ゲンさんの勧誘・拡張営業講座
第1章 新聞営業の基本的な考え方
法律・規則編
その7 規則についての考え方
拡張員は法律とは別に、所属拡張団からの指示、入店販売所のルールや規則は厳守せなあかん。実は、拡張員が一番優先するのが、これや。法律に違反する者はおっても、この規則に逆らう拡張員は少ない。
新聞社からの指示や通達もあるが、それは直接、拡張員が聞くもんやない。拡張団、販売所経由で知らされる。
規則については、それぞれの所属で違いはあるが、拡張団ならノルマの確保と不良カードの禁止、団への損害行為が御法度やというのは全国共通や。
販売所では、拡張区域厳守、現読拡張禁止、拡材使用上限厳守、不良カード禁止、客への迷惑行為禁止、拡禁厳守などは守らなあかん規則となっている。
営業の仕事に従事する者は、成績やノルマというものは避けることが出来ん。営業で成績の悪い者やノルマの達成出来ん奴は惨めな扱いを受ける。
大抵の拡張団の事務所には、営業成績グラフのようなものがある。毎朝、朝礼の時間に、その成績の悪い拡張員がやり玉に挙げられることが多い。
営業を仕事に選んだ限りそれは仕方ない。営業は成績が何よりも優先する。真面目に頑張りましたけど駄目でしたは通用せん。叱責されるだけやなしに、金にならんからめしも食えんようになる。
拡張員の中には、それらが耐えられんとてんぷらや、喝勧、後爆なんかの不良カードに走る者もおるけど、そこまで、せんとあかんほど追い詰められるんやったら、この仕事は辞めた方がええ。
そういうことを続けてても、その拡張員が良うなることはない。例え、一時的に不良カードで凌げたとしても確実に破滅する。そんな連中は腐るほど見て来た。
どんな仕事にも向き、不向きというのがある。不良カードに走る人間は拡張には向かん。
せやけど、そんな拡張員も実際に多いやないかと言う者もおるかも知れんけど、それは、インターネットの世界で目立つだけで、実際は、そういう人間は淘汰されて行ってるのが現状や。
これだけは、はっきり言えるが、時代は確実に変わりつつある。それに、気づかん人間は滅ぶしかない。いつまでも、昔のやり方では通用せんということを知らなあかん。