ゲンさんの勧誘・拡張営業講座

第2章 新聞営業の実践についての考え方 

拡張ターゲット編 

その1  拡張ターゲットについての考え方


新聞を読むのに資格や条件は必要ないから、ほぼ総ての人間がそのターゲットに成り得る。

総ての人間がターゲットになるからと言うて、誰にでも同じようにアタックするというのでは営業は難しい。特に新聞営業は一般に嫌われてる分だけ尚更や。

初心者のうちはそれでもええかも知れん。どういう購読客がおるかまだ良う分からんやろうからな。下手な鉄砲も数打ちゃ当たる式でもタマには本当に命中することもあるからな。

しかし、ある程度、慣れたら、それだけではしんどいことに気付く。普通は、人によって得手不得手というのが自然に出来る。

今回は、購読客についてのターゲットを考えて見ようと思う。客の種類やな。

しかし、これは厳密に言えば人間の数だけそれぞれ違うアプローチが必要なんやが、そんなことを総て説明出来るわけもないから、ある程度、便宜的に客を識別した上で個別に対応を考えなあかんやろと思う。

一応、この業界で識別されとる客層というのを説明する。

集合住宅。アパート、マンション、公団での客層や。これも、賃貸から所有物件までいろいろある。この中で、比較的低家賃層の集合住宅をガサと呼ぶことがある。

また、億ションと呼ばれる高級マンションなんかもあるから、一概に、一緒には出来んけど、共通点もあるから、一応、一括りとしとく。

一戸建て住宅。ここも、同じで賃貸から所有物件までいろいろや。地域毎でも違いがある。当然、住人もいろいろやが、ここでの説明も一緒にする。

商店。これも、相手の仕事内容や商売により、当然ながら、アプローチ方法も違ってくる。

会社関係。これも幅が広いが、心得は知っておいた方がええ。

その他として、ホテル、旅館、銀行、病院などの特殊な場所での営業にも触れておく。

これらは、当然のことやけど、誰がトライしても同じになるということはない。拡張員もそれぞれなら、顧客もいろいろや。

ただ、ワシはターゲットは絞ってた方がええと思うから、これならやれるかも知れんという方法でアタックしてみたらええ。まずは、得意とする客層を確保することから始めることやな。

そうしとるうちに、ワシのように長く続けとると、いろんな客に自然と出会うようになり、自分なりの営業方法というものが分かってくるやろと思う。


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