メールマガジン・ゲンさんの新聞業界裏話・バックナンバー

第384回 ゲンさんの新聞業界裏話


発行日 2015.10.16


■ゲンさんの営業に役立つ名言集 その2


相変わらず、当メルマガの文章が長すぎるというメールが寄せられてくる。

勧誘営業について勉強したいので読みたいんやけど長くて、しんどい、疲れると。

そういう方のために『第378回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■ゲンさんの営業に役立つ名言集 その1』(注1.巻末参考ページ参照)というのを始めたが、今回は、その続編ということになる。

これは今までにメルマガで話した『ゲンさんの名言集』や『ゲンさんの深イイ話』の中から『ゲンさんの営業に役立つ名言集』と題して、新聞勧誘営業に特化した言葉を集めたものや。

これであれば、比較的短いさかい読むのに、それほど苦にはならんのやないかと思う。

もっとも、なぜその言葉が、その場所で語られているのかといった詳しい経緯や理由が知りたいという方は、それぞれの言葉の末尾に参照ページを掲載しているので、それで確認して頂くしかないがな。

それでは始めさせて頂く。


ゲンさんの営業に役立つ名言集 その2  65撰


何より人は必要に迫られれば、必ずそのための工夫をしようとするもんや。人類の歴史は、そうして作られてきたし、今後もそうなると信じる。(メルマガ第153回より)


時代が変われば、それに合わせた売り方、顧客への接し方に変えなあかん。(メルマガ第154回より)


営業熱心な人と感じて貰えるか、迷惑な人間と受け取られるかの違いで、その評価が大きく分かれる。そのあたりが営業の難しい所でもあり、腕の見せ所でもある。(メルマガ第155回より)


思うような結果を導き出したいと思えば、あまり感情的にはならず、相手を立てソフトに対応した方が得策やということやな。(メルマガ第159回より)


先にそうした場合の結果を想像することを勧める。やってしまってから、起きてしまってから、その事を悔いても遅いさかいな。(メルマガ第171回より)


上手い話やおいしい話には、必ず裏があり、落とし穴がある。甘い話には辛い結果が待っている。そう考えて用心した方がええ。結果的にそれが身を守ることになると思う。(メルマガ第172回より)


最初に「隠し球」を「決め球」として使うべきやった。特に、自らが力量的に劣勢と自覚しているのであれば戦いを仕掛けた方は先手必勝、初回に大量点を稼ぐ戦法に出ないと勝ち目はない。勝負事とは、そんなものや。(メルマガ第183回より)


確かにウソはあかん。しかし、「嘘も方便」ということわざがあるとおり、ウソをつくことで救われるケースがあるのなら、誰も傷つかないという条件さえクリアできれば、そうしても別に構わんと思う。(メルマガ第185回より)


美味しいエサを蒔けば客が釣れると考えとるようでは救いがない。漁師でも魚を捕る時には、ただ闇雲にエサを蒔いて魚を呼び寄せているわけやない。

魚の置かれた環境を考え、生態、習性を熟知し、その時々の状況に合わせて漁をしとる。考える力の弱い魚ですら、そこまでせなあかんのに、人間相手なら尚更やと気がつかなあかんわな。(メルマガ第191回より)


ワシの示しているのは、一つの情報で、それを活かすも殺すも、勧誘する本人次第やと考えといて欲しい。(メルマガ第195回より)


何でもそうやが、手は打てるときに打っておかなあかん。(メルマガ第196回より)


勧誘の現場では、勧誘する者が、まさしくその新聞の顔、代表なわけや。極端なことを言えば、その勧誘員次第で、その新聞の評価が変わると言うてもええ。

好むと好まざるに関わらず、勧誘員というのは常に責任のある立場に立たされとるわけや。もっとも、それに負担やプレッシャーを感じて萎縮する者は大成せんが、それにやり甲斐を感じる者は間違いなく一流になれる。(メルマガ第199回より)


知らないことは知らないでええわけや。知っていることだけを自信を持って話す。それが結果として説得力を生む話になる。(メルマガ第199回より)


何事も謙虚な姿勢になって実態を把握してから物事に対処せな、現状を打破することも先に進むこともできるはずがない。慢心、傲慢さからは何も生まれない。(メルマガ第200回より)


営業は成約したら終わりやない。その先がある。(Q&ANO.1005より)


「あしたのジョー」と同じで、あしたのために「その1」、「その2」を順番にマスターしてから先に進むことや。それが遠回りなように見えて一番早い物事の会得法やと思う。(Q&ANO.1005より)


勧誘員というのは、当たり前やが、契約を得ることが最大の仕事やさかい、すべての言動が、それにつながっていると考えとくべきや。(Q&ANO.1020より)


先がないと思えば無理して焦る。(Q&ANO.1026より)


あまり、周りからの固定観念や雑音、情報に惑わされず、あんた自身の目で見て判断することや。(Q&ANO.1026より)


確かに、新聞販売店にとって客は大事や。しかし、言いがかりや難癖つけて金をせしめようという輩は百害あって一利なしやから、そういうのまで客と考える必要はないと言うとく。(Q&ANO.1031より)


どんな場合でも言葉使いは、あくまでも丁寧にな。自分が正しいと考えるあまり、つい激しい口調になる者がいとるが、事の善悪よりも、それを問題にされる場合があるから気をつけとくことや。(Q&ANO.1031より)


教えてくれないという不満を言う前に、どうすれば教えて貰えるかということを考えるべきやないかな。(Q&ANO.1032より)


逆説的な言い方やが、相手を自分の望むように仕向けるには、自らがその相手の望むような人間になることやと思う。(Q&ANO.1041より)


営業の仕事は、相手に品物を買って貰う、契約して貰うということがすべてや。それが成って「勝った」と言える。相手と揉めて喧嘩をして怒らせた挙げ句、買って貰えない、契約して貰えないということになれば、それは「負けた」ということを意味する。

つまり、怒るという行為は、ワシらの仕事では「負け犬の遠吠え」にしかならんということや。(Q&ANO.1042より)


ええことも悪いこともデータの蓄積として捉えとるということや。そして、それをどう活かすかということに重きを置く。(Q&ANO.1042より)


何でもそうやが、自分本位で物事を考え、優先するのは間違いを生むもとやさかいな。心することや。(Q&ANO.1043より)


上手くいっている方法には、必ずそれなりのええ所、利点というのがある。(Q&ANO.1044より)


すべてはアリやと考え、そこから自分にできる方法を少しずつでええから見つけていくことや。それが結果として成功する一番の近道やと思う。(Q&ANO.1044より)


未来を憂うあまり、今何もできんと躊躇したり、あきらめたりする者には、その未来すらない。(Q&ANO.1052より)


何事も決断するには勇気がいる。しかし、男が一旦、決断したら、その道を信じて突き進むことや。そうすれば、必ず道は開けてくる。(Q&ANO.1052より)


確かに、この業界は厳しい。しかし、どんなに厳しいところでも生き抜く術は必ずある。人間の世界とは、そんなものや。あまり深刻に考える必要はない。(Q&ANO.1052より)


いろんなことを知り、いろんな方法を試み、それでもこれやという方法は、まだ見つかっていない。それが営業やと思う。難しいが、それがワシにとっては面白い。(Q&ANO.1053より)


この拡張の仕事に即決を求めて、すぐ成果の上がる方法はないかとは良く訊かれるが、それはないとしか言いようがない。今よりは良くなるかも知れん方法ならあるがな。(Q&ANO.1056より)


その客を喜ばせるには、その客のことを良う知るしかない。(Q&ANO.1057より)


ゴールは遠い。もっとも、そのゴールがあるのかすら怪しい世界やがな。新聞勧誘に限らず営業とはそんなものやと思う。(Q&ANO.1057より)


辛いときに笑うというのは確かに難しい。しかし、営業員ならそれができんようではあかん。(Q&ANO.1058より)


人を説得、納得させるには、やはりそれなりの勉強をして理論武装をしとく方がええ。(NO.1064より)


参考にするというのは、そのまま応用、実行するのではなく、自分なりの方法に変えることや。(Q&ANO.1068より)


相手にどういう印象を持たれるかは、その人間の責任やと思う。何でもないことかも知れんが、それが意外に大きいことやとワシは常に考えとるがな。(Q&ANO.1072より)


社会は契約事を簡単に破る人間を受け入れるほど甘くはできていない。(Q&ANO.1075より)


人間謙虚な気持ちをなくしたらあかん。同じ謝るのなら、真摯な姿勢で素直に謝っておくことや。(Q&ANO.1094より)


良い考え、方法には学べばええし、悪いと思えるものは反面教師にして貰えればええ。活かし方は人それぞれや。(メルマガ第206回より)


人にとって役に立つ事、役に立つ物というのは、人それぞれで違う。同じ物でも利用の仕方、役立てる方法はいろいろある。(メルマガ第218回より)


人には信用というものが必ずついてくる。それは拡張員といえども一緒や。世の中、信用されん人間は何をやっても成功しない。(メルマガ第227回より)


最も効果があるのは、その客に気に入られることやと思う。「あんたには負けた」、「あんたやから契約するんや」と言わせられるくらいにな。(メルマガ第227回より)


知識は生かしてこそ値打ちがあるわけで、知っているだけでは、ただの自己満足にしかならん。(メルマガ第241回より)


人が最も好感を持つ相手というのは、自分に対して感謝してくれる人間やさかいな。(メルマガ第245回より)


その善し悪しにかかわらず、他人のやり方や考え方を知るというのは、それなりに意義のあることやと思う。(メルマガ第248回より)


そのクレーマーに、「なるほど、そんな問題点がありましたか、それについては一緒に解決しましょう」という態度で接すればええわけや。そのクレーマーの味方になるという感じでな。そうすることが、人の心を掴む秘訣やと思う。(Q&ANO.1104 より)


人生に早いも遅いも、若いも歳を食っているもない。スタートするのは、どの時期であっても遅くはない。問題は気持ち、考え方次第や。あんたができると思えば何でもできるし、できんと考えれば何もできん。それだけのことやと思う。(Q&ANO.1104 より)


逃げたり投げ出したりしてあきらめる者には何も起こらない。(Q&ANO.1104 より)


客は心でつなぎ止めるということを考えるべきやないかな。(Q&ANO.1106 より)


何か事を起こそうとする場合、その利点、メリットばかりに目を向けすぎたら失敗する。欠点、リスクについても、ちゃんと把握しとかなあかんということや。(Q&ANO.1107 より)


何でもそうやが、成功は失敗の積み重ね、連続があって初めて達成できる。失敗を恐れたり嫌がっていたりしたら、成功などあり得ない。そう思うがな。(Q&ANO.1109 より)


営業とは自分自身を売って客に喜んで貰うという考えを基本として持つことや。それさえ心得ていれば自ずと、その場、その場でどうすればええかが見えてくると思う。(Q&ANO.1115 より)


拡張に限らず、すべての営業職で契約を上手く上げる方法を知りたいというのは、営業員全体の永遠のテーマであり、誰もがそれを追い求めている。(Q&ANO.1121 より)


どんな仕事でもそうやが、ものにするまでは少しずつ覚えていくしかないと思う。あまり焦らんことや。(Q&ANO.1122 より)


いろいろなタイプの人から契約を上げるには、それに応じた勧誘方法、勧誘トークを会得して磨く必要がある。

例えて言えば、プロ野球のピッチャーがストレートとカーブだけで勝てていたものが、勝てなくなった場合、フォークなりスライダーなりを覚えることで、また勝ち出すというのに似ているわけや。(Q&ANO.1126 より)


たいていの場合、他人の上手くいった方法というのはあまりアテにならん。ただ、上手くいった方法からヒントを得て、自分なりの方法を考え出すというのはアリやけどな。(Q&ANO.1126 より)


起きてしもうたことは仕方ない。問題は、それを教訓としてどう活かしていくかや。(Q&ANO.1135 より)


人はそれぞれ価値観が違うから、何をもってベストかというのは決めにくい。特に営業するのなら、相手の価値観について理解するよう努める必要がある。営業では売る側ではなく、買う側の都合や気持ちを優先せなあかんさかいな。
(Q&ANO.1138 より)


営業の方法は数限りなく存在する。一つの営業方法では、それに合う人しか確保することはできん。「客とはこんなものや」という固定概念は捨てた方がええ。いろんな人がいるということを熟知した上で、その時々に合わせたベストな方法を選択することやとワシは考える。(Q&ANO.1138 より)


営業の本質は自分の信じているものを自信をもって売り込むことやさかいな。自分自身でええと思えないものを売り込んでも相手には何も響かん。(Q&ANO.1138 より)


営業とは人相手にするものやから、その人それぞれに合わす必要がある。極端に言えば、どんな人にも迎合できるような懐の深さが必要になるということや。(Q&ANO.1138 より)


営業時に自分の主義主張、考えを表に出すようなことをするのはまずい。(Q&ANO.1138 より)


営業では新聞の良さをアピールはしても相手の考えを否定したらあかんということや。それより何でも、「ごもっとも」と太鼓持ちに徹する方がまだええ。お世辞やヨイショなどを駆使するのもアリや。

営業している時は、自分の理想とか主義主張は忘た方がええと言うとく。(Q&ANO.1138 より)


以上や。

どうやったかな。心に響くものがあったら嬉しいが、例えなかったとしても読んで頂けただけで十分やと思う。

言葉の持つ力というのは多くの人が考えているより大きいし、強い。

人類は言葉を得、それを進歩させることができたからこそ、地球上の生物の頂点に立ち君臨することができているわけや。

その言葉を駆使しているワシら勧誘員は、その誇りを持って仕事するべきやと思う。人類最強の武器を使っているのやと。

もっとも過度な誇りや自信からは何も生まれんがな。適度な謙虚さも必要や。

今後も折りがあれば、このシリーズは続けていきたいと思う。



参考ページ

注1.第378回 ゲンさんの新聞業界裏話 ■ゲンさんの営業に役立つ名言集 その1
http://siratuka.sakura.ne.jp/newpage19-378.html


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