

NO.1349 クーリングオフと粗品の返品の方法について


投稿者 Yさん  投稿日時 2015. 7.16 AM 9:15


はじめまして。

新聞のクーリングオフについて検索していたところ、こちらに辿り着きました。

Y新聞で、契約を取る営業の方だと思うのですが、人柄はとてもよく話しやすい方でした。

しかし金銭的にも余裕がなく、何度か来てもずっとお断りしていたのですが、先の契約でよい、都合が悪ければ伸ばせる(ずっと伸ばすこともできる)、月の半分とか休んで支払金額を減らすこともできる、ということで、1時間近く話して根負けして冬からで契約してしまいました。

しかしやはり金銭的に厳しいのは変わらず、また、都合が悪ければ伸ばせる云々も口頭でしかないので、実際その時にそうできるかは分かりません。

たとえば契約をした時の担当の方が異動になった場合とかどうなるのでしょうか。

しかも延長の可能性ありと書いておきます、と言っていましたが、私の控えには記入がないので書かれていないと思います。

なのでクーリングオフをしようと思うのですが、かなりの量の粗品を置かれていきました。

返品する際に、こちらから販売店に持ち込みしてもいいのでしょうか?

引き取りもあると聞きますが、できれば家に来てほしくないのです。

着払いも量が相当なので、箱に詰めるのが大変です。

その場合は、クーリングオフのはがきをだしてから、翌日に持っていっても問題ないでしょうか?

それとも、はがきに持ち込みする日を記載して、はがきが届いてからのほうがよいのでしょうか?

どうかご助言をお願い致します。

(日曜日に契約してしまいました。お早めに回答いただけると助かります。)


回答者 ハカセ


『日曜日に契約してしまいました』ということですと、クーリング・オフの有効期間内までにゲンさんからの回答を貰うのは厳しいので、私(ハカセ)が答えさせて頂きます。

あなたの場合、契約日が7月12日で、クーリング・オフの有効期間は7月19日までとはなっていますが、クーリング・オフは文書での通知でないと法的効果がなく、一般的には日本郵便(JP)の窓口で送付手続きを取ることになっているため、今日と明日しか、その余裕がありませんので。

『金銭的にも余裕がなく』という理由で、クーリング・オフをされたいのでしたら、特に反対はしません。クーリング・オフは消費者の権利ですから自由にされたらよろしいかと思います。

ただ、それが『都合が悪ければ伸ばせる云々』というのは、多くの場合、事実です。というか、むしろ、契約が履行されて、途中で休止や延期を拒む販売店の方が希です。

ですから、『先の契約でよい、都合が悪ければ伸ばせる(ずっと伸ばすこともできる)、月の半分とか休んで支払金額を減らすこともできる』というのも、あながち嘘とは言えません。

『都合が悪ければ伸ばせる云々も口頭でしかないので、実際その時にそうできるかは分かりません』というのも、確率的には本当のことを言っている場合が多いと思います。

『しかも延長の可能性ありと書いておきます、と言っていましたが、私の控えには記入がないので書かれていないと思います』というのが、あなたの不信感を買う結果になっているようですが、その点については擁護できません。

『延長の可能性ありと書いておきます』と言ったのなら、そうしておけば良かったと思いますけどね。

途中解約するというのなら別ですが、この業界は延長に関しては、どこの販売店でも気楽に応じるのが普通ですからね。

いずれにしても、クーリング・オフをすると決められたのなら、その方向でアドバイスさせて頂きます。

『返品する際に、こちらから販売店に持ち込みしてもいいのでしょうか?』については、もちろん構いません。

『その場合は、クーリングオフのはがきをだしてから、翌日に持っていっても問題ないでしょうか?』というのも、それで良いと思います。

「昨日、クーリング・オフの書面を送付させて貰いましたので、頂いた景品類をお返しします」と言えば、よろしいかと。

その際、できればリストを紙に書いて持って行き、確かに受け取ったという証のサインを貰っておいた方が良いでしょう。後で、渡した貰っていないという揉め事を事前に防ぐためにも、そうされることを勧めます。

『それとも、はがきに持ち込みする日を記載して、はがきが届いてからのほうがよいのでしょうか?』というのは、その必要はないでしょう。

そうすれば、その販売店は担当者に、そのことを伝えるでしょうから、伝えられた担当者は契約を失いたくないと考え、あなたの家に行って翻意を促す可能性もありますので。

『家に来てほしくない』のであれば、直接、その販売店に返品しに行かれた方が良いでしょう。それで何事もなく終わると思います。

後は、今からクーリング・オフの手続きをされるか、明日にされるかだけだと思います。

ただ、念のために、当サイトの『ゲンさんのお役立ち情報 その8 クーリング・オフについての情報』 をよく見られて、抜けのないように注意されるよう申し添えておきます。


白塚博士の有料メルマガ長編小説選集
月額 216円 登録当月無料 毎週土曜日発行 初回発行日 2012.12. 1

ゲンさんの新聞勧誘問題なんでもQ&A選集 電子書籍版パート 
2011.4.28 販売開始 販売価格350円
 

書籍販売コーナー 『新聞拡張員ゲンさんの新聞勧誘問題なんでも選集』好評販売中


ご感想・ご意見・質問・相談・知りたい事等はこちら から


Q&A 目次へ                                 ホーム